気圧降下で体調も急降下
今週に入って腎不全持ちの次男猫が体調を崩してから回復の流れを書き残しておこうと思います。
頭痛ーるより
2月14日の夜から気圧が急降下したせいか、2月15日の朝に次男猫も体調を崩してしまいました。
カチカチのウンチが出たと思ったら、ゆるゆるのウンチまで止まることなく出てしまい、止まらない嘔吐…しばらくウンチとゲロで苦しんだあと、ふらふらしながら寝床へ行ってそのまま寝込んでしまいました…。
夜になって、10日ぶりの造血ホルモンの注射で通院しましたが、やっぱり体重が7%ほど減っていました。7%というと、体重50キロの人間で言えば3〜4キロになります。数日前から食欲が落ちており、体調が良くないところへの気圧降下がダメ押しになった模様。
診察時にも獣医さんからは、脱水がひどいので、症状が改善するまで輸液量を1日200mlに増やすように指示されました。
腎不全になると高血圧になることから、恐らくは頭痛その他の日常的な体調不良があると思われ、偏頭痛持ちの方が気圧による影響を受けやすいように、ウチの次男猫も気圧の急な変化などで体調を崩すことが増えています。
水は飲まなくてもオシッコはする
具合が悪いと、食べなくなり飲まなくなるのですが、オシッコはキチンとします。
オシッコがでなくなると尿毒症になるので、命にかかわることから、してもらわないと困るのです。
しかしながら、当然のことながら水を飲まないでオシッコをし続けると脱水してしまうのは当たり前のこと…
脱水すると高負荷がかかる腎臓へのダメージがありますし、血中の老廃物の濃度が上がると気持ち悪くなって食欲が減退し、水も飲めなくなってしまう悪循環です。
吐いたことで胃や食道の粘膜が荒れていることが予想されたため、しばらくはファモチジンを投与するとともに、とにかく水を摂らせることにしました。
自宅輸液とシリンジ給水を併用
100mlの輸液を朝晩と分けて行うとともに、10mlのシリンジでの経口補水をなるべくこまめに行うようにしました。
個人的には、経口補水には10mlのシリンジが一番使い勝手が良いです
寝ている次男猫に申し訳ないのですが、ちょいちょい身体を起こしてもらって10mlを4〜5回かに分けて飲んでもらいます。
飲むクスリがたくさんあるので、それを時間をあけて与えるたびに10mlを飲んでもらう感じでしょうか。
猫にとっての10mlは、体重から考えると人間でいうコップ1杯くらいになるでしょうか。私が在宅している時間には1時間に1回くらいコップ1杯の水を飲む感じになると思いますが、人間もそれくらいは飲んだ方がいいですもんね。
補水の頻度が高い方が、身体への負担は減ると思います!皮下輸液はしょっちゅうはできませんからねえ。
すぐには効かなかった
月曜の夜からせっせとシリンジ給水も併用しましたが、火曜日いっぱいは効き目が無く、飼い主としても気分が落ち込みました。
火曜の夜が気持ち悪さのピークだったか、珍しくちゅ~るに口をつけることもありませんでした。食べるのはカリカリではなく、トッピングの煮干しばかり。それはホントは止めて欲しいのよ。
火曜夜の食餌量は、普段の2割程度だったと思います。カリカリは何粒か食べて、お食事はオシマイという感じです。
ほとんど食べてないカリカリを捨てるのは何度やってもイヤなものですね…。
水曜の朝になって、やっと輸液後のご褒美ちゅ~るを完食できるようになり、夜になってゆるゆるでないウンチが出ました。食べて無い割にはわりとしっかり(笑)。
木曜の朝は、カリカリがそれまでに近い量まで食べられるようになりました。そしてそれなりに良いウンチも生産。ちょっと安心です。
以前にひどい胃腸炎になってしまった時に、無理にゴハンは摂らせずに、積極的な水分補給で症状が軽快した時のことを信じてやったのが良かったように思います。
シリンジ補水は効果的です
腎不全の猫は、脱水との戦いです。体調を崩すと食べなくなり、飲まなくなるので、さらに状況を悪くします。
我が家では自宅輸液を毎日行っていますが、体調次第では、輸液量を増やす判断を都度する必要がありそうです。
また、シリンジでの補水は有効です。今回、改めてそう思いました。
1日200mlをシリンジでの経口補水だけで行うのはなかなか大変だと思いますので、やはり輸液との併用になるかと思います。
しっかり食べて減ってしまった体重を戻すためにも、また口から水を飲むという感覚を思い出させることも含めて、シリンジでの経口補水を今後も継続して行っていきたいと思います。
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