【猫】寝たきり介護の現実 オムツ非推奨、シーツ超厚型一択

1 猫
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ちょうど、去年の今頃の季節に愛猫の足腰が立たなくなってしまいました。その後1か月、介護のお世話をしましたが、残念ながら彼女は虹の橋を渡ってしまいます。

愛猫の看取りを経験された方は誰しもそうだと思いますが、ホッとする自分も居れば、もっとああしてあげれば良かったと思うことも多々あります。

今、愛猫の介護に一生懸命な方、またはいつかくる介護のことを考えている方のご参考になればと思います。

足腰が立たなくなった娘猫

年齢のせいか、歩く姿がぎくしゃくするのが目立っていましたが、ある時、トイレでよろけて倒れてしまうところを見てしまいました。寝ぼけてるのかと思い、立たせてみましたが、そのまままたよろけて倒れてしまいます。トイレから出してあげて立たせようとしましたが、やはり自力では立てない様子。

彼女は腎不全で点滴治療をしていたこともあり、すぐさま病院で診てもらったのですが、「抱き上げて地面に下したときの足の動きをみると神経系の病気ではなさそうだが、原因は分からない」とのこと。痛みの感覚もあるようだし、足先が冷え切っているわけでもないのですが、立たせてもへなへなと倒れこむ姿はあまりにも可哀そうでした。

立てないと日常生活が送れない

考えれば当たり前のことですが、立てなくなると、自力でゴハン場にも行けない、水を飲みにも行けない、トイレにも行けないので、家猫として自立した日常生活に支障がでます
しかし、実際にそれが起きてみると、その完全なる要介護の状態に、下僕は途方に暮れました。また、目付きや表情、鳴き声はいつもと変わらないので、それが一層悲しくなる感情を強くします…
しかし、「元気になれば、きっとまた回復する」と信じて下僕は介護生活に突入していきます。
まずは環境整備です。
  • 高いところは落ちる可能性があるため低いところに居場所を作る
  • ペットシーツを敷いて、清潔さを保つ
  • 飲水やゴハンの方法を考える

ウチの娘猫も、ソファや本棚の上など、ちょっとでも高いところを好んでいましたが、上れたとしても落下するリスクを考え、眼の届く範囲のところに、ビニールシートを敷き、畳んだバスタオルの上にペットシーツを何枚も広げて当面の寝場所としました。

病床に常駐する兄二人。保温に役立ちます。

給水や強制給餌のこと

水が飲めないのは命に関わります

体重2キロという小さな健康な猫でも1日あたり118mlの水分摂取が必要です。ウチの娘猫の場合は腎不全で多尿なので、これよりももっと多くの水分が必要です。ただ、1日に100mlの水分をシリンジで摂らせるのはホントに大変です。日々の通院もしくは自宅での輸液をご検討ください。

食欲があるようなら、ゴハンのお皿を寝床に持っていって食べてもらう「出前」でたくさん食べさせてあげてください。ウェットなら水分も摂れます。ただ、この「出前」方式だけで必要なカロリーを摂らせるのもこれまた大変です。皮下輸液で栄養は入れられないので、栄養分は自力で摂食する以外に強制給餌が出来るようにご準備を進めてください。

私は動物病院に頼んで、給餌用に何種類ものサイズのシリンジを分けて貰いました。給餌、給水など用途によって使い分けると良いと思います。ただ、シリンジによっては力が必要なものもあり、女性には容量の大きなものは片手で扱うのは難しいので、小さめのもので何度かに分けるなどの対応が必要です。少量の水なら、スポイトなどでも可能です。

また、給餌を急ぐとドバっと口内に流動食をぶちまけてしまい、下手するとそれが食道ではなく気管支などに入ってしまって誤嚥性肺炎を起こしてしまうので、落ち着いて時間のある時に行いましょう。一度にたくさん給餌するのも危険です。吐いてしまうと、食べた分のみならず水分も体外に出ていってしまいます…猫さんの機嫌を取りながら、ほんの少しずつ…が基本です!

