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【猫】姫ちゃんがやってきて6ヶ月

1 猫
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姫ちゃんがやってきて半年経過

姫ちゃんを保護主さんから我が家にお迎えして6ヶ月。もう半年も経ったのかというのと、まだ半年しか経ってないのかという気持ちが入り混じります。

姫ちゃんが我が家にやってきたのは2021年の10月。

我が家に来てすぐにゴロンしてお腹を見せ、ゴハンもしっかり食べてトイレもすぐに使い…我が家に馴染まなかったらどうしようという心配はまさに1時間も経たないうちに杞憂となりました。保護主さんからは人懐こいとは聞いていましたが…ここまでとは。

ただ、1歳ちょっとの若猫の割にはおとなしい猫ちゃんだな、女の子だからかな、などと思っていましたが、これは大いなる勘違いだということを後になって思い知ります。当時は皮膚炎がありましたので、掻き壊し防止のために1ヶ月半くらいはエリザベスカラーをしてたせいで遊ぶ気にならなかったみたいです。エリカラを外してからというもの、遊び方が激しいのなんの…キャットトンネルと猫じゃらしで延々と遊び、3部屋を猛ダッシュで行ったり来たり。

老猫暮らしが長くなった私にとっては、若猫の運動能力を見せつけられ、若かりし頃の三兄妹や自分のことを思い出してます。

猫型の穴は塞がる?

以前に書いたことがありますが、猫が死んだら飼い主の心に猫型の穴を空けると言います。

これを書いた当時はまだ次男猫は闘病中でしたので、私の心には穴が2つ空いた状態だったのですが、この後1ヶ月もしないウチに次男猫も虹の橋へと旅立ち、私の心には三兄妹のカタチをした穴がぽっかり空いたのでした。

次男猫を送ってから初七日が過ぎ、四十九日が過ぎ…尖っていた心の穴のエッジが少々丸みを帯びてきたころに、譲渡会サイトで出会ったのが「姫ちゃん」でした。

姫ちゃんは、毛色だけでなく性格も長男猫に似ていますが、長女猫のメス猫らしさ、スマートな次男猫の要素を兼ね備えているとも感じられ、三兄妹が空けた心の穴をいい感じで埋めてくれていて、三兄妹との暮らしの延長のように感じてしまうほどに我が家に来るべくしてやって来た猫ちゃんなんだ感じます。だから、「まだたった半年しか経っていないの?」と思ってしまうのでしょう。

家が必要な猫ちゃんはたくさんいる

私の周りにいるのはいわゆる「猫バカ」と呼ばれるタイプの人が多いのですが、家の猫が産んだ仔猫を遺棄したり、自分が転居する際に猫を放置したり…そういう人間がいる限り、新しい家が必要な猫さんは居なくなりません。「猫はお外暮らしこそが自然」などと嘯く人間は、いっぺん野外に放り出されて暮らしてみろと言いたいです。夏は暑いし冬は寒い、餌付け禁止によりゴハンは減って、病気にだってなりますし、仔猫の天敵はカラスや野鳥ですし、交通事故だってしょっちゅう…野山暮らし以上に、人里でのお外暮らしは過酷です。

個人的に、猫ちゃんへの愛情は人それぞれだと思いますし、純血種の猫ちゃんと暮らしたいという気持ちも分かります。そういう方は、悪質なブリード(繁殖)の後に展示販売されるペットショップでお迎えするのではなく、良質なブリーダーからお迎えして欲しいです。

それ以外の方は、ぜひとも譲渡会などに足を運んでみてください。

不幸にもお外暮らしを強いられていたものの、保護猫ボランティアさんが手塩にかけて里子に出られるようにしてくださった猫ちゃんがたくさん居ます。私のように運命の出会いがあるかもしれません。

最近は、NNN(ねこねこネットワーク)も、ターゲット宅に猫を派遣するのではなく、譲渡会に営業チャネルをシフトしているような気がするんですよねえ…だから保護猫ボランティアさんがひっきりなしに捕獲せざるを得なくなっているような。

気配が減った三兄妹

以前は、たまに家の中に三兄妹の気配がありました。

廊下をてってってと歩いたりトイレの前で考え込んでいた長男猫、こっちをじっと見ている次男猫、枕元で佇む長女猫。姿は見えなくてもそんな気配がすることが時々あったのですが、最近はすっかりそういうことが無くなりました。姫ちゃんへの引き継ぎも無事に済んで安心しているのでしょうか。

天然で人間には爪も牙も出さない優しい長男猫、欲しいゴハンが出てくるまで無言でじっとお皿の前で固まる次男猫、要求が通るまで諦めないしつこい長女猫…色々と引き継いでくれたようです。

三兄妹のことは、決して忘れたわけではないのですが、思い出すたびに胸がギュッと締め付けられるようなことは無くなり、むしろほんわかと幸せな気分になります。

猫のカタチをした穴を塞ぐのは、やはり猫ちゃんです。

 

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