口腔内トラブルは怖い!
口の中を怪我(?)したようで、食が細ってた次男猫ですが、どうやら傷も癒えてきて、カリカリを噛む音が聞こえるようになってきました。
まだ、ちょっと食べこぼしすることもありますが、以前のように、お皿の前で考え込むような姿を見なくなりました。人間もそうですが、歯や歯茎に痛みがあると食べるのを躊躇しますもんね。季節の変わり目のせいか、私は知覚過敏で冷たいものや固いものは痛みます…憂鬱です…とにかく口腔トラブルは怖いと改めて思い知りました。
幸いにも、次男猫は口内炎や歯肉炎等では無かったようですが、若くて健康な間に歯周ケアはしておいた方が良かったなあと痛感しました。人間と違って、猫ちゃんの歯垢・歯石取りは長時間の全身麻酔になることが多いようですので、麻酔に耐えられる健康な時にやっておかないと…歳をとってからでは治療の打ち手が非常に限られてしまいそうです。ただ、歯は丈夫でまだ大丈夫と言われています、次男猫は。
カリカリが食べられない時の対処法
長年のカリカリ派である次男猫ですが、今回はしばらくカリカリはお休みにして、柔らかいフードを中心に与えることにしました。
- 水でふやかしたいつものカリカリ
- ウェットフード(色々チャレンジ)
それぞれを並べて用意したところ、いずれも最初はそれなりに食べてくれましたが、そのうちにどちらも食いつきが悪くなりました。水物はお腹が膨れるからかなあ。
ふやかしたカリカリは、食べるのにムラがありました。多分、水を含むと香りが飛んでしまうんでしょうね。
ウェットは開封直後は食べるものの、小出しにするために冷蔵庫でタッパー保管していると時間が経つにつれて明らかに食いつきが落ちました。黒缶も最初は食べてくれましたが、そのうち見向きもしないように…次男猫について言えばフレーク系よりも、ペースト系の方が食いつきは維持できるような気がしました。フォロワーさんからいただいたペットラインの「ダイエティクス キドニーキープ」はよく食べてくれて助かりました。
足りないので強制給餌に切り替え
しかしながら、食べる量のカロリーが全く足りない状況が続いたので、途中から強制給餌でサポートすることにしました。歯肉炎や口内炎などで長期に渡ってゴハンが食べられない場合などは、経鼻チューブ等も検討したほうが良いかもしれませんが、今回の我が家の場合は、数日経てば口の中も治って良くなるだろうということで「応急処置的」に行いました。
ドライフードは強制給餌に使えるか?
今回、ロイヤルカナンの腎臓サポートのドライフードをフードミルで粉にして、それを水で溶いたものをシリンジで与えるということを試してみました。コレが意外と難しくて…粉になったドライフードは水を吸うとスポンジ状に膨れてしまいます。シリンジで給餌するには、水で軽く溶いて液状の状態でシリンジで吸い上げて、シリンジ内でパウダー状のフードが水を吸って固くなってしまう前に給餌する必要があります。水で溶いてから与えるまでのスピードが求められます。また、粘度を下げるためには多めの水が必要になりますが、そうなるとかなり多くの液状フードをシリンジで与える必要があり、総合的に考えると結構面倒でした。
ただ、療法食のウェットが手に入らない時などの代替としては使えるかもしれません。結果としてこの粉フードも消化には良かったんじゃないかとも思いますし。
ふやかして丸く固めた団子はお嫌い…
強制給餌にはやはりペースト状のものが便利
フレーク状のウェットフードを細かくしたものを裏ごししたものなども試して見ましたが、ミキサーを使ったり、裏ごしした際に食材のロスがかなり出てしまいました。フレーク状のウェットはむしゃむしゃと噛んで楽しく食べるもののようです。
ペースト状のものは裏ごししてもロスは少ないです
結論としては、強制給餌には素直にヒルズのK/D缶などの高カロリーなペースト状のフードをシリンジ給餌した方が良いと思いました。栄養の密度も高く維持できますし、飼い主の手間が少なくストレスが減ります。
ちゅ~るが食べられれば、ちゅ~るを強制給餌に使うのも便利です。総合栄養食のちゅ~るだと栄養バランスもいいですし、旨味が少なくてやや食いつきの悪い「腎臓に配慮」ちゅ~るもシリンジ給餌なら否応なく与えることができますんで。
歯ブラシも買ってみた
遅ればせながら、乳幼児用の歯ブラシも買ってみました。前歯を磨くときに伝わる「しゃこしゃこ」いう感触はちょっと癖になりそうです。しかし、猫の前歯って何であんなに可愛いんでしょうね…立派な犬歯に比べて超控えめに並ぶツブツブの小さな前歯…ギャップ萌えします。
さすがにまだ歯の裏側を磨かせてはくれません…凄く嫌がります。歯磨きもチビ時代からやっておいたら良かったなー。
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