オムツで部屋は汚れなくなりましたが…

猫が汚れました。
なるほど、オムツをすればそれなりにオシッコを吸収してくれますし、ウンチも外に出ることもなくなりました。ただ、それは人間から見た都合でした。腎不全の猫の尿量は侮れないほどに多く、朝に新しいオムツをセットしても、夜に帰ってくるとオムツは尿を吸って溢れんばかりの状態(実際には溢れてた)です。またオムツが吸水しきれなかった尿や便が猫の毛や皮膚に触れていて、結局は風呂のシャワーなどで洗い流す必要がありました。人間の赤ちゃんと違って毛があるため、お尻拭きやウェットティッシュでは拭き取りきれないんです。
また、皮膚に触れた尿や便で、どんどんお尻周りの皮膚ただれが起きてきたため、私の場合は数日でオムツ使用を中止しました。通院時など短時間であればオムツも良いでしょうが、個人的には長時間の猫へのオムツは推奨しません
お尻ただれを見るのは、部屋が汚れない以上に下僕の心を荒ませます。

寝床のペットシーツは厚手のもの一択

普通のペットシーツだと、腎不全の猫が半日に出す複数回の尿は吸収しきれません!朝、新しいペットシーツに変えて夜に帰宅した時に、尿に濡れたペットシーツにまみれている猫を見ると絶望的な気分になります。涙ながらに猫に謝りながら洗って乾かしてあげることを考えれば、1枚当たりのコストが上がっても、寝床に敷くペットシーツは、超厚型ペットシーツ一択です。猫トイレに使うシーツはともかく、寝床を快適にするため、また被毛の健全性と清潔性を考えても、ここはケチらずに厚手のもの(=給水量が多いもの)を使ってあげてください。これは猫のため、そして介護する側のための選択でもあります。
また、ペットシーツにもレギュラーサイズ、ワイドサイズのものがありますが、使う場所によって使い分けできます。ウチの娘猫は、夜になると私の布団に這いながら入ってきて寝て決まってそこでオネショするというのがルーティンでしたが、いつも寝る場所が決まっていたため、ワイドの厚手なペットシーツをそこに敷いてましたが、お互いのストレスが少なくなりました。以前は毎日のように寝間着とシーツを洗濯しなくてはなりませんでしたから…(笑)。

他に注意してあげたいこと

床ずれ対策に柔らかめの寝床

寝返りをうつにも難しくなります。在宅時にはちょいちょいと身体の向きを変えたりする必要があります。寝たきりになって床ずれが出来てしまうと、猫は痛いし下僕は消毒などの手間が増えるし良いことは何一つ無いので、大きめのクッションなど柔らかめの寝床にしてあげてください。

床からの断熱は必要

意外にフローリングの床からは冷気が上がってきます。フローリング等の床と猫の寝床の間に断熱効果のあるものを挟んで、猫の寝床が冷えないようにしてあげてください。我が家の場合は、こたつの下に敷く用の断熱シートを畳んで敷いていました。これでバスタオルや毛布などの保温効果がさらに上がります。ウチは寝たきりになってからも兄二人が猫団子で温めてましたけど。

目が届くところに落ち着ける場所を

猫は体調がすぐれないと、暗い部屋等に引きこもりがちになりますが、できれば飼い主の目の届くところで静養してもらってください。我が家の場合は目が合うところにいて貰いました。トイレに行きたいときなどはサポートできるかもしれませんし、体調が急変した時にもすぐに対応できます。

立てたりするようにまで回復!
しばらくは寝たきりの垂れ流し状態でしたが、その後は時々、自分の足で立てるようになり、トイレに行ったり、ゴハンを食べたりすることもありました。
生まれたばかりの小鹿ばりに立っています
猫団子していた兄猫たちがゴハンを食べているのを見て、自分でもお皿からカリカリを食べたくなることもあったようです。兄二人が視界にあるのに、後ろで「カリッ、カリリッ」というカリカリを噛む音がしたときは嬉しかったなあ…あのまま治ってくれるかと思ったのに。
自力で食べるゴハンは美味しいわ!
なぜ立てなくなったのかは不明です。腎不全で体力・筋力が落ちてたのかもしれませんし、腎性貧血でもあったので、身体に力が入らなくなっていたのかもしれません。立てなくなってから1か月で虹の橋を渡りましたが、これまでの育て方や大病の治療に関してはともかく、最後の1か月、もっとああしてあげれば良かったこうしてあげていれば良かったという後悔が大きかったです。
思い出しながら書いたり、写真見てたりすると、どんどん後悔が出てきちゃいました…

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