エレファントカシマシのボーカル、宮本浩次さん(通称「みやじ」)が女性ボーカルの歌ばかりのカバーアルバム、「ROMANCE」をリリースしました。
私は長くエレファントカシマシが好きで、ライブに通ってた当時は今よりも売れてなくてライブハウスでも当日券が買えたり、年に一度、日比谷の野外音楽堂でやる恒例の「野音(YAON)」のチケットもファンクラブ経由で難なく買えた時もありました。関東圏でやってたライブにはほとんど全部行ってた時期もありました。最近では、残念ながらファンクラブでもチケットが取れなくなりまして足が遠のいていますが、あの声量と圧倒的な存在感はライブでこそ活きると思っています。ロックフェスで「風に吹かれて」を聴いた時は涙が出そうになりましたし、ライブハウスで初めて「俺の道」を聴いた時は腰が抜けるほどの衝撃でした(笑)。
少し前に野音で松任谷由実さんの「翳りゆく部屋」を初めて披露した時も現地に居ましたが、
凄かったですねえ…
野音に来るファンは、ロックフェスやCD発売ツアー等では披露されることが少ない古い曲やレアな曲目当ての方が多いのですが、「翳りゆく部屋」が終わると会場中から声にならない声が湧いたことをよく覚えています。ただ、自分の歌はがなることも多いのですが、他のアーティストの歌は本当に丁寧に歌うんです、みやじ。エラいのです。
最近、NHKの歌番組でもよく出演されている宮本先生。「うたこん」や「Covers」などの番組で、彼の熱唱を初めてご覧になった方も多いかもしれません。が、テレビを通して見ると、現物に対して良くて2〜3割くらいしか届いていません!(ライブを見た日に同時放映だったBS録画をみた当社比の感想ですが)それでも画像があると迫力ありますね。CDとかは落ち着いて聴きたい時用によろしいかと。
アルバム表題曲の「ROMANCE」なんて、昭和歌謡ロックになっててめっちゃカッコいいですね。意外と中島みゆきさんの歌も心に染み入る出来(中島みゆきさんのファンからすると「コレジャナイ」のかもしれませんが)。他のアーティストもよくカバーをしますが、キーを変えたりオクターブが違ったりとちょっと鬱陶しいアレンジになっていることが少なからずありますが(「カラオケかよ」と言いたくなります)、このROMANCEにある全曲は、みやじの原曲に対する物凄いリスペクトを感じます。原曲イメージを活かしつつ、みやじの声にあった歌になっているというか。みやじの意向を受けてこの作品に関わった小林武史氏や蔦谷好位置氏もやはり只者ではないということですね。
管楽器やストリングスの入ったバック演奏付きのこのカバーライブ、観たいなあ。
初回限定は、弾き語りCD付き。こっちもいいです。「みやじ」の「翼をください」なんてなかなか聴けないっすよ!
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