猫はちゃんと分かっている
ナゾロジーで、こんな記事を見かけました。
ワンコは声をかけると振り向くし、名前を呼ばれるとしっぽを振って嬉しそうな顔をしたりしますけど、ウチの猫たちは気分がいいときならともかく、そうでないときは声をかけても一切反応しないことが多々ありました。
気安く声をかけるんじゃないわよ…
朝の出勤時も、声をかけると男二人はそれなりに反応してくれたのですが、長女猫なんかは尻尾で返事したらまだ良い方で、寝たまま知らん顔していることもよくありました。好意的に解釈すれば、仕事に行って欲しくなかったのかもしれませんが…「はいはい、どうせ出かけるんでしょ」って感じだったのでしょうか。まあ、彼らの体内時計では、朝8時から夕方までは留守番タイムというので定着していて、私が休みの日でも、その時間が来たら猫団子になっていたな…。
猫もコミュ力が上がってくる
私の場合、長女猫や長男猫とは17年半、次男猫とは19年暮らしましたが、彼らが年をとってからは明らかにコミュニケーションが濃くなったと実感しています。その一つとして、質問調で話しかけた時に返事することが増えました。微妙に会話が成立していたというか…
「お腹空いた?」と聞くと「ニャン!」というコール&レスポンス。カリカリの入ったお皿を掲げて「こっち?」と聞くと「…」と黙り、ちゅ~るを掲げて「こっち?」と聞くと「ニャン❤!」と答えるような。似たパターンでは「ゴハン?」「…」「オヤツ?」「ニャン❤!」というのもよくありました。よく分かってるじゃないの…。
長男猫とこうしたやりとりをしていると、次男猫と長女猫ものしのし歩いてきてオヤツ待ち状態に入るようなことがよくありました。
多分、私の声や、呼ばれた自分の名前とか以外にも、幼児くらいには単語を理解していたんではないかと思います。なので、「自分の名前」も「飼い主の声」も分かっているのに、名前を読んで無反応なのは、やはり、あえて無視しているんだろうと思います。
「ダメ!」も「コラ!」も分かってたはず
目を離すと色々とやらかしてくれた猫ズ。何度も怒られているので、これをやったら怒られるとか、「コラ!」と言われるのも分かっていたハズです。
「コラ!」と言われる1秒前…
今の家に引っ越してきた時にダイニングテーブルも新調したのですが、引っ越してきた当時から早々にダイニングテーブルへ登頂しました。さすがに衛生上の点からも、ダイニングテーブルの上に乗るのは最初は叱ったのですが、もうあまりにも気に入り過ぎて何も言わなくなりました。トイレのあと、トイレハイで走り回ってテーブルに飛び乗り、猫砂付きの肉球スタンプをペタペタと…。ただ、年をとってからは乗らなくなりました。乗れなくなったというか…それはそれで寂しいものですけど。
ただ、ビニールを噛むのだけは、長男猫が死ぬまで叱り続けました。ただ、アヤツもビニールや本などの紙をガジガジ噛むのは最後まで止めませんでしたねえ…
はむ❤
いっぱい話しかけてあげてください
今になって思うのは、私の声も、いくつかの単語も聞き取れていたのだから、もっと色々と話しかけてあげたら良かったということです。
ゴハンを食べたらにっこり笑って「エライエライ」と声をかけながら撫でてあげれば良かった。
水をしっかり飲んだらもっと褒めてあげれば良かった。
自分の名前も「コラー!」も分かっているのであれば、「エライエライ」も褒め言葉として理解していたはず。ワンコみたいに嬉しそうにしてみせなくても、きっといい気分になっていたと思います。介護期になってからは、褒めることも増えましたが、謝ることのほうが多かったような気がします。もっと褒めてあげたら良かったなあと思っちゃったりしています。
たぶん、我々が思っている以上に猫ちゃんはこっちのことも分かっているような気がします。今、お手元に猫ちゃんがいらっしゃる方は、愛猫にもっと話しかけてあげて、もっと褒めてあげてください。そうすれば、きっと猫ちゃんも「こうすれば飼い主が喜ぶ」ということも学習してくれると思います。
ただ、学習した通り行動してくれるかは猫ちゃんの気分次第です!
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