「本当に全てが恋しい」
お笑いコンビ「かまいたち」の山内さんが愛猫を亡くしたというニュース。
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山内氏の猫飼いエピソードは存じ上げませんが、以下のコメントでああホントに猫好きなんだろうなと思いました。
「大切な子達が立て続けに旅立ってしまい、我が家にはもう猫ちゃんが居ません。キャットウォークや猫砂、爪とぎに食器。みんなのお気に入りの場所、カーテンの隙間から覗く影、枕元で聞こえる心地いい寝息、駆け寄って来る足音、水を飲む音、カリカリを食べている音、服に付いて来る毛、本当に全てが恋しいです。もう二度と会えない寂しさが、毎日毎日押し寄せて来ます」
もうホントに共感…
ウチも三兄妹の最後に次男猫を看取って、ツラい介護生活が終わってホッとしたのと同時に、一時は3猫も居た我が家に猫が誰も居なくなった空間がなんとも辛かったものです。
今まで当たり前だと思っていたことが実は当たり前でもなんでもなくとても貴重な時間だったということは無くなってから改めて痛感するんですよね…
無猫生活では、カリカリを噛む音、追いかけっこする足音、取っても取っても無くならない猫毛…その全てが愛おしいものだったのだと思い知らされました。
「何が正解なのか分からない」
私の場合、三兄妹は生まれた時から一緒の血のつながった兄妹ということもあり、揃って慢性腎臓病を患ってしまいました。
長男猫が最初に悪くなり、続いて長女猫と茶トラ兄妹が先に悪くなりました。自分なりに試行錯誤を繰り返して看病介護に努めましたが、あえなく二人とも同じ日に亡くなるという悲劇が…
茶トラ兄妹に別れを告げる次男猫。寂しそうでした
そんな経験もあって、残された次男猫にはめいっぱいの看病介護をしたつもりですし、次男猫も私に合わせてかよく頑張ってくれました。しかし残念ながら慢性腎臓病の針は巻き戻すことはできませんでした。
茶トラ兄妹で出来なかったこと、やれなかったことを次男猫にはやったつもりです。色んな事が茶トラ兄妹の時よりも上手くやったとは思います。
でもやっぱり、
こればかりは何度経験しても何が正解なのかわからないです。
というところになってしまいます。
シリンジでのお給餌は果たして良かったのか、無理やり飲ませる投薬は本当に必要だったのか、毎回チクッとする輸液は次男猫にとって本当に良かったのか…
何が正解だったのか、今でも分かりません。
ただ一つ言えるとすれば、慢性腎臓病をもっと早くに検知すべきだったこと、そしてもっと早くから治療を施していれば…
まあ、それでも遅かれ早かれお別れは来たことでしょう。幸せなお別れなんてものは無いのかもしれません
何がどうなっても別れはツライ
元気だった愛猫がある日にぽっくり逝くと、「お別れがしたかった」と思うでしょうし、闘病の末に亡くなると「苦しい思いをさせてしまった」と思うでしょう。
自分が先に逝けばツライ思いをしなくて済むかもしれませんが、自分が成仏できなくなる恐れがあります。
所詮、愛猫との別れは幸せな別れなんてものはないのでしょう。出来ることを出来るだけやって、悔いを減らすしかないですね
コメント
正解って沢山ありますよね。でもその数多ある正解の裏には同じ数の間違いが同居しているのだと思います。だからこそ何をやっても「正解だったのか?」と悩んでしまうのでしょう。
私は最近やっと亡くなった猫の愛し方が少しですが解ってきました。それは生きている猫の愛し方とは全く異なった形なのですが、それが出来るようになったことで色々な悩みや後悔が随分と軽減されました。
猫乃三時さん、こんにちは。
その時はベストを選択したつもりでも、後になってみればもっと良い方法があったのではないか等と色々と考えてしまうものですからね。
私の場合、茶トラ兄妹を看取っても次男猫がいましたし、次男猫を看取った後は姫ちゃんを迎えましたので、出来なかったことをあれこれやっています。ただ、無猫だと紋々としちゃうだろうなあと思うのです。こればっかりはどうしようもないことなんでしょうね…自分よりも先に猫さんが先に逝ってしまうので。猫を残して先に逝くことはできませんが!