真菌症とのバトルの前編はこちら。
カキカキは収まるも
薬が効いてきたこともあり、一時に比べてカキカキすることも減ってきましたので、掻き壊し防止のためにつけてきたエリザベスカラーも、なるべく外すようにしました。
ソフトタイプのエリカラとはいえ、やはり相当なストレスになっていたようで、エリカラを外した途端に、猛烈な毛づくろいをしてました…
ヘビメタのヘッドバンギングのような毛づくろいは見ている方もハラハラします…過剰な顔洗いは却ってハゲを加速しそうです…
ただ、赤く腫れていたハゲも、白っぽくかつ固くなってきて、触ってみると薄く毛が生えてきているので、これが励み(ハゲみではない)になります。
治るかと思いきや…
いい感じで治ってきたなあと思っていたある日、新たなミステリーサークルが出現…これは凹みました。毛が少しずつ伸びてきて、ぱっと見では、毛が薄いくらいになってきたのですが、新たなところはドカンと脱毛していて肌もツルツルでした…命に関わる病気ではないとはいえ、飼い主としては嬉しくありません。また、脱毛際の汚れも気になります。
なかなかシツコイな…
というわけで、これまで避けていた薬用シャンプーでの殺菌に挑戦です。短毛種の猫は基本的にシャンプーをする必要が無いともいいます。シャンプーが好きな猫というのは少数でしょうし、三