猫がハァハァ呼吸するのは危険
先日、X(旧Twitter)で猫を抱っこした女性がお祭りを歩いている動画が流れてきました。
大人しそうな三毛猫ちゃんでしたが、口をパクパクと大きく開けているシーンがあり、ちょっと尋常じゃないと思ってしまいました。多くの獣医師先生や猫飼いさんたちは眉をひそめてましたね。特に幾人かの獣医師先生は「猫の開口呼吸は危険」と口を揃えておられました。
ウチの歴代猫で口呼吸になったのは見たことない…
そりゃあね街なかで猫を抱っこして歩いてたら、行き交う人から「あら可愛い!」と言われることもあるでしょうし、ネットでは「猫ちゃんとお祭り、いいなあ」とチヤホヤされることもあるかもしれません。ただ、ちゃんとした猫飼いさんは「えっ?」となると思いますよ。
人間の賑わいは猫は雑音でしかない
知らない人の声や、雑踏の音、お祭りのお囃子なんかは猫ちゃんにとっては煩わしいもの以外の何物でもないと思います。
聞こえる音の周波数は人間の20,000ヘルツに対して猫は65,000ヘルツといいますが、肉食動物の猫ちゃんは、狩りのために物凄い聴覚を備えていて、人間が聞こえないような高音も猫ちゃんには聞こえてしまっているということです。そんな猫ちゃんに人間でも「うるさいな」と思うような環境に居させるのは…
私、個人的には昔からうるさいロックが好きなのですが、大きめの音でスピーカーを鳴らすと姫ちゃんは隣の部屋に行ってしまうので、ガンガンとロックを聴きたい時はイヤホンです…テレビの音は気にならないようですが、姫ちゃんはハードロックはキライなんだそうです。ロッカーじゃないのか…
まあ、私も好きでもない音楽を大音量で聞かされるのはツライもんなあ…
猫は暑いのに弱い
毎年言っている気がしますが、今年もやっぱり「この夏の暑さは異常」。
そして猫は暑さに強そうに思われますが、汗もかかないし基本的に体温調整は苦手。
犬が開口呼吸するのは体温調整のためですが、猫にはそういう習性はありません。あの猫ちゃんの口パクパクが、単なる「おウチに帰りたいよー」だったら良いのですが、暑さによるものだとするとかなり危険な状態ではないかと。
そもそも、毛皮もない人間ですらこの暑さに参るのですから、毛皮を着込んだ猫ちゃんが暑くないわけがない…
猫はお外は苦手
昔、自分が無知な頃は、リードをつけての猫との散歩を試みたことがありますが、もう制御不能でした。リードを抜けて走って逃げる猫に人間は絶対に追いつけません。
件の飼い主さん、口呼吸は過去にもあるし、クルマの中でもケージに入れずに放し飼い状態(道交法違反、そもそも事故りますよ…)だし、人の食べ物を与えてるし、リードを着けてのお外散歩と飼育方法はちょっと理解できないのですが、まあ飼育方法は人それぞれ…
まあそもそも、私はこの時期は外に出たくないです…!
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