3月3日は姫ちゃんの推定誕生日
我が家の姫ちゃん、3月3日の推定誕生日で5歳になります。
にんげんで言えば36歳くらい。ウチに来た時は1歳半くらいだったので20歳くらいでやってきて、少し中年にさしかかった感じでしょうか。まあ、もうさすがにもうお嬢さんとは言えないような気がします…私のなかでは「永遠のお嬢さん」ではありますが。
私の中では、茶トラ兄妹が、2020年の1月に同じ日に亡くなってから、四十九日になって、お釈迦様のお裁きの中から生まれ変わりを選択して、二人一緒になって毛皮を着替えて現世に帰ってきたのだと思っています。
ただ、うっかりものの長男猫がウチの住所を間違えてしまったのか、我が家からちょっと離れたところに生れ落ちてしまったようで…紆余曲折を経て、保護主さんに見つけてもらい、2度のトライアルを失敗して、1年半も寄り道をして我が家に帰ってきたのです。
姫ちゃんは、長男猫のおしゃべりなところやどんくさいところ、長女猫の唯我独尊ぶりや愛情深さなんかは引き継いでいると思います。
もちろん、茶トラ兄妹に似てない「姫ちゃんオリジナル」なところもたくさんあります。姫ちゃんはにんげんの食べ物に興味がないので、お魚を焼こうが、おかかを使おうがまったく反応しないので助かります。三兄妹はお魚を焼いていると台所の外で目をきらきらさせて待っていたので食べにくかった…
おしゃべりに磨きがかかる
この一年、病気になることもなく、健康に過ごしています。
出されたゴハンはしっかり食べ、ウンチはコロコロ型ですが、便秘することもなくほぼ毎日しっかり。オシッコは回数が1回ほど増えて1日3回程度です。いずれも粗相をすることもなく、トイレの中でいたしてくれます。
三兄妹と違うのは、姫ちゃんは吐かない猫です。三兄妹はそれなりによく吐いてましたが、姫ちゃんは年に2~3回程度、換毛期に吐くことがあるくらいです。
姫ちゃんの一番の特徴は、超がつくほどの「お喋り」猫さん。
こちらが忙しい時に限って「あのね!あのね!聞いて!」となんか言ってきます。用があるのかと近くに行くと、ゴロンして「撫でて!撫でて!」と言い、ナデナデすると「もっと!もっと!」とご機嫌に騒いでいます。
仕事から帰ってくると、「どこ行ってたの?姫ちゃんほったらかしてどこ行ってたの?」となじり、夜に布団で先に休んでいると「姫ちゃん呼ばずになんで先に寝てるの?呼ばれてないよ」、にゃーにゃー鳴いてるのを無視していると「なんで無視すんの?ねえ、なんで?」と猛抗議してきます。
次男猫は寡黙なほうでしたし、長女猫は基本的に塩対応なタイプ(ただ、なじったりする時は饒舌)、長男猫はおしゃべりなほうでしたが、姫ちゃんは三兄妹を足した以上におしゃべりです。基本、起きている時は延々となんか言ってる感じなので、多頭飼いでなくても我が家は結構にぎやかです。
無猫の時期が思い出せない
もう思い出せないくらいですが、私にも家に猫が居ない無猫の時代がありました。
この家は、三兄妹を保護して、里子に出さずに終生一緒に居ようと決意して買ったものですが、引っ越してきて初めて猫が居ない家になったわけで、当時の日記を読んでいると結構ヤバかったようです。
経験した方はお分かりかと思うのですが、温もりとか重みとかの触覚系のフラッシュバックは、無猫で頑張ってるメンタルを容易に突き崩します!あのふとした瞬間のフラッシュバックの破壊力はホントにヤバいです…
こうして考えてみると、愛猫の生きてる証というのはあの重みと温もりを感じる手触りなんじゃないかと思います。真っ暗な寝室の布団の中、手を伸ばして触れればどの猫か分かるじゃないですか…姫ちゃんを含めて三兄妹を含めた歴代猫それぞれの手触り、たしかにカラダに刻み込まれてます。
やっぱり愛猫を看取ると、悲しさのせいで脳のどこかが壊れちゃうんじゃないかと思うんですよね。愛猫の形の猫型の穴が開くというのは説得力があります。
私の場合、姫ちゃんを迎えたことで、三兄妹の穴はイイ感じに塞がっていると思います。感謝しなきゃ…
コメント
たけさんこんにちわ。
そして姫ちゃんお誕生日おめでとう。
出会って別れて、そしてまた出会う。
私にとってはこのサイクルも今回で最後になるでしょう。
我が家の悪童二名に幸せな猫生を与え、そして送り、その後私も猫の元へと旅立つのでしょう。
その瞬間までは例え無猫状態であっても何かのかたちで猫との関わりを続けていたいです。
猫乃三時さん、こんにちは。
そうですねえ、猫神様から仔猫の時分から預かるサイクルはもう無いでしょうねえ…(シミジミ
無猫になっても預かりボランティアとかの需要があれば関わり続けたいですねえ。
まあ、兄さんとこは悪童が幼いからまだまだ有猫生活が続くでしょうけど!