記事内に広告が含まれることがあります。

【猫】ラプロス投与再開後の推移

1 猫
この記事は約5分で読めます。

ラプロスの効果?

昨年の晩秋よりラプロスを低用量で与えています。投薬開始後、まだ血液検査はしていないので、効き目等については何とも言えないのですが、副作用というか副次的効果を得ているように感じています。

個人的に一番ありがたいのは便通の改善です。

ウンコ2

以前は2日や3日出ないこともよくありましたが、最近では量は少ない日もあるものの、ほぼ毎日排便してくれるようになっています。

我が家の場合、自宅輸液やその他のおクスリの投薬もあることから、色々な要素が猫の生活に影響しているとは思うのですが、ラプロスの投薬を中止した時と再開してからの状況を考えると、なるほど猫のQOLを上げると製造元が標榜するこのクスリ、確かにそういう面が多いような気がします。

ラプロスとは

ラプロスの製品案内書

ラプロスは、腎不全のステージ2~3の猫向けのおクスリです。ラプロスを開発した東レの製品案内には、以下のような記述があります。

  • 動物用医薬品で初めて「腎機能低下の抑制」が効能・効果で認められた治療薬です
  • QOL改善度において高い評価が得られており、飼い主様の治療への積極的な参加が期待できます
  • 食欲不振を改善し、体重の減少を抑制します。また、活動性の低下を抑制します

https://www.toray.jp/chemical/animal/pdf/rapros.pdf

夢のようなおクスリです(笑)。案内書では、CrやBUNの上昇抑制の臨床データと同等以上に、食欲の改善や全身症状の悪化抑制を説明しています。

腎臓は、基本的に消耗品的な細胞の集合体なので、悪化した腎臓が治ることはありません。肝臓等と違って腎臓の細胞は再生しないのです。

ただ残って働いている細胞を守るということが出来れば、腎不全の進行を遅らせることが出来ます。これまでの腎不全の猫に認められてきた他のクスリとちょっと違って、腎臓そのものへのアプローチするクスリということで、数か月で服用した・しないでかなりの差が出るようです。

ラプロスの副作用

あくまで我が家の次男猫の場合です。効能・副作用の発現には個体差があります!

我が家では、最初はまず低用量で開始しましたが、身体がビックリした副作用なのか、強烈な胃腸炎を発症してかなりヤバい状態になったため、いったんは投与を中止しました。

この胃腸炎で、食欲廃絶、強制給餌するも度重なる嘔吐重度の脱水となり、通院も諦めるほどに状態が悪化しました。その後、無事に回復したので、かなり期間を開けてから更なる低用量より再開しています。

幸いにも、その後はひどい副作用が出ることもなく、むしろ副次的な効果をありがたく受けている状態です。

ラプロス投与開始後の経過

先月の弊ブログには以下のように書いています。

  • 摂食量および飲水量の増加
  • 活動量も増加
  • 便秘が解消しつつある

この状態は、継続できてます!食欲には波がありますが、食べる時はキチンと食べます。ちゅ~るも一本軽く完食して、「もっとクレ」というほどです。以前は半分くらいで残すことも多かったのに。ちゅ~るを見せると寝床からいそいそと走り寄ってきますし、夜な夜な宅内パトロールを欠かさないくらいには活動しています。

冒頭に申し上げたように、私として最もありがたいのは便秘が解消したことです。

便秘がひどい時はいきみゲロをすることも多かったのですが、ここ数週間ではかなりその回数は激減しています。日々のウンチの多寡はありますが、毎日、何かしらのウンコが出るのは良いことです。次男猫の場合、腸内毒素の吸着剤も与えていますので、そもそもウンコが出ないと毒素も排出されないため、こちらのクスリの効果も出ません。

便秘がおさまってウンコが出るということは、腎不全の猫にとっては、まわりまわって血中の毒素も軽減され、気分が良くなって食欲が増して水も良く飲み…という好循環が回るようになります。

気持ち悪さや過剰ないきみが解消されれば嘔吐も減るので脱水する機会も減らせます。今んとこ、腎臓に効いているかどうかは分からないんですけど、ここんとこの様子をみてると投薬を止めるという選択肢は無いかなあ。

ネックは、おクスリ代が高いところです。ラプロスは腎臓の悪化を遅らせるためのクスリなので、飲んだからといってすぐに元気になるというものではないので、体感的なコスパを考えると、腎臓への効き目そのものより、食欲が出たとか元気になったとか便通が改善したという副次的な効き目を喜ぶのがいいかもしれません。次回の血液検査で数値が下がっていればもっと嬉しいですけどね。

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました