介護の本質はペットも人間も似ている
我が家の猫は18歳。17歳で兄妹猫が虹の橋に旅立ってからは独りになりました。気落ちしたのか、以前よりも体調を崩すことが多くなりました。気落ちして体調を崩すのは、猫も人間も同じなのかもしれません。
そして、加齢のせいか、身の回りのことが少しずつ出来なくなってきました。
- 寝てばかりいる
- 毛づくろいなどは最低限しかしない
- 爪とぎも滅多にしないし、爪は出っぱなし
- 食事量や飲水量も減る
元気なころには想像もつかないかもしれませんが、歳をとると色々と行動が変わってくるものです。
そして、飼い主の負担が大きいのは、トイレの粗相の後片付け。
最初は、飼い主としても結構なストレスだったのですが、対策をすればそれなりに乗り切れることも多いと分かってきました。意外と人間用の介護グッズや赤ちゃんグッズが役に立ちます!
布団にオシッコされる(涙
これが実に大変でして…
冬場、猫が布団に入って一緒に寝てくれるのは、こちらも温かいし、猫の寝息を感じながらうとうとするのは飼い主冥利に尽きるのですが、お布団に粗相されると精神的にはダメージが大きいです!
ウチの今は亡き愛猫娘、「掛け布団の上で寝てるな」と思ってたら、猫も気持ちよかったのか、そこで粗相をしてしまい、オシッコが掛け布団から敷布団まで貫通してしまいました。
多尿になる腎不全の猫はオシッコの量も多く、その量は侮れません。オシッコのニオイ取りスプレーでどうにかなるものではありません。無理やり布団とシーツを何度かに分けて洗濯せざるを得なくなりました。
「丸洗いできる布団」は便利なのですが、水を吸うと重くなるので、洗濯機にも相当な負担がかかります。出来ることなら布団本体は洗いたくない…そもそも毎日のように洗濯するとは布団も思っていないでしょう(笑)。また、洗うたびにさすがに布団はヘタってきます…しかし、介護用の防水シーツはこの悩みを解決してくれました。(私がおねしょをするわけではないのですが)
敷布団には、このおねしょシーツ。ずれ防止のゴムをひっかけて装着するだけです。敷布団の上で粗相されても、被害はこのシーツだけで済みます。裏面がウレタン張りなので、防水性能はバッチリです。肌ざわりがややゴワゴワすることと、洗濯しても乾きにくいというデメリットもありますが、乾燥機も使えます。二枚あると交換できるので対応可能です。
掛け布団は、布団カバーの片面が防水になっているものが良いと思います。敷布団の上が心配なら防水面を上に、布団の中が心配なら防水面を下にして使います。
この防水布団シーツ類を使うようになって、布団の丸洗いからは解放されました(笑)。愛猫娘のオシッコ粗相は、最後のほうは毎日の日課になってしまっていたので、シーツを洗うだけで良くなったのは介護の負担が相当小さくなりました!
※ ソファや椅子など、比較的狭いところには、赤ちゃん用のおねしょシーツが、使いやすいです。
リンク
リンク
排泄物の汚れ
どうしても足腰のふんばりがきかなくなると、オシッコやウンチが毛についてしまいます。ウンチの場合、ティッシュやトイレットペーパーでは拭ききれないのが悩みでした。ウェットティッシュはアルコールがあるものは怖いし、しかも面積が小さい…しかし、人間用でいいのがあるじゃないか…赤ちゃん用のお尻拭き!
リンク
赤ちゃんの素肌に使える仕様なので、安心して猫にも使えます。バンバン使えるように数を選ぶか、使い勝手を考えて厚手のものを選ぶかはお好みで。トイレに流せるタイプは、薄手になって単価もやや上がりますが、捨てるストレスは軽減できます。
ペットシーツは雑巾がわり
パッと使えて、さっと捨てられるペットシーツはやはり欠かせません。
薄手と厚手、レギュラーサイズ、ワイドサイズと使うシーンで選ぶと良いですが、薄手のシーツは何枚あっても重宝します。お安いのは1枚5円程度です。吐きそうだな、とか、トイレ以外のところでオシッコしそうだな、ウンチをしそうだな、というときにさっと広げれば、被害も小さくて済みます。
ただ、薄手のものは、腎不全の猫にはギリギリ1回分程度の吸水量です。足にオシッコがついちゃうのが気になる方は、厚手のものをご選択されるのがよろしいかと。
我が家のお隣さんは、人間の介護をされていらっしゃいますが、玄関に、厚型のペットシーツが置いてあるのが目に入りました。お隣さんのお宅にはペットは居ないはずなので、ちょっとした漏れなどにはペット用のシーツをお使いなのかもしれません。
リンク
人間用のものも十分に使える
基本的に、人間の赤ちゃんのお世話や介護に使うものは、これまでの消費者の声が活かされていて、困ったことを解決できる機能をたくさん持っています。そして数量が出る分、価格もリーズナブルです。
どうしても下の世話、下の問題が多くなるため、そちらの対策品も数多く販売されています。
猫の介護も大変です。手数もかかりますし、粗相の片づけは、元気なころには無かったことも加わり、相当な精神的なダメージです。
機能的な人間用のケアグッズを使って、ちょっとラクしても良いと思います!
そうでないとメンタルが持ちませんヨ…
コメント