茶トラ兄妹の2周忌
我が家に居た茶トラの長女猫と長男猫が同じ日に虹の橋へ旅立って2年が経ちました。
2020年の1月10日。三兄妹揃って通院してて、最後に輸液した長女猫が診察台の上で何か分からない発作を起こして意識を失い、蘇生を試みるも結局戻らず。肩を落として帰宅した直後、長男猫が急変し妹猫の後を追うようにして虹の橋へ…
我が人生においても屈指の最悪な一日でした。三兄妹が仲良しなのはよくよく分かっていましたが、兄妹猫が同じ日に逝くことがあるなんて思ってもみませんでした。
三兄妹揃ってのラストショット
猫にも同居猫ロスはある
以前にも弊ブログに書きましたが、同居猫が逝ってしまうと残された猫も精神的なダメージを受けることがあるようです。
長女猫と長男猫が居なくなってからは、次男猫にも思うところがあったようで、気落ちしてしまったのか、一気に元気がなくなりました。兄妹猫が不調の時も飄々と暮らしていた次男猫でしたが、独りになってからは月を追うごとに体調が悪くなっていきました。
介護する立場だったのにねえ…
それもそうかもしれません。次男猫は生まれてから17年以上、独りになったことが無かったのです。常に誰かがいて、一緒にゴハンをたべ、猫団子になり、追っかけっこして…と兄妹で暮らしてきたので、ある日突然2人が居なくなって環境が激変したことで、何が起きたか分からなかったのだと思います。
その後、私も経験したのですが、猫にとっても猫バカにとっても、無猫状態は精神的に堪えます!
人懐こい長男猫、猫らしい長女猫
とにかく人間大好きで人懐こかった長男猫、猫らしいマイペースさと飼い主への深い愛情を(気が向いた時だけ)見せてくれた長女猫。彼らこそが、単なるなんとなく猫が好きという人間だった私を猫バカへと昇華させてくれたのです。
我が家に三兄妹が居なかったころ、私はどう生活していたんでしょうね。想像もつきません。
今でも、2人のことは色鮮やかに思い出せます。嬉しそうな顔で構って欲しそうに近づいてくる長男猫、いい子いい子と長男猫を撫でているとそれを見て嫉妬に狂って尻尾をぴんぴんさせて駆け寄ってくる長女猫。歳をとってからは活発度は下がりましたが、それでも構ってほしい茶トラにマミれている時間は幸せでした。
そして、逝ってから分かる現実。何気ない当たり前だったことが何モノにも代えがたい幸せだったということ。そして死んじゃったらもとには戻らないということ。
変な言い方ですが、2年前に長女猫と長男猫を見送ったことで私も成長したと思うのです。その経験が、次男猫の介護には大いに役立ったと思います。おかげで悔いの少ない看取りが出来ました。
茶トラとの暮らし再開
そんな経験があって、新たに縁あって迎えた姫ちゃん。人懐こい長男猫と猫らしい長女猫、その後に旅立った賢い次男猫の良いところを併せ持ったような茶トラ女子。
改めて、長女猫や長男猫の画像を見ていると、結構似ています。総柄茶トラでマズルが白いがっちりした体型というところは長男猫譲り。
第一印象は長男猫によく似ていると思ってたのですが、暮らしているうちに長女猫にも顔がよく似ているというか、似てきたというか…
以前はちょいちょい帰ってきていた気配のあった長男猫ですが、最近はあまり感じません。私と姫ちゃんとの暮らしに安心したのかなあ。
コメント