【猫】慢性腎不全の猫飼い悩める薬・サプリ事情

1 猫
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おクスリ、サプリ地獄

このブログに出てくる医薬品やサプリ等の記載内容につきましては、その多くが私個人の経験や主観に基づいております。万人、全ての猫ちゃんへの効能を保証するものではありません。

このブログにたどり着いたということは、腎不全の猫ちゃんをお持ちで、ゴハンだけでなくお薬やサプリメント等にも手を伸ばす必要が出てきた飼い主さんであろうと推察します。

正直、底なし沼です

慢性腎不全の薬は、「薬が効いて頭痛が治まった!」とか「胃薬で胃のむかつきが止まった!」というような劇的な効果はありません。そもそも猫は「クスリが効いたよー」とは教えてくれませんし。「効いた!」という実感のあるクスリって吐き気止めの注射(セレニア?)くらいですかねえ…あの注射はぴたりと治まります。猫にとっては痛い注射みたいで、凄く怒りますが。

しかしながら、慢性腎不全のクスリは効き目がそれほど劇的ではないことが多く、私も数か月経って「そういえば昔に比べて良くなったなあ」と思えるようになったり、血液検査で検査数値が下がってたりして、「おお、効いてるのかなあ」って思えるくらいです。しかも、必ずしも下がるとは限らず、ターゲット以外の数値が上がってたりもするし…。

動物用医薬品は少ない

しかし、動物用の医薬品というのは実は物凄く少ないのです。人間用の医薬品は厚生労働省の管轄ですが、動物用の医薬品は農林水産省です。そして、農林水産省はどっちかというと馬や牛、鳥などの動物を重視する傾向にあり、犬猫の薬にはあまり積極的ではない…と聞いたことがあります。本来、動物医療には動物用の医薬品や医療機器を使うべしというのが農水省の基本的なスタンスではあるものの、動物用医薬品・医療機器だけでは犬猫の治療なんて出来なくなっちゃうというのが正直なところだそうです。

その結果、今の動物病院では動物の治療にも人間用の医薬品が多く使われています。人間用の薬の方が、販売ボリュームや開発費を考えると安価になりますしね。

ただ、動物用医薬品が少ない分、サプリメント市場はなかなかのボリュームになってしまっているのですが…動物用サプリもピンきりですので、何とも難しいところです。臨床結果をキチンと揃えて申請・許可を受けた医薬品がもっと増えれば怪しいサプリは駆逐されていくと思うのですが。個人的には、息の長いサプリは淘汰を経ているので、それなりいいんじゃないかと思っています。

我が家で使ったことのある腎不全用医薬品

ラプロス

腎臓そのものに効くとされるラプロス。我が家ではステージ3になってからの投与なので、正直、腎不全にどれだけ効いているのかは分かりません。ただ、投与を始めて数ヶ月経つって振り返ってみると、食欲が出たことと頑固な便秘が改善され、活動量が増えたというQOLの向上には明らかに寄与していると感じています。しかし、いかんせん高価なおクスリで、1ヶ月で約1万円ほどになるかと思います。

フォルテコール

ACE阻害薬という種類で、尿蛋白の抑制と、高血圧を抑えて腎臓の負担を減らす薬。効いているのか効いていないのか、もう長く服用しているので効果はもう分からないのですが、体調が安定しているので止めるに止められません。

マイメジン

多分、血中のBUN(尿素窒素)を下げるのに、一番よく効いた薬です。活性炭については、評価が分かれるところですが、我が家ではこれを飲ませている時はBUNはかなり抑制出来ました。「とにかくBUNを下げる!」には良い薬だと思います…が、次男猫においては便秘がかなりヘビーになったため、継続使用を断念しました…

我が家で使ったことのある腎臓用サプリ

ペットフード、家畜用飼料、ペット用シャンプー等であっても、疾病を予防するといった表示等を行ったりすると、動物用医薬品等に該当し、医薬品医療機器等法の規制を受けるべきものとみなされます。

引用 農林水産省 「動物用医薬品等に該当するか否かの考え方

このあたりは人間用のサプリや医薬部外品と同じ扱いです。いわゆる「薬事」の規制です。「腎臓に効く」とは言えないので、「腎臓に配慮」とかになっちゃいます。それでも長く売れている製品は、それなりに効果があるから売れ続けているのだろうとも思っています。しかし、個人的には、医薬品に比べて商品化のハードルが低いアイテム群なので、あくまで補助食品として位置づけています。

ネフガード

毒素を腸内で吸収してウンチに出すというサプリです。医薬品のマイメジンに比べて、効き目は弱いような気がします。が、マイメジンに比べて便秘はかなりマシになりました。我が家は顆粒ではなく粒で与えています。投薬用トリーツにくるんで与えやすいですし。

カリナール2

プロバイオティクスなサプリ。乳酸菌による腸活で、腸内での尿毒素を低減するとともに、各種のビタミンで貧血や抗酸化にも効果があるとか…飲み始めた時は、便通が良くなった気がします。その後も便秘はしにくくなったかな。

レンジアレン

血中のリン吸着をするサプリとして、カリナール1かレンジアレンかで悩みましたが、次男猫は腎性貧血もあるので、成分である塩化第二鉄による貧血改善も期待してレンジアレンを選択しました。

リン吸着ではカリナール1の方が強力という噂も聞きますので、カリナールコンボというカリナール1と2のコンボ製品も気になるところ。

FCVリキッド

貧血改善のため、鉄分やビタミンBの液状サプリ。人間の栄養ドリンクみたいな感じですかね。あんなに甘くないのですが、似た味がします。腎不全による腎性貧血も腎不全の猫には結構ヤバいので、お気をつけください。

当薬用トリーツも上手く使って

こうして書き出すと凄い量になってしまいました。

これらをいっぺんに飲ませると胃腸にも影響がありそうですし、薬やサプリの効能や機能によっては、併用を避けた方が良い場合もあります。我が家の場合は、ネフガードはなるべく他のものと干渉しないように前後に充分時間が取れる時に飲ませています。まとめて飲ませた直後に吐いちゃったりしたらエライことになりますし。

我が家は当薬用トリーツを色々使って、時間をあけてオヤツ感覚で投薬するようになりました。これだとぺっぺもしないし、むしろ今では、「お代わりクレ」と言われるくらいで、与える方、飲む方のストレスもかなり軽減されました。

なお、我が家はパウダー系のサプリは全て空カプセルに詰めてから飲ませています。ゴハンにふりかけて与えるのが基本ですが、高齢猫になるとゴハンを完食することがほとんど無く、充分な量を摂ってくれないためです。カプセルに詰めるのは少々面倒ですが、投薬トリーツにくるんでオヤツ代わりに与えています。ただ、勢いよく噛むと、白い粉(カリナール2)や黒い粉(レンジアレン)を吹くこともあります…

【参考:カプセルに粉を詰めるのに便利なアイテム】

基本はゴハン。あとは輸液…

薬もサプリも、あくまで補助的な位置づけで、基本は食餌と水と考えています。腎不全になると、どうしても腎臓の検査数値に眼が行きがちですが、過剰な薬やサプリは代謝を担う肝臓に負担がかかりますし、どうしても濃度が高くなってしまうサプリは胃を荒らしてしまうこともありそうです。ゴハンを食べなくなる原因は主に腎不全かもしれませんが、ひょっとしたら胃炎かもしれません。ウチの次男猫も年齢もあるのでしょうが、肝臓の数値も少々気になっています。

出来れば療養食でコントロールし、脱水は輸液でカバーというのが理想ですが、ある程度体調が安定してくれば、それをキープし続けるのも大事かと思います。

飼い主のサプリ破産というのも怖いですからね!!

【基本はゴハン】

 

 

 

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