食べ残しが多かった今朝
毎朝、私が起床して最初にするのが猫のゴハン皿チェック。食べている量が多いか、ドライとウェット、どちらが減っているかを見ます。
今朝はどちらもあまり食べておらず、殆どを食べ残した状態でした。うーん、食べてないな…。フリカケのところは食べてましたけど…。
しかも、昨夜は妙に洗面所でなうなう呼ぶなと思ったらオシッコの粗相をやらかしましたし、今朝もいつもの寝床と違うところに居るなと思って寝床をチェックしたら、しっかりとおねしょの跡がありました。
そして、今朝はいきみゲロもやってくれました…
はい、これは体調が良くない時の兆候です。
予想がついていた体調不良
というのも、我が家の次男猫の体調が悪くなるのは、気圧が急降下しているタイミングが多いからです。頭痛ーるのアプリが、気圧低下のアラートを出していて、昨夜から今日の午後にかけて警戒すべき時間であることが事前に分かっていたため、個人的には心の準備が出来ていました。
このグラフでは、昨日の夕方から気圧が急降下する予想となっていました。この●~*の警戒マークがでるタイミングは、高齢の次男猫にとっては結構ツライ状態のようなのです。
昨夜は、少しでも血行を良くしようとマッサージをしたりはしていたのですが、この気圧の急降下には抗えず、残念ながら食欲不振+粗相かついきみゲロという三連発となりました。残念…
食べていない時の対処法
老齢の猫になると、些細なことで体調に影響が出るようです。いや、以前からそうだったのかもしれませんが、体力があればほんの一時的に体調が悪くなっても回復が早いので気付かないだけだったのかも。
いずれにせよ、本当はがつがつとゴハンを食べて欲しいところではありますが、こういう時に強制給餌をしても結局は吐いてしまうので、一食や二食を食べなくてもあまり気にしないようにしています…積極的な放置です。以前は、ゴハンを食べないことに過剰に反応して、ゴハンを食べないと即強制給餌をしていた時期もありましたが、どうも今の状態では、空腹感を感じれば遅れてゴハンを食べ始めることが多いようです。
こういう時はなるべくストレスになることを減らして静かな環境で寝ていてもらうのが、我が家の老猫にとっては回復が早いようです。この時期は、冷えないように暖かくして静かな環境にしてあげるのが一番のクスリみたいです。
脱水には気を付けて!
ゴハンを食べていないときは、水もあまり飲んでいないことが多いようです。ゴハンは食べなくても、水は摂ってもらわないと困ります。
というのも、脱水症状になるとさらに食欲が落ちてしまい、水も飲まなくなり、脱水状態が悪化していくという悪循環を呼ぶからです。シリンジやスポイト等で最初は少しずつでも良いので水を飲ませてあげてください。
- 体調が良くない
- ゴハンを食べない
- 食べないと水を飲まない
- 脱水が悪化
- さらに体調が悪くなる
という負の連鎖を、どこかで断ち切らねばなりません。
腎不全や高齢の猫の場合、点滴等をした後はゴハンをよく食べるという経験をされた方も多いと思いますが、脱水が改善されれば摂食量や飲水量が増えることが多いのです。
私も、以前は通院間隔の関係もあってこの負の連鎖がなかなか断てなかったのですが、昨年末からは自宅輸液が出来る状況にあり、脱水している時間をかなり減らせているためか、「食べない」という時間も減らせています。結果的には、体重も一昨年前のレベルにまで戻り安定しているので、体力も多少はついてきたように思います。
高齢猫に一番重要なのは、負の連鎖を長引かせないことかと。
食べない理由は他にも
高齢猫の食欲不振は、気圧の低下だけではありません。
腎臓機能が落ちていれば、血中のBUNが上がって気持ち悪くてゴハンどころじゃないのかもしれませんし、高齢猫になると胃酸が増えて胸やけしている状態になっていることが多いともいいます。空腹時にげふーっとやらかすのは胃酸過多だとか。我が家もたまに散々寝倒したあとに突然に起き上がってゲローっとすることがあります。
ちょっと食べないくらいなら、神経質にならなくても良いというのが今の私の方針ですが、丸一日全く何も食べないなどの場合は、何らかの手立てが必要です。太った猫の場合は、一日半(=約36時間)、何も食べない状態になると脂肪肝(肝リピドーシス)になるリスクが高まると言われています。猫の脂肪肝は人間の生活習慣病的な脂肪肝とは異なったメカニズムのようなので、ぽっちゃりした猫が丸一日食べないような時は病院に担ぎ込んでください。
猫の食欲不振は、飼い主としてもさっぱり分からないことが多いです。飼い主が分からなけば、獣医さんも検査をどこから手をつけていいか分からないことになります。
「いつから」「どのように」体調が悪くなったか、食欲について言えば、「いつから食べてないか」は説明が出来るようにしたいものです。
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昨日、動物病院で私の前の診察では、ゴハンを食べなくなったワンコが診察を受けてましたが、病院で出されたヒルズのA/D缶をガツガツ食べはじめ、飼い主さんがビックリしてました(笑)。しかし、ヒルズのウェットはまだ供給が不安定みたいだなあ…
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