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【猫】お盆になると虹の橋から帰省してくる

1 猫
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お盆には帰ってくる三兄妹

お墓は遠いところにあったこともあって、私にはお盆とか春秋のお彼岸とかにお参りするという習慣はありませんでした。なので、お盆に先祖様をお迎えする慣習もなく、そもそも親類も多くなく親戚付き合いも希薄だったため、「死」というものにさほど縁が無かったのです。

それだけに愛猫の看取りは堪えました。

命が尽きたら、身体ってこんなに力が入らないんだとか、呼んでも返事してくれないんだとか、何より何があっても帰ってこないんだという「不可逆」の事実に打ちひしがれました。

それでも長女猫と長男猫の茶トラ兄妹を看取った時は、まだ次男猫が居たので精神的には気が張っていました。次男猫の時は、無事に看取れたという思いがあったものの、その後は20年ぶりの「無猫生活」という虚無の時代に突入しました。

介護も精神的には張り詰めててシンドいものでしたが、無猫生活はあまりにも味気なくて…そんな中、次男猫の命日の翌月にやってきたお盆の時期、ガランとした無猫の室内に、久々に猫たちの気配を感じたのでした。

お盆が終わると居なくなる…

当時は無猫生活で猫に対する感度が高かったのかもしれませんが、お盆の間、明らかに猫が居る空気が室内にありました。そしてお盆が終わるとスパッと気配が消えたのでした…

初めてです、こうした経験をしたのは。

なので、姿は見えなくても、毎年のお盆には三兄妹が帰ってきていると思うようにしています。しかも、お盆の期間中は姫ちゃんはいつもより少し落ち着きがないのです。長女猫が口うるさい姑のようにキツく当たっているのかもしれません。いつも美味しいものを一人で食べていることを食いしん坊の長男猫に責められているのかもしれません。そんなことを思ってニヤニヤしながら三兄妹を偲んでいます。

皆さまもお迎えの支度を

我が家では毎年この時期、精霊馬として、お盆の入りには早馬のキュウリを、お盆の終わりにはゆっくり帰ってもらうよう牛車のナスを仕立てています。

 

皆さまが看取られた猫ちゃんたちも、虹の橋のたもとからきっと帰ってくることでしょう。静かにしていると、ふと気配を感じたり、夢に出てきてくれるかもしれませんよ!

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