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【猫】慢性腎臓病の猫と飼い主

1 猫
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先代の三兄妹猫は全員、慢性腎臓病を患いました。全員、若い頃から病気知らずで歳をとってから関節がやや痛そうではありましたが、最初にして最後の病気が慢性腎臓病。闘病期間は5年ほどだったでしょうか…三兄妹合算するとざっと15年!

猫が長生きするとガンと並んで避けられない疾病である慢性腎臓病(末期になると腎不全)ですが、どうしたら良いのかを改めて考えてみたいと思います。

慢性腎臓病の猫と飼い主

慢性腎臓病の猫に対して、飼い主は以下のような対応をすることが重要かと感じています。

定期的な受診

慢性腎臓病は進行性の病気であり、定期的な検査や診察が必要となります。急性の腎臓病を除いて、慢性腎臓病は多少の波はありますが、基本的には治る病気でありません。飼い主は、定期的に獣医師の診察を受け、必要な治療やケアを行うことになります。そのためにも、猫や飼い主にとって相性の良い獣医師さんや動物病院の存在は不可欠です!通院の頻度は高くなるので、何となく気が進まない獣医師さんや動物病院はかなりのストレスになります…

食餌管理

腎臓病の猫には、腎臓に負担をかけない「低たんぱく」「低リン」の特別な食事が必要です。獣医師から指示された食事を与えるようにし、定期的に体重や食欲などをモニタリングすることが大切です。獣医師さんが言う療法食を与えておけば安心…ではありません。確かに、療法食は計算された栄養バランスではありますが、食べなければ意味がありません。療法食に拘って体重を減らしてしまうのは絶対にNGです。シニア食など、総合栄養食でも低タンパクのフードもあります。大事なことなのでもう一度言います。体重は減らしてはいけません!

シニア食は、タンパク質やリンが少なめに配合されていたりします。療法食が好ましいのは間違いないですが、総合栄養食のスペックも確認して与えても良いかもしれません。体重維持が何より重要ですから!

水分補給の促進

腎臓病の猫は、水分を多く摂取することが大切です。というのも、体内の老廃物を濾過する腎臓機能低下を補うために、たくさんのオシッコで老廃物を排出することになるからです。飲水量が今まで通りでオシッコの量や回数が増えると、身体は脱水します。一時的な脱水であれば問題無いですが、細胞レベルまで脱水してしまうと厄介です。ウエットフードを与えるのも効果的ですが、単に水場を増やすだけでも飲水の機会が増え、飲水量の増加が期待できます。口の広いお皿はヒゲが当たらないので良いそうですし、蛇口から水を飲む猫さんはこうした給水器も効果的です。

これ、次男猫にも買って上げたかった…姫ちゃんは喜んで使っています。

薬やサプリの与え方に注意

薬は獣医師さんからの投与量や方法を守って適切に与えるようにしてください。複数のクスリやサプリ等を併用する際は、タイミングや順番などにも獣医師さんにご確認ください。毒素を吸着する活性炭等のサプリは、場合によっては薬の成分も吸着することもあるようです。薬やサプリの投与は猫さんだけでなく飼い主にとってもツライもの…無駄な投薬はなるべく避ける方が良かろうと思います。

お薬は一度に与えたい場合は、カプセルに入れて与えるのも手です。食後の複数の薬などはカプセルに入れることで投与の回数がかなり減らせました。

また、粉薬をカプセルに詰めるツール「ベンリーナ」には随分と助けられました。

次男猫は錠剤は比較的難なく飲めましたが、粉の薬やサプリがホントにダメでしたけど、これのおかげで決まった量をキチンと与えることができました。

ストレスの少ない環境の維持

猫さんはストレスを感じやすく、またストレスに弱い生き物です。「ウチのコはそんなことない」と仰せの飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、「ゴハンがお皿に入ってない」とか「トイレを掃除して!」と怒ったりしませんか?それ、ストレスかもしれません…特に慢性腎臓病になると多飲多尿になるので、トイレを使う頻度も上がります。猫砂の交換頻度を上げたり、猫トイレの増設も猫のストレス軽減につながります。

また、シニア猫になるとトイレに間に合わないのか、トイレに頭だけ入ってオシッコが場外になるということも多々あります…トイレ前にワンコの躾用トイレを使うのが良かったです。この場合、「すのこ」付きが断然オススメです。

腎臓病の猫に投与する主な医薬品

次にお薬の話。猫が慢性腎臓病になると毎日お薬を飲ませる生活になります…慢性腎臓病の猫に投与する主な医薬品には、以下のようなものがあります。

ACE阻害薬

有名なのはエランコの「フォルテコール」。三兄妹も血液検査で腎機能の低下が確認されたとき、最初に処方されました。自分の薬じゃないので効いてるか効いていないのかよく分からないお薬でしたが、途中で止めることなく与え続けてました。

アンジオテンシンII受容体拮抗剤

セミントラ」。我が家では一度も使うことがありませんでしたが、スポイトで口の中に投入する液体なので、錠剤がダメな猫さんには良いかと。ただ、コロナ禍で一時的に生産量が激減して獣医師とユーザーをパニックに陥れたという前科があります…

カルシウム拮抗薬

血圧降下剤、「アムロジピン」。慢性腎臓病の猫はほぼ全員が高血圧になってしまうので、血圧を下げることで蛋白尿の抑止や、腎臓や心臓の負担を減らすという効果もあります。

経口プロスタサイクリン(PGI2)

ラプロス」。これまで発症してしまった慢性腎臓病の高血圧を防ぐことで腎臓を保護する薬がメインだったところ、腎臓への血流を良くして腎臓の寿命を長くしようという画期的な薬が「ラプロス」です。個人的には、これは「効いた」という実感が得られたお薬でした。

 

→ 今回はここまで。続いて、効果を実感できた「ラプロス」や、近い将来に画期的なお薬になるかもしれない「AIM」については次回にまとめます。

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