水を飲まない若猫
慢性腎臓病を患うシニア猫と長年暮らしてきたせいか、姫ちゃんが我が家に来て気になるのは水を飲む量が圧倒的に少ないということ。
残念ながら、我が家では三兄妹の多頭飼いで誰がどれくらい水を飲んだかは把握できていませんでしたが、それなりの頻度でちゃっちゃっと音を立てて水を飲む姿は見ていました。一人になった次男猫も色んなところで水を飲んでいました。
次男猫、あちこちの水場で飲み歩いてました
しかしながら姫ちゃんはよくゴハンは食べるものの、水はあんまり飲まないのです。姫ちゃんはドライ派で、ウェットはあまり食べません。水分を摂らせるためにちゅ～るに水を足して与えていますが、水を飲む習慣をつけて欲しいところです。
水を飲ませるには空腹の時間を作るべし
末期の三兄妹があまりゴハンを食べられなくなったことから、ついついカリカリを絶やすこと無く与えてしまっていましたが、これはあまりよろしくない…食後、猫ちゃんの尿はアルカリ性になるため、ダラダラとゴハンを食べているとずーっとアルカリ性のオシッコになってしまい、膀胱炎や結石に繋がりやすいそうです。
何より、猫ちゃんも人間と同じく、空腹時に食べ物が無いと水を飲んでお腹をごまかすそうです。
我が家でもお皿にカリカリの無い時間を意識して設けるようになりましたが、ゴハンゴハンを要求された時に「お水飲みなさい！」というと、しぶしぶ水を飲むということが増えました。
深夜のゴハンコールには負けて与えてしまいますが…
下部尿路の療法食は効く？
はるか大昔ですが、次男猫が膀胱炎になってしまった時、動物病院で処方されたのがウォルサム（懐かしい！）の療法食でした。獣医師先生が言うには、水をたくさん飲んでくれるカリカリとのこと。実際、与えてみると水はよく飲むし、オシッコもよく出て、クスリが効いたのか、療法食が効いたのか、この時の膀胱炎はすぐに治りました。この時の獣医師先生の「よく水を飲むようになる」という言葉は今でもよく覚えています。
どうも、ミネラル成分を抑えるとともに、ナトリウム多めのレシピで喉が乾いて水をよく飲むようになるようです。人間もしょっぱいものを食べるとよく水を飲みますもんね。
ちなみに、「世界の山ちゃん」で手羽先を食べているとビールも美味しく感じられてたくさん飲んでしまいますが、ビールは利尿作用があるのでどんどんオシッコになって出ていってしまいます。しっかりと水も飲まないとエラいことになりますよ…はい。
画像出典 ： 世界の山ちゃん 公式Webサイト
（「世界の山ちゃん」、初めて行った時はまだ10店舗にも満たなかったのに…）
塩っぱいのか、やっぱりよく水を飲みます！
今回もやっぱりロイヤルカナンの療法食を与えてみました。
飲みますねえ…！
びっくりするくらい飲水量が増え、猫砂のオシッコ玉も大きくなりました。回数は変わらずかな。食いつきは大変良好です。ナトリウムというか、味が濃いめです。いつものカリカリよりも美味しそうに食べました。ただ、お値段も通常食とはだいぶ違うんだよ、姫ちゃん…
お留守番の時間に、水をしっかり飲んでもらえるよう、お弁当として置きゴハンにしておこうと思います。水を飲む習慣がつけば、通常食に戻します。療法食といいつつ、栄養バランスは悪くないと思うんですけどねえ。
【保証分析値】 たんぱく質 30.0 %以上 脂質 9.0 %以上 粗繊維 8.8 %以下 灰分 10.0 %以下 水分 6.5 %以下 食物繊維 13.5 %
ビタミン（1kg中）
A 34,500 IU/kg D3 1,200 IU/kg E 600 mg/kg
カロリー含有量
（代謝エネルギー） 346 kcal/100g【原材料】 魚肉、米、コーンフラワー、植物性繊維、超高消化性小麦タンパク（消化率90％以上）、動物性油脂、コーングルテン、加水分解タンパク（鶏、七面鳥）、大豆油、フラクトオリゴ糖、マリーゴールドエキス（ルテイン源）、アミノ酸類（DL-メチオニン、タウリン、L-カルニチン）、ミネラル類（Cl、K、Na、Ca、P、Zn、Mn、Fe、Cu、I）、ビタミン類（コリン、E、ナイアシン、B12、パントテン酸カルシウム、ビオチン、B6、A、B2、B1、D3、葉酸、K3）、酸化防止剤（ミックストコフェロール、ローズマリーエキス）
出典 ： ロイヤルカナン 公式 製品Webサイト より
ただ、ナトリウムが多めなので腎臓病の猫ちゃんにはNGだと思いますが、少なくとも猫の高血圧に関してナトリウム制限は不要だという見解もあります。
こちらのサイトによると、今回、私が買い求めたカリカリはかなり塩っぱいもののようです。そりゃ喉が乾くよね。でもその分、水を飲んでくれればいいような気がします。なにより美味しそうに食べてくれます！
（ただ、食べ慣れたカリカリは物足りなそうな顔をしています）
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