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【猫】痙攣発作が出た時に飼い主はどうすべきか(実話)

1 猫
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激しい痙攣発作にパニック

足腰が立たなくなった次男猫…

昨夕、寝床のペットシーツを交換しようと身体を寝床から移動させた時に、突然、激しい痙攣発作を起こしました。

この発作のことは、思い出すのも嫌になるくらいツラいです。

真っ黒に瞳孔を見開いたまま、口を大きく開けて荒い呼吸をし、身体をガクガクと震わせる姿を見ると、誰でもパニックになると思います。少なくとも初めての場合は、何が起こったのかとワケが分からなくなると思います。

イメージとしては、暴れながら、ムンクの「叫び」の状態になると思っていただければ…いつもの可愛い愛猫の姿ではありません。飼い主としても心の傷になりそうなほどにキツいです。

Eric PerlinによるPixabayからの画像

落ち着いたら病院へ

昨日は、診察時間だったので痙攣発作が出た時に病院に電話。

たけ
たけ

次男猫が激しい発作を起こしてます!どうすれば良いですか??

今は出来ることが無いので、落ち着くまで待ってください。どのくらい続いてますか?落ち着いたら連れてきてください。

たけ
たけ

5分くらいかな…口を開けてハアハア言ってますけど、このまま落ち着かなかったらどうなるんですか?!

冷たいことを言うようですが、発作が出ている間に出来ることはありません。ツラいでしょうが、落ち着いてから病院にいらしてください。

 

この電話中に、口を開けて舌を出してハアハア言ってたのが、口を閉じてふぅふぅというくらいにまで落ち着いてきました。まだちょっと息も荒かったのですが、そのことを伝えると、通院しても大丈夫だろうということで、次男猫をキャリーバッグに詰め込んで病院へ。

診察室でキャリーバッグを開けると、「ん?」みたいな顔を出した次男猫。先生も「電話ではもっとひどい状態かと思ってましたが…良かった(笑)」と。

今思えば、先生のおっしゃることは道理で、発作中に病院に連れて行くことはできません。そして、後述するように、飼い主が出来ることは本当に限られていますが、実はやらねばならないことがたくさんあるのです。

痙攣発作が出たら、飼い主にはやってあげられる治療も無く、穏やかにしてあげることも出来ません。ただ、獣医師先生に適切に治療してもらうために、観察した状況を伝えるという大事な仕事があります。

発作中に飼い主がやること

これは先生に言われたことです。備忘メモ的に残しておきます。

激しい痙攣発作が出たときに飼い主がすべきことは、以下のようなことだそうです。

  • 発作で暴れた時に頭や手足をぶつけたりしないように広い場所を確保する
  • 抱っこしたり、撫でたり、さすったりしない
  • 口周りには絶対に手指や顔などを近づけない
  • 発作の回数や発作が起きている時間を観察する
  • スマホなどで発作の状況を撮影し診察時に獣医師に見せる

痙攣が起きている時は、意識が飛んでいるため、一切の容赦が無くなるそうです。なので、爪で引っかかれたり、噛まれたりすると、飼い主へのじゃれる攻撃ではなく、無意識の本能レベルの攻撃力になるため、大怪我することになるらしいです。発作の間は、意識が無いため、呼びかけしても聞こえてないようで、却って刺激になって良くないかもしれません。

間違っても、呼吸が苦しそうだからといって、私のように人工呼吸などを行ってはいけません。口周りをマジ噛みされたらエライことになるところでした。

広いところで痙攣が収まるのを待つ、時間を測る、回数を確認する、できればスマホで動画撮影をする。治まって落ち着いたら病院に連れていく。

脳の中の電気信号が暴走している状態なので、刺激を与えたりするとまた発作を起こす場合があります。落ち着いてから病院へ

ただ、何度も痙攣が断続的に起こったり、意識が戻らないようだと、急いで病院へ、夜間等であれば救急の病院などへ連れていった方が良いようです。

(難しいですが)パニックにならず、冷静に

昨日、大パニックになった私がしたり顔でこういうのもなんですが、痙攣発作が起きたときは、飼い主は落ち着いて行動を。大事なことなのでもう一度。

  • 暴れた時に怪我しないように広い場所へ
  • 抱っこしない、撫でたり、さすったりしない
  • 口周りに身体を近づけない
  • 発作の回数や時間を観察する
  • スマホで撮影して獣医師に見せる

痙攣発作は5分以内で落ち着くことも多いようで、次男猫みたいにしばらくするとケロリとすることもあります。(かなり体力を使ってしまったみたいですが)

とは言え、「今生の別れかもしれない」ということが頭をよぎる瞬間です。同じことが起きた時、こうしたことが自分に出来るかはちょっと分かりません…

ただ、ちょっとそうなった時のことをイメージとして持っておくと、とっさの際にお役に立つかも知れません。

かなり凄惨な光景になります。それを知っているだけでもパニック度は少しはマシになるかも…少なくとも私は寿命が縮みました。

「昨日の今日でブログかい」と思われるかも知れませんが、なんかやってないと落ち着かないんです…

 

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コメント

  1. ななこ より:

    たけさん、こんばんは。

    昨年末亡くなった我が家の猫、亡くなる2日前から激しい痙攣が数回起きました。
    尿毒症による痙攣でした。
    亡くなる直前も痙攣が起きてました。
    あれは見てるのが辛いです(。>д<)
    こちらは見てるだけしかない。
    痙攣を抑える注射を亡くなる前日に動物病院で打ちましたが、効きませんでした。。。
    うちの猫はビニールの音にびっくりした後に痙攣が始まったので、
    たけさんの猫ちゃんも音にはお気をつけ下さい。

  2. たけ たけ より:

    ななこさん、こんばんは。

    そうですか…尿毒症の痙攣ですか…
    ななこさんもお辛かったでしょうね、お察しいたします。

    音がトリガーになるケースはあるみたいですね。あと光とか。
    なので、今はテレビもあんまり点けませんし、照明も控えめです。
    おかげで、家のなかはひっそり状態です(笑)。

    どうか一過性でありますように…。

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