猫はコタツで丸くなる生き物
猫は寒さに強いイメージがあるかもしれませんが、それ、ワンコと混同していませんか?雪が降って庭を駆け回るのはワンコで、コタツで丸くなるのが猫です。北極や南極で橇を引くのはワンコは居ますが、ノルウェイジャンフレストなどの一部の長毛種の猫は寒さに強いかもしれないものの、普通の猫は寒いのが嫌いです。
猫の祖先であるヤマネコは砂漠で暮らしているので、夜は冷えるかもしれないものの、どちらかというと狩りをする昼間の暑さに対応している生き物と考えてよいでしょう。
我が家の姫ちゃんに関して言えば、そろそろ我が家での生活4年目に突入するころですが、暑さも寒さも苦手です。先日、10月というのに妙に蒸し暑い日があり、何やらしつこくニャーニャー鳴いたことがあったのですが、クーラーをつけて室内気温と湿度が下がったら途端に静かになったことがありました。あれは「クーラーをつけて!」と騒いでいたようです。基本的に、人間が快適な環境が猫にとっても気持ちよい状態なのではないかと思います。
猫は足先からお腹が冷える
冬場になると、足元がひんやりしてしまいます。私自身も、年齢とともに冬場の足先の冷たさが堪えるようになりました…人間の場合は厚手の靴下を履いたりスリッパを使って冷えないようにする工夫ができますが、猫さんに靴下は難しいでしょうねえ…
考えてみると、肉球でフローリングをぺたぺた歩くので冷えてしまうのは間違いありません。また、四つ足で歩くからにはお腹がどうしても冷たい床に向いてしまうというこれまたどうしようもない事情もあります。人間も同じですが、お腹が冷えると何かとよろしくありません。冬場に膀胱炎が多くなるのは、冷たいところを歩いたりお腹が冷えたりしてしまうことが影響しているのかもしれません。そもそも体温が下がると免疫力が落ちるので風邪をひきやすくなりますし。
実際、ここ数年、熱中症で死亡者が出るとニュースではよく取り扱われますが、実は熱中症での死亡よりも低体温症での死亡、凍死の方が多いんですよね…寒さや冷えは命を奪うのです。
人間の凍死の多くは高齢者ですが、これは猫さんにも言えること。シニア猫さんになると筋肉量が減ってしまって体温をあげにくい体質になります。また、被毛も細くなったり密度が下がったりして保温機能が低下します。シニア猫さんは特に寒さ対策に注意すべきです。
姫ちゃんはホカペが好き
我が家にはコタツがありません。石油ストーブもありません。これらが圧倒的に暖かいのは以前に使っていたのでよく知っております。しかし、最近の集合住宅では石油ストーブ禁止の住宅も増えていますし、コタツがあると人間としてダメになることもよくよく承知しており…(コタツから出たくないので何もしないダメ人間になる…)
我が家には各部屋に温水ヒーターが設置されていてスイッチ一つで全館暖房が可能です。これは家じゅう暖まるので大変ありがたい暖房設備なのですが、何にも考えずに使うとガス代がどえらいことになります…朝晩と冷える時間にのみ使うのが中心で、リビングはエアコンの暖房がメインです。
留守番中の姫ちゃんが使うのはペット用ホットカーペットです。
ペット用のホットカーペットはコードが噛まれても感電しないように保護されていたり過剰に熱くならないようになっていますし、何より電気代がお安いです。家電らしく、毎年、機能がどんどんレベルアップしますが、個人的には温度とタイマーが設定できるものが良いと思います。留守番中は「採暖」になってしまって申し訳ないのですが…
次男猫は服を着てました


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