梅雨のこの時期、雨の日も多いですが、皆さんはお部屋でどう過ごされていますか?
「今日はそんなに暑くないし」とエアコンをつけず、テレビを見たり読書に没頭したりで、ふと立ち上がった瞬間にズーンとくる頭痛や、全身のひどいダルさ…という経験ありませんか。

お恥ずかしながら私は以前このパターンで何度もやらかしていまして、「まだ我慢できる暑さだし」と油断していたわけですが、これ、実は典型的な「梅雨型熱中症」のサインだったようです。
今回は、私の実体験から学んだ梅雨の体調管理の落とし穴と、人間以上に気をつけてあげないといけない愛猫の湿度対策について書いていきます。
「室温26℃・湿度60%」はもうアウト
熱中症というと真夏の炎天下のイメージが強いです。人間の身体は「汗をかいて、その汗が蒸発する時の気化熱」で体温を下げていますが、梅雨時は湿度がとにかく高いため、汗がうまく蒸発できず皮膚にまとわりついたまま。結果、体内にどんどん熱がこもっていきます。

私の場合「室温26℃、湿度60%」くらいまでならエアコンなしで我慢してしまっていたんですが、この数値は気象庁などが用いる『不快指数』で計算すると、人が不快感を感じ始めるレベル(指数74)なんだとか。医学的・環境学的には、この数値がすでにボーダーラインのようです。
座って何かに没頭していると、自覚症状ゼロのまま身体の背面がじんわり蒸れて、気がついたら熱が蓄積されていて、気づいたらボーっとしたり頭痛がしたり…という状態にならないよう、最近は、手元や見えるところにペットボトルを置いてこまめに水を飲む習慣もつけましたが、根本的に「湿度を下げる」「空気を動かす」(=汗の蒸発を助ける)ことをしないと、身体への負担はなくならないようです。
猫にとっての梅雨は「レッドゾーン」
そしてこの時期、もう一つ強く感じていたのが、梅雨に体調を崩したり、命を落とす猫ちゃんが少なくないということ。これ、残念ながら的外れではありません。梅雨の高温多湿は、猫さんにとって人間以上に過酷な環境なようです。
① 全身で汗をかけない
人間のように全身から汗をかいて体温を下げることができない猫は、肉球や鼻先などごく限られた部分でしか発汗できません。冷たい床に寝転がることで熱を逃がそうとしますが、湿度が高いと空気中に熱を放出できず、毛皮に覆われた身体に熱がこもり続けてしまいます。ハアハアとワンコのように口呼吸してたら相当ヤバいです!

② 砂漠の生き物なので「ジメジメ」が最も苦手
猫の祖先は砂漠の出身。乾燥した暑さにはある程度耐性があっても、日本の梅雨のような「ジメジメした暑さ」は遺伝的に最も苦手とする環境なんだとか。砂漠の地域に住んでる方も日本の夏はツライそうですし…

③ 「隠れ脱水」が腎臓を直撃
ここが一番怖いポイントです。湿度が高いと喉の渇きを感じにくくなるのは人間も同じですが、もともと飲水量が少ない猫が隠れ脱水を起こすと、血液が濃くなってしまい、猫の最大の弱点である「腎臓」に急激な負担がかかります。シニア猫や慢性腎臓病を患っている子がこの時期に状態を急変させることが多いのは、この「湿度による見えない脱水」が大きく関係しているためかと。
「我慢」をやめて「環境を整える」に切り替える
「まだ我慢できるかな」と思っている室温・湿度は、人間自身にもダメージを蓄積させていますし、一緒に暮らす猫にとってはレッドゾーン入りしているかもしれません。
この時期を安全に乗り切るため、私が気をつけているルールは以下のとおりです。
「湿度」を基準にエアコンをつける
湿度計を見て60%を超えたら、迷わずエアコンのスイッチを入れる。「自動」を連続運転するのが一番エコなんだそうです。体感によって設定温度を+にしたり-にしたりします。湿度が下がらない時はドライ(除湿)にチェンジ。
サーキュレーターで空気を動かす
空気がよどむと汗が蒸発せず熱が停滞します。エアコンと組み合わせて循環させるだけで体感温度は下がりますし、汗の蒸発も促されます。

こまめな水分補給と衛生管理
自分は手元に飲み物を置いて意識的に飲む。猫の飲み水やフードもこの時期は傷みやすいので、こまめに取り替えて清潔に保つ必要がありますね。
おわりに
エアコンは「暑い夏を快適に過ごすための贅沢品」ではなく、自分や家族(ペット含む)の体調を守るための設備だと思うようになりました。「まだ我慢できる」は梅雨の時期においては身体を壊す入口だと思っておいたほうがいいと、身をもって感じています。夜、寝る時に「まだ我慢できるな」と思ってエアコンをつけないで寝たら、朝起きてカラダがだるい…ということもありましたので、最近は「涼しい」と思える日を除いてエアコンをつけて寝るようになりました。どうも姫ちゃんもそっちの方が快適みたいで朝にあーだこーだ鳴いて起こすこともなくなりました。
ちょっとした頭痛やダルさを「ただの疲れ」で片付けず、まず環境を見直してみてください。大切な家族や愛猫と一緒に、この蒸し蒸しした季節を元気に乗り切りましょう!
サーキュレータは今使っているアイリスオーヤマのが静かでリモコン付きなのでリビングで年中稼働しています。

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