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【猫】看取り日記番外編-この1年を振り返ります

1 猫
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看取り日記はここから始まりました。

多飲多尿になるといわれる慢性腎不全。長きにわたり闘病してきましたが、最終的には腎臓がオシッコを作らなくなってしまいました。それからの日々を綴ったのが、我が家の看取り日記です。

最後の1年の闘病生活を振り返り、こんな日々だった、こういうのが効果があったというものをまとめます。

昨年は体調が不安定

2020年5月、18歳の誕生日を迎えた頃。流し目…

次男猫が18歳になった昨年の5月といえば、緊急事態宣言が出ていて、大河ドラマの「麒麟が来る」も撮影が追いつかずに放送スケジュールが変更されたりしていたころ。次男猫、昨年の5月は体調がかなり不安定で、よく食べる日もあれば全く食べようとしない日があり、カリカリ療法食に加えて、ヒルズのa/d缶やロイカナの退院サポートなどをちびちび食べてました。当時は便秘が原因で体調がかなり左右されていました

6月に入ると体調が安定してきて体重も増加してきました。当時の写真を見ると、結構元気で、瞳孔もちゃんと機能しています。なうなうと私を呼んでは、「フリカケをかけろ」だの「蛇口から水をちょろちょろ出せ」などと言い、膝上に乗ってきて甘えることもありました。ただ、もう喉をゴロゴロ言わせることは無かったなあ。爪も引っ込めなくなったし。

このときはフリカケを要求中かな

それが夏を過ぎて秋に入ると、オシッコエラーが頻発するように。10月の下旬になると、通院時のキャリーのなかでシッコはするわ、ウンチはするわ、いきみゲロするわと。11月に入ったころに食欲がぱたりと止まり、木枯らし1号が吹く頃には昼間は寝て夜にゴソゴソするというまさしく引きこもり生活。このあたりから耳も遠くなり、目もよく見えなくなってきたようで、認知症も進んできていたようです。

この頃から私もブログを書くようになり、それまでの何となくな療養生活から、あれこれとチャレンジングな療養生活になっていったのですが、そのなかで、これはやって良かったということを振り返ります。

効果があったこと

高頻度な皮下輸液

恐らく、一番効果があったのは自宅での皮下輸液。脱水状態が改善したことで、便秘がかなり改善。いきみゲロも減り、食べる量も増えました。脱水状態の解消は、やはり慢性腎不全+高齢猫のQOL向上に効果があると思います。自宅での輸液は、通院という人間・猫双方にとってのストレスが減るのも大きいです。ただ、始めたころの11月ごろは、逃げる次男猫、漏れる輸液に苦労しました…。

ラプロス

効き目が体感しにくい某フォルテコールに比べて、ラプロスは服用後に効いてる!という実感が得られたクスリです。腎臓にどう効いたかはちょっと分かりませんが、便秘しにくくなった食欲が出た元気度が上がったのは間違いありません。ただ、投与開始してすぐに副作用とみられる激しい胃腸炎が出てひどい目にあいましたので、投与開始時は注意が必要かと。副作用さえ乗り切れれば、もっと早い時期に投与を始めていればなあと思えるおクスリ。ただ、お値段はネックです…止めるに止められないので。

モエギタブ

末期になって新たに投入を開始したサプリでしたが、●●に効果!というよりも、全身に効果がある感じでした。毛並み(厳密には皮膚かな?)は良くなりましたし、元気度の底上げになりました。これももっと早くから始めていればなあと思わされたサプリです。モエギイガイ系のサプリではアンチノールが有名ですが、ソフトカプセルでない錠剤で、与えやすいことと、コスパはこっちかも。

COMBOシリーズのカリカリ

慢性腎不全の基本は療法食による食餌療法です。しかし、高齢猫になると粒が大きい海外製のカリカリ療法食はどうにも食べにくいようです。国産のシニア向けキャットフードは粒が小さくて薄いものが多く、高齢猫の腎臓事情を配慮してか、低たんぱく+低リンという栄養スペックになっているものが多いです。ロイカナの腎サポを食べなくなって、フリカケにしたり、最終的にはコレをメインにしたりしましたが、最後まで食べてくれたカリカリがCOMBOシリーズ、お世話になりました。

メルミル介護期用ペースト

ドライフードを食べなくなって以降、最後の夜まで食べてくれたのが、メルミルの介護期用ペースト。ちゅ~るを食べなくなっても(!)、これは最後まで自力で舐めようとしてくれました。食べ残した分は、水やぬるま湯でゆるめてシリンジ給餌もOK。1袋が30gで43Kcalとカロリーが高いのもグッド。カロリー効率や、カロリーあたりコストならヒルズのa/d缶よりも上じゃないかと。症状が悪くなるにつれて食べられる量は減りましたが、最後まで食べてくれたゴハンです。

初めてのターミナルケア

良書です。長女猫と長男猫を送り出して、ある程度の知識は持っているつもりでしたが、この本は病猫の看病や老猫介護をする方のお宅には常備されたほうが良いかと思いますし、今は元気な猫ちゃんと一緒に暮らしておられる方もご一読されておくことをおすすめします。実際、次男猫が息を引き取ったあと、一番最初に手にとったのがこの本でした。

何度かのヤマをこえられました

自宅での高頻度な皮下輸液と、ラプロスのおかげか、体力が底上げされて年を超すことができ、その後も色々と試してきて、それらのことを弊ブログではつらつら書いてきました。次男猫は何度も最悪期から奇跡のように立ち直り、回復してきてくれました。悪化したら落ち込みますが、回復している姿を見るのは何とも尊いものを見ているような気分になったものです。

やっぱり男前だな…

皆さまの猫ちゃんにおかれましては、ご家庭の環境も異なり、また掛かりつけ獣医師さんの治療方針等もあるでしょう…そして何より猫ちゃんには個体差があります。私のとった方法が一番良いということは全くありませんし、効果を保証するものではありません。それでも困ったり迷ってる方のご参考になれば幸いです。ベストではなくても、キッカケになれば嬉しいです。

病気や高齢で頑張ってる猫ちゃんと、その飼い主さんを応援します!

反応があると嬉しいですよね!

 

 

 

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