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【猫】次に猫を迎えたら−あれこれ気をつけたいこと

1 猫
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やっぱり足りない毎日

もう20年弱も猫たちと暮らしてきたので、無猫生活は何とも味気ないのです。顔をあげると猫が居そうなところに視線をやってしまいますし、家の中の戸を開け締めするときも、無意識に足元を気にしてたりします。猫が出入りできるようについつい戸を細めに開けてたり。

しかしまあ、今は次男猫を偲ぶ時期ですし、そんな自分を冷静に味わっています。初盆もまだだし、四十九日も終わってないし。

ただ、Twitterのフォロワーさんたちの猫ちゃん、共に腎不全で戦っていた戦友たちがここのところ相次いで旅立っていってしまい、悲しい気持ちになるとともに、飼い主さんの気持ちが本当によく分かるので、なんと言っていいか…お別れは悲しいものです。

数を重ねると

長女猫、長男猫のお別れがかなり突然だった(だって当日、カリカリを食べてたし!)こともあって、残された次男猫にはできる限りの対策をしたつもりですし、おかげさまで家で看取ることも出来ました。20歳まで…という目標は三兄弟ともに達成できませんでしたが、多少はコントロール出来るようになったかな…とは思います。

慢性腎臓病は、悪くなってから治療を始めても、ステージが進むにつれて治療に対する反応が減っていくように思います。慢性の腎臓病が判明したら、即、サプリやクスリを始めるとか、そもそも腎臓病にならないようにしてあげることが出来ないか…、そもそも元気に長生きしてもらうにはどうしたら良かったのかなどと考えてしまいます。

当たり前だと思っていたことが、実は当たり前でないということがわかりましたし、どうすれば猫と長く一緒に幸せに暮らせるのか…

次に猫を迎えたらこうしたい!

積極的に遊んで運動をさせる

年をとってからは猫じゃらしを振ってもほとんど反応しなくなりましたが、19歳の次男猫に改めて猫じゃらしを振ったら短時間でしたが遊びだしたこともあり、若いころほどではないにせよ、高齢になっても遊ぶということに気が付きました(遅かった…!)。

老猫のヤル気!

筋肉が減った背中は自宅輸液のたびに悲しくなりましたが、もう少し筋肉が維持できるように運動させるべきだったと反省しています。多分、輸液するにしても筋肉が多い方が体内の保水能力は上がるような気がします

肥満に気をつける

長男猫の場合、体重が7.5キロ強までなったこともあり、身体を動かすのが億劫になるのが早かったのです。長女猫や次男猫がすいすい本棚の上に駆け上がっていくのに、長男猫は、途中のキャットタワーの前で悲しげこっちを見ながら「上に乗せてくれー」とよく鳴いてました。加齢とともに脊椎の軟骨がすり減って痛みがでたこともありますが、少々、適正体重を超えた期間が長かったのは良くなかったのかもしれません。遊んでやっても一番最初に息が上がってましたからね…。

「あくまで相対的に」小顔に見えます

水を飲ませる

飲み水に関しては、日々交換した水をなんとなく「置いているだけ」で、積極的に水を飲ませることはしてきませんでした。水場を増やすとか、ファウンテンをもっと早くから使うとか、そもそも水場はゴハン場から離しておいた方が良いとか、ゴハンと同じく水をしっかり飲んでもらうという生活習慣をもっと早くからやっておけば、腎臓への負荷も少なかったと思います。オシッコをたくさん作るよりも、脱水で濃ゆくなった血液を濾過するほうが腎臓には悪いので…

膀胱炎や結石に気をつける

膀胱炎や尿路結石などから急性腎不全を発症して慢性化することもあるので、オシッコまわりの病気にはならないように…低マグネシウムのフードを選んでいたこともあり、三兄妹は尿路まわりの病気にはならずに済みました。長男猫は引越しの時のストレスで、長女猫は原因は不明の膀胱炎になったことがありましたが、このあたりの病気とは割と無縁でした。あ、トイレは多めにしておく(頭数+1以上)のも大事だそうですね。

色々なものを食べさせる

我が家ではほとんど決まったカリカリしか食べさせませんでしたが、そのせいか、歳をとってからは違うゴハンへの適応度が低かったかもしれません。療法食も好まなかったし。置き餌がメインで決まった時間に決まった量を与えなかったのも良くなかったのかな…主食は決めていても、それが手に入らなくなったり廃番になったりした時のことを考えて、複数のゴハンをしっかり食べさせる必要があったかなと思っています。シーバもなぜか生産地が変わったら食いつかなくなったし…年齢ステージに応じて、栄養を考えてフードを選んでいくのも重要ですね。

口腔ケアをする

長女猫と長男猫は17歳、次男猫は19歳で、最後まで歯はありましたし、カリカリを噛んで食べてくれました。次男猫の晩年は、歯の付け根がちょっと膿んでたこともあり、虫歯だったのか歯肉炎だったのか…かかりつけ医の診察では、歯茎が腫れていないので気にすることもないと言われましたが。高齢猫になると全身麻酔での歯石取りや抜歯などは出来そうにありませんし、腎不全になると抗生物質も使いにくくなることから、治療や緩和の選択肢がなくなってしまいます。何より、口腔トラブルが起こるとゴハンは食べられなくなりますし、水も飲めなくなりますお口の健康は大事!

アンチエイジング

正直、アンチエイジングってバカにしてたとこあるんですよ…ただ、腎不全末期でも、一時的に生命力の輝きが取り戻せたアンチエイジングサプリは、まだまだ元気だけどシニア年代に入った…というタイミング(12歳くらい?)から始めてみたいです。

私が猫ちゃんを迎える日は、いつになることやら…ただ、そんな日を妄想するのも悪くないものです。運命の猫ちゃんは突然現れるものだとも思うのです、三兄妹みたいに!

 

 

コメント

  1. モモのママン より:

    たけさま
    お早うございます。まず、ご報告です。先日のたけさんの記事で東大の寄付のことを知りました。さっそくたけさんのあとにすぐに寄付いたしました。10日で1億円以上集まっているそうですよ。たけさんに寄付のことをお教えいただきありがたかったです。
     その新薬のことは存じ上げており、去年頃には発売可能か?というような話も昔伺い、次女猫に間に合ってほしい!と願っていました。
    多くの飼い主さまたちがこの研究に希望をみいだされていること、どれだけ猫のことを真剣に思っていらっしゃるか感じました。
    たけさん、また良いにゃんこための活動がありましたら記事でお教えくださいね。

    そして、やはり、寂しいですよね。例えば、「19才、人間なら90才超え」と言われても、実際は19才。19才の次男を亡くしたと考えたらその辛さ寂しさは理解できます。本当に真実に90年以上生きてくれたなら大往生と受け入れ、こんなにも辛さや寂しさは募らないかもしれません。(個人的な思いです)
    一人暮し、猫の看護のために職を辞したこと(ワーカホリックの上層部でした)まで、たけさんと同じです。全く悔いはないですねぇ。
    そして、やはり、看護を振り返りました。猫日誌と自分の日記と病院での検査の結果を数年前までに遡って、どこでどう自分が間違ったのか、何がたりていなかったか徹底的に検証して、自分のせいでと思う点をいくつも確認。そのときはにゃんこのことを、精一杯、全力投球、フルスイングでやっていたつもりですが、私の場合はもっとにゃんこが健康なときから科学的に思考すべきでした。「この子を幸せにする」という情緒的思いを科学でしっかり支える視点が不足していたと痛恨の極みです。
    過ぎたこととせず、しっかり検証して「ごめんね」と涙しつつ痛みを受け止めている今です。
    運命の猫ちゃんのこと、夢想しますよね。たけさんはいつどんなねこちゃんと運命の出会いをされるのでしょうね。前向きな気持ちでたけさんの出会う猫ちゃんにことを想像しています。そう、その前に初盆ですね。(⌒‐⌒)

    • たけ たけ より:

      モモのママンさん、こんにちは。

      「情緒的思いが先行して科学的思考が不足」は笑っちゃいました。ホントですね、色々と同じだったんですね…せめて12歳のころから始めていれば…。
      AIMについては、製剤よりもキャットフードが先に出る…という話だったので、そちらに期待していたんですが、残念です。ただ東京大学基金で最速ペースで個人から寄付がどんどん来たというのは、猫バカの一人として嬉しい限りです。応援コメントを見ても、研究に共感して寄付してくださる方が多くて。
      19年一緒に暮らしていたので生活の一部でしたが、「腎臓がオシッコを作らなくなった」ことで、ああもう限界か…と気持ちに区切りがついたので、猫ちゃんが若くして急性病で亡くなった場合に比べて、気持ちの整理も出来たのでマシだったかな…とも思っています。
      悔いは無いですが、少々燃え尽き症候群になってしまっていて、運命の猫ちゃんとの出会いよりもまずは自分の生活を再構築せねばなりません。今はこっちが喫緊の課題なのですが、初盆まではまあいいかと自分を甘やかしています。
      初盆はお互いに猫ちゃんを迎えてあげましょうね。

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