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【猫】食事管理は大切-何より食べてくれることが大事

1 猫
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何をどれくらい食べているかが大事

ウチの猫たちはゴハンを食べることが大好き。長男猫は去勢手術後は、「食べることしか楽しみがない」と言わんばかりに食べてばかりいました。ゴハンがなければ、出してやるまで要求することもしばしばで、当時はイラッとすることもしばしばありました。

オラオラ、これに入ってるメシをだせー!

長男猫は、通院のたびに当時のかかりつけ医には「痩せさせろ」と言われてました。長女猫や次男猫は、長男猫ほどではありませんでしたが、晩年に比べると断然よく食べており、最盛期には三兄妹合わせれば17キロを超えていましたので、比較的大柄な兄妹だったと思います。

猫飼いにとって猫が美味しそうにゴハンを食べる姿は何よりも幸福感を感じる一時です。

悔やまれる療法食至上主義時代

まだ慢性腎臓病のステージ2くらいの時期。当時のかかりつけ病院は、今考えれば療法食至上主義の病院でした。そこに通い始めたころは、多少の痩せは始まっていましたが、みんなまだまだ筋肉もしっかりしていましたし、血液検査や尿検査の結果も年齢相応と評価されていましたが、腎臓の数値が落ちていたことから、フードを腎臓療法食に切り替えるように言われました。

当時の私は、獣医という専門家がそう指示するならそうすべきだと思っていました。しかしながら、それまでのロイヤルカナン(毛玉ケア)に比べて食べる量が少なくなり、療法食を食べ残すことが増えてきていました。通院のたびに、そのことも伝えましたし、計測する体重も減っていった時期ですが、

年齢とともに体重は落ちます
療法食以外のものを食べると腎臓が悪くなります
療法食を食べないとその後の経過に責任を持てません
猫はお腹が空いたら食べます

みたいなことを言われたを何度か言われました。当時の無知な私は「そんなもんかな」と思ってました…

自宅近くの動物病院は通院に便利でしたが、ベテランの獣医師が辞めたあとは、臨床を離れた院長や明らかに経験不足な新米獣医師の診察が増えたり、病院都合の休診が増えたりということで見切りをつけて転院したのですが、この間に文字通り致命的なミスを飼い主としてやらかしてしまっていました。

体重減少と恒常的な脱水

転院したあとのかかりつけ医は、長男猫を初診で診た時に、「年齢相応と言えなくもないが、脱水が続いているようだ。毛割れもひどく、骨格・体格の割に体重が少ない」と言われました。それ以来、通院頻度はそのままですが、1回あたりの輸液はそれまでの倍近くの量を入れてくれるようになり、元気度も回復しました。この傾向は、長女猫や次男猫も程度の差こそあれ、同じでした。

ゴハンに関しては、「療法食がいいのは間違いないけど、それ以外を食べてもいいんじゃないの?食べないのが一番悪い」とおおらか。むしろ、「年齢と腎臓病ということで、体重を増やすのは簡単じゃないけど、もう少し増やした方がいい」とも言われ、「体重がごそっと減るのは脱水。水をもっと飲ませて」とも言われました。

ただ、この先生(男性です)、順番が前の飼い主さんが若い女性だと、説明が妙に親切で長くなり、待たされます。女性が嬉しそうに返事すると、さらに説明が追加されます。気持ちは分かるけどさ…こっちの予約時間過ぎてるよ。

しかし、このあと、何年にもわたって、体重は増えずに維持するのがやっとで、何ヶ月かごとに体調を崩すたびにぐっと体重が落ちて、ようやく戻したと思ったら体調を崩すというサイクルになっていきました。慢性腎臓病のシニア猫になると体重は増えないことが多いので、減らさないのが何より大事です

獣医師さんによって治療方針は異なる

獣医さんの治療方針にケチをつける気は毛頭ありません。獣医師になるために必死で勉強して国家試験に合格して、数々の患畜を診察して治してきた獣医師さんの知識や経験は尊重すべきだと思ってます。

ただ、愛猫と過ごしている時間は圧倒的に飼い主の方が長いです。飼い主はなんとも思って無くても、診察や検査等で異常を見つけられるのは獣医師さんですが、通院して緊張している猫を診察する獣医師よりも、愛猫の変調を感じ取れるのは飼い主の方だと思います。確かに、療法食を食べさせた方が良いという獣医師さんの言葉は正しいとは思うのですが、それを盲目的に信じて、あの何年かで、体重を落としてしまったこと、脱水で腎臓病を進行させてしまったことは飼い主として痛恨の極み

慢性腎臓病の猫ちゃんに療法食を与えるのはセオリーとしては正しいです。ただ、個人的には療法食を食べ進まない状況よりは、トッピングや工夫を凝らして療法食を少しでも多く食べてもらうのが望ましいと思います。

「療法食を食べてもらうこと」が目的ではありません。猫ちゃんが健康に、元気に過ごせることが目的です。正論は常に正しいのですが、正論が常に正解とは限りません自ら調べて、自ら考えて行動することが、飼い主として後悔しないのでよろしいかと思います。どうせ、責任は全て飼い主にあるのですから。(医療事故が起きたとしても、飼い主が事故を立証するのは難しいですし、そももも飼い主がその病院を選んだわけですからね…)

昨日の記事からの続きで、コイツはよっぽど前のかかりつけ医に不満があるのかと思われているかもしれませんが、そんなことはありません。ただ、そこにはもう行きたくないと思ってはいます。

 

 

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