私のコロナとワクチンの記録
これまで新型コロナワクチンについては、自治体から通達があるたびに接種してきました。
2021年に2回、2022年にも2回、2023年10月に1回の計5回を接種しています。接種の銘柄は自治体で決まっていてほとんどがファイザーで3回の後、モデルナ2回。副反応はファイザーが軽め、モデルナが少々強かった記憶があります。
しかし2023年10月の接種が最後。2024年の秋ごろ、濃厚接触の疑いがあり微熱と倦怠感が強くてちょっと罹ったかな…ということがありましたが、2025年の8月は経路不明ですがガチ罹患。熱は数日で下がったので病院には行きませんでしたが、その後、嗅覚が0%になったり頭の動きが悪くなったりとイヤーな後遺症が残りました。

肺炎などの重症化も困りますが、後遺症(Long Covid:ロングコビッド)もやっかいです。私の場合、8月の罹患で身体にダメージが残っている可能性があるなか、再罹患するとどんな恐ろしい状態になるか分かりません。また、コロナの抗ウイルス薬(ゾコーバとか)もそこそこ有効とも聞きますが、いかんせん高額です。
というわけで、今年は冬場に新型コロナが流行する前にワクチンを接種することにしました。インフルエンザの抗ウイルス薬は安くてすぐ効くので、今年はインフルのワクチンは見送りです。
どのワクチンがいい?
今はコロナワクチンも選択肢が増えていて、それぞれに特徴があるようです。
コミナティ®筋注(ファイザー)
- ワクチン型式:mRNA
- 対応株:LP.8.1
- 強み:世界最多の接種実績。安定した効果と安全性
- 弱み:接種後の発熱・倦怠感がやや多め
- 副反応傾向:発熱、頭痛、倦怠感が比較的多い
スパイクバックス®筋注(モデルナ)
- ワクチン型式:mRNA
- 対応株:LP.8.1
- 強み:抗原量が多く、抗体価が高め。若年層に強い免疫誘導
- 弱み:接種後の副反応が強め
- 副反応傾向:発熱、筋肉痛、倦怠感が強め
コスタイベ®筋注用(明治製菓ファルマ)
- ワクチン型式:自己増殖型mRNA(レプリコン)
- 対応株:XEC
- 強み:少量で長期効果。副反応が軽い。XEC株に強い
- 弱み:新技術への不安・誤情報が拡散
- 副反応傾向:注射部位の痛み、軽度の発熱。副反応は比較的軽め
ヌバキソビッド®筋注(武田薬品)
- ワクチン型式:組換えタンパク+アジュバント
- 対応株:LP.8.1
- 強み:安定性が高く、冷蔵保存可能。副反応が少ない
- 弱み:抗体価はmRNA型よりやや低め
- 副反応傾向:注射部位の腫れ、軽度の発熱。副反応は少なめ
ダイチロナ®筋注(第一三共)
- ワクチン型式:mRNA(RBD抗原型)
- 対応株:XEC
- 強み:RBD抗原により広範囲な中和抗体。副反応が軽め
- 弱み:接種量が多く、調製にやや手間
- 副反応傾向:注射部位の痛み、微熱。副反応は軽度
対応株とは?
ほとんどがmRNAワクチンですが、対応株に違いがあります。
LP.8.1
JN.1系統の下位株で、2025年春に流行した株です。既存のmRNAワクチン(ファイザー・モデルナ)で十分な免疫効果が得られるとされ、定期接種の主力株として採用されています。
XEC
XBB系統から派生した株で、免疫回避性が高く、従来型ワクチンでは抗体誘導が不十分とされるため、明治や第一三共が新技術(自己増殖型mRNAやRBD抗原)を用いて対応しています。
どちらもオミクロン系統ですが、XECはより新しく、免疫回避性が強いそうです。2025年10月時点で、日本国内で最も流行している新型コロナウイルスの変異株は、「カミソリ喉」と言われるニンバス株(NB.1.8.1)ですが、ワクチンの対応株によって得意不得意があるようです。
- LP.8.1対応ワクチン(ファイザー・モデルナ・武田)
ニンバス株に対して一定の交差免疫あり
- XEC対応ワクチン(明治・第一三共)
ニンバス株に対して広範囲な中和抗体誘導が確認されており、より高い防御効果が期待される
現時点ではXEC対応ワクチンの方がおススメかなあ…
個人的には「長期効果」に期待
というわけで、今回、私は明治製菓ファルマのコスタイベを選択しました。

一番の理由は、長期にわたる抗体価が期待できるから。これまでのコロナワクチンは抗体価がどんどん下がるため、頻度の高い接種が必要とされていました。最初のコロナワクチンなんか初回接種の翌月にもう一回接種しています。
このコスタイベは、接種後一年後も高い抗体価が期待できると言われています。
接種時のファイザー(コミナティ)の抗体値を1として、接種後12か月の抗体価推移グラフです。(AIのcopilotに作成してもらいました)
これを見ると、コスタイベが長く良く効きそうな感じしません?第一三共のダイチロナも良さげですが、近隣で扱ってる病院の情報が無かったんですよね…
15,000円前後の決して安くはないワクチンです。コスパが良い方がいいに決まっています。
コスタイベは、2024年から使われ始めましたが、「自己増殖型mRNA(レプリコン)」というおどろおどろしい形式名のせいか、明治ファルマ社や、取扱の医療機関にコロナワクチンに反対する勢力から結構な嫌がらせがありました。しかし、2025年のトレンド的には、被接種者の指定銘柄としては一番多いようです。私の場合、Xで「自治体名+コスタイベ」で検索して取扱病院が見つかりましたが、最近になって明治ファルマ社にて、取扱医療機関を選択できるようになっています。
副反応は強くなかった
私の場合、コスタイベの副反応はさほど強くありませんでした。熱も37℃まではあがりましたが、倦怠感とかは感じず。

ただ、接種部位(左腕)の腫れはかなり強かったです。接種後、6時間経過したあたりから痛くなりはじめ、12時間経過時点で左腕を下にして寝ることが出来ず。いつものように姫ちゃんをナデナデしながら寝られませんでした…不覚!
ただ、翌朝には熱も下がり、接種後24時間が経過したころには接種部位の腫れもかなり治まりました。個人的には、副反応は強くなかった、と言えます。
これで1年コロナに罹らない、あるいは軽く済むのであればありがたいかな。ただ、15,000円というのはなかなかに高額なので、ご家族そろって接種とかになるとなかなか大変かもしれません…
新型コロナは罹らない方が絶対に良いです。皆さん、自衛を!



コメント