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【猫】老猫は眼を閉じない-凝視しつつ爆睡する不思議

1 猫
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起きているのかと思いきや爆睡

基本的に、日がな寝て過ごしている次男猫。夜はニャルソックで忙しいため、昼間はシフト休みをとっているのだと思うのですが、スフィンクスの状態で遠くを凝視していることがよくあります。が、近づいても無反応で、触るとビクッとして気がつくようなことが…。

次男猫は、眼を開けたまま寝ているのです。

被っているブランケットの隙間を覗き見ると、ブランケットの中で一点凝視をしていたりするので、気づかれたかと思いきや、触るとビクッと起きたりします。

まあ、どうしたもんかと思うのですが、眉間や耳などを撫でるとまぶたを閉じるので、まぶたが動かないわけではないようなのですが、しばらくするとまた凝視するような顔で寝入ってしまいます。

膝上で仰向けになっている状態で、眼は爛々としているのに完全に脱力してだらりと四肢を垂らしていたり…この状態で爆睡…。斜頸が出たあたりくらいからかなあ…眼を閉じなくなったのは。

こっちが慣れるまでちょっと時間がかかりました。

眼を閉じないし瞳孔も動かない

眼を閉じなくなったのは最近ですが、瞳孔はあまり動かなくなって数ヶ月経ちます。

19年以上、愛猫の写真を撮ってきましたが、若いころは真っ黒な瞳の猫を撮りたかったのに、当時のデジカメでは暗いところではピントが甘くなってしまい、明るいところでの瞳孔が細くなった猫写真ばかりなのが不満でした。しかしながら、今は逆に瞳が文字通り猫の目のようにくるくる変わるのが懐かしいです。

若いころは瞳孔の動きも活発!

今は次男猫の目の前で指を動かしても、反応することもあれば、無反応のこともあります。見えてないのかと思いきや、猫じゃらしには反応したりもします。何かにぶつかったりすることもありません。トイレやベランダなど、行きたいところにはスタスタと迷いなく歩いていっています。ただ、以前は大好きだったソファや風呂蓋の上にはあまり飛び乗らなくなりました。高いところはちょっと怖いのかもしれません。おそらく、全く見えていないわけではないが、良くは見えてはいないようです。

ただ、それなりに瞬きはしているようで、ドライアイになったりしている様子はなく、変な涙や目ヤニも出ていません。

眼なのか脳なのか

このように、あんまり良くは見えていない状態は数ヶ月続いていますが、新しい水場やゴハン場にも適応していますし、たまにトイレエラーはありますが、ほとんどの場合、決まったところでキチンと用を足していて、日常生活に大きな差し障りは無いというのが現状です。ただまあ、どこかに不具合があるんだろうなとは思いますが。

瞳孔が開きっぱなし、目が緑に見える(瞳孔が開いたままだと眼底が見えて緑っぽく見えることがあります)といった症状は、網膜の萎縮、緑内障や高血圧からの二次的な網膜障害によっても起こります。光を感じなくなったせいで、瞳孔が反応しないという状態です。

出典:動物病院京都 目の病気と思いきや 2018年3月

確かに写真を見ると、瞳孔が緑っぽく写ってることもあります。

高血圧によるなんらかの影響と考えてきましたが、痙攣や斜頸が出たりすることもあるので、脳のどこかになにか病変を抱えている可能性もあります…。

眼については病院でも診ては貰っていて、「まあ、あんまり見えていなさそうですね」とのことですが、かといって濃厚検査や積極治療をするかと言われると何とも難しいところです。こちらの検査や治療で腎臓の悪化に拍車がかかるとそれこそ命に関わるので慎重にならざるを得ません。腎不全も末期になると腎臓に負担のかかる麻酔やクスリの選択肢が狭まる…うーん。

高齢猫にありがちな黒目がちな瞳

高齢猫になるとさすがに身体のあちこちにガタが来るようです。濾過機能が再生しない腎臓もそうですし、歯や歯茎のトラブルもそう。血管や臓器も言ってしまえば耐用年数を超えてしまっていますので、ウチの洗濯機のようにガタガタと大きな音を出すのも致し方ないのかもしれません。降圧剤も考えないわけではないのですが、吐いたりして血圧が急に下がった時のことを考えるとちょっと怖いし。今でも吐いた後はヨロヨロしているので。

猫友さんとこの猫ちゃんもご長寿さんが多いので、こういう黒目がちな老猫さんもたくさん見てきました。なんとなく、寂しい予感がしないでもないのですが、気持ちよく過ごしてもらえるよう、精一杯お世話を続けるしかありませんねえ。

黒目がちな猫さんの横顔は眺めていても惚れ惚れするんですよねえ…美しい!

ここ数日は眼を閉じている時間も少しずつ長くなってきたような気がします。これも一時的なモンかなあ。

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