猫飼いでなくても知ってるCIAOちゅ~る
私も姫ちゃんにちゅ~るをあげる時は「♪ちゅ~るちゅ~るCIAOちゅ~る~」とついつい歌ってしまいます…他人には見せられない姿。家に猫さんが居ない人でも、「ちゅ~る」は知っているのではないでしょうか。かつては、フリスキーモンプチがそうでした。ハイソなご家庭で飼われている長毛の家猫さんのゴハン、という感じで…
今はキャットフードも高級ブランド化が進み、むしろ「モンプチ」はお求めやすい価格帯かと。考えてみれば、ウチの姫ちゃん、ピュリナのフードが結構多いんです。主食はピュリナワン(去勢・避妊の猫用)だし、カリカリのオヤツの一番お気に入りはクリスピーキッス。
とは言え、ピュリナ派の姫ちゃんもちゅ~るは別腹です。ペーストのオヤツは今では結構種類がありますが、なんだかんだ言って一番食いつきが安定しているのはやっぱりいなばciaoちゅ~るです。
先代の三兄妹も、ちゅ~るは投薬補助やご褒美などに慢性腎臓病の末期でもかなり最後まで口にしてくれました。ちゅ~るみたいにばくばく食べてくれる療法食というのは慢性腎臓病を介護した方々ほぼ全ての願いなのではないでしょうか。
いなばの療法食 CIAO VETS 腎臓ケア
いなばさんが動物病院専用として販売する療法食はこちら。
これまでもいなばさんは動物病院専用エナジーちゅ~るとかも出してましたが、「療法食」として販売するのは初めてじゃないでしょうか。
気になる原材料やスペックはこちら。
- 鶏肉(ささみ)、じゃがいも、鶏脂、澱粉分解物、まぐろ、米粉、まぐろエキスパウダー、酵母、まぐろエキス、グァーガム分解物(可溶性食物繊維源)、DHA・EPA含有精製魚油(オメガ-3脂肪酸源)、サイリウム(可溶性食物繊維源)、殺菌乳酸菌、増粘安定剤(増粘多糖類、加工でん粉)、セルロース、ミネラル類(Ca、P、K、Fe)、キトサン、ビタミン類(A、D₃、E、B₁、B₂、B₁₂、K、コリン、ビオチン、葉酸)、タウリン、ヘマトコッカス藻色素(アスタキサンチン含有)
- たんぱく質:5.0%以上、脂質:4.0%以上、粗繊維:1.0%以下、灰分:1.5%以下、水分:83.0%以下 カルシウム0.177%※、カリウム0.228%※、リン0.105%※、マグネシウム0.012%※、ナトリウム0.078%※、オメガ-3脂肪酸0.237%※、※標準分析値
- 42Kcal/40g
抗酸化作用があるオメガー3脂肪酸やアスタキサンチンが配合されているのはシニアや慢性腎臓病の猫さんにはいいですね!
動物病院専用のエネルギーちゅ~る(低リン低ナトリウム)が、たんぱく質9.0%、リン0.14%、ナトリウム0.14%なので、そこからさらにそれらを減らしているようです。
以下は、普通の総合栄養食ちゅ~るのスペックですが、栄養成分的にはさすがに比べ物にならないです。たんぱく質もミネラルも多いです。
- まぐろ、鶏脂、まぐろエキス、タンパク加水分解物、糖類(オリゴ糖等)、植物性油脂、増粘剤(加工でん粉)、ミネラル類(Ca、Cu、Mn、Zn、I、Fe、Na、P、Cl、K)、増粘多糖類、ビタミン類(A、E、B1、B2、B6、K、コリン、ビオチン、葉酸)、調味料(アミノ酸等)、タウリン、紅麹色素、緑茶エキス
- たんぱく質:7.0%以上、脂質:3.8%以上、粗繊維:0.5%以下、灰分:3.0%以下、水分:85.0%以下、
- エネルギー約13kcal/本(14g)
ただ身体に良いものが美味しいとは限りませんので、CIAO療法食の食いつきが気になります。ナトリウムがごっそり削られているので、味気ないかも…いなばさんだからぬかりは無いと思いますが、腎臓に配慮したちゅ~るは先代猫たちも食いつきががくんと落ちたからなあ…
あとはお値段が気になりますね。動物病院専用とのことで、通販等ではまだ見かけていないのでお値段は不明ですが、体重3キロの猫ちゃんがこのフードだけ食べる場合、1日あたりのカロリー量でいえば、3~4袋が必要になるそうです。
対抗馬はやはりメルミル…!
CIAO VETSの栄養スペックをみると、並みのウェットフードよりも優れているのは間違いなさそうです。これがちゅ~る並みの食いつきが保証されていればいいのですが、リンやナトリウムを抑えるとどうしても旨味が減ってしまうので…また、おそらくはそれなりに良いお値段がすると思われますが、どんなに栄養成分が優れていても食べてくれないと何の意味もありませんし、経済的に続かないのもNGです。
他者製品を調べてみると、ペーストタイプの低たんぱく質+低リン+高カロリーの条件を満たせるのはやはりペットラインさんのメルミルでした。18歳以上向けのパウチはなかなかスゴイです!
- まぐろ、大豆油、ぶどう糖、コーンスターチ、魚油、酵母エキス、まぐろ節、野菜粉末、ビタミン類(A、D3、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン)、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、塩素、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、タウリン、増粘多糖類
- たんぱく質:4.0%以上 脂質:3.5%以上 粗繊維:0.5%以下 灰分:4.0%以下 水分:85.0%以下 リン:0.11%標準値 ナトリウム:0.05%標準値
- 約43kcal/(1袋40g)
やっぱり、ペットラインさんのメルミルはあなどれないですよー。低たんぱく質、低リンと高スペック、それでいてお値段控えめ。先代の次男猫も最後まで食べてくれたのはメルミルでした。
動物病院でCIAO VETSが手に入らなくてもメルミルがあります!
かつお/まぐろで味変もできますし、「メルミル 介護期用 まぐろ」とかはリンやたんぱく質は少し上がりますが、カロリーもバリ高なのでこちらもおススメ。
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