茶トラーズが逝って5年
長女猫と長男猫が逝って5年が経ちました。生まれて2週間くらいで公園でヤカンに入れて遺棄されていたところを保護して、里親を探すつもりがあまりの可愛さにメロメロになってそのままうちの子になったコたちでした。
離乳前に保護したので、哺乳瓶での授乳が必要で、排泄も濡れティッシュでお尻をちょいちょいしてやる必要もありました。そりゃもう可愛かったですよ…
私にとっては初めての猫たちで、おまけに乳飲み子、当時はSNSどころか今ほどインターネットでの情報量も十分ではなく、何もかもが手探りでしたが、それだけに楽しかったですね。今だったらSNSで沢山のフォロワーさんたちにも助けてもらえそうですが。
すくすくと成長し、少年少女時代、成猫期を経ていつの間にか老猫期に。そしてある夜、長男猫と長女猫は同じ日に虹の橋に旅立ったのでした。
心に開いた猫型の穴
この記事は、その一年後に書いたものです。
今よりもずっと悲しみが激しい…当時は次男猫も闘病中で心細かったですし、心に開いた猫型の穴の縁は今よりもずっと尖っていたようです。
5年も経ったから悲しくないかと言えば、激しい悲しみはありませんが、お腹の底でどっしりと居座っています。ウチはAmazonのFireTVを使っていますが、スクリーンセーバーのAmazon Photoで三兄妹が出てくるとこれがまたメンタルに地味に効くのです。
悲しくなるけれど、思い出すことは以前よりもずっと増えました。そしてたまに姫ちゃんも画面を見つめていたりします。意外といいもんです。
悲しみは無くならない
時間が経てば悲しくなくなるかと思っていたこともありますが、実際には全然そんなこと無いですね!姫ちゃんという新しい猫さんをお迎えしても悲しみはなくなりません。だって別猫だから。
姫ちゃんを迎えて猫欠乏症こそなくなりましたが、三兄妹を思うと今でも胸がぎゅっと苦しくなります。超フレンドリーな長男猫と、クールだけど実に愛情深い長女猫のことは今でも忘れることはありません。もちろん、スマートな次男猫も。
看病介護をしていると、汚れものの洗濯やら頻度の高い通院、お給餌、吐しゃ物や粗相の始末、サプリやクスリの投与など毎日が大変でしたが、お世話をする猫が虹の橋に旅立ってしまうとこれらが全部無くなってしまうので、物凄く手持無沙汰になるということを知りました。あれだけ大変だった毎日が、「もっとちゃんとお世話するからもっと長く生きていて欲しかった」と思った自分にちょっとビックリしました。若返ることなんてありえないし、もう病気が良くなることも無いことは分かっていたのですが…
そういう経験もあって、次男猫の看病介護は全力投球出来たんだと思います。
生後2週めくらいの長男猫が力を振り絞って大声で「僕たちを保護してくださーい!」と私を呼び止めなかったら、今の猫バカの私は居ないのです。姫ちゃんは長男猫に感謝した方がいいぞ!
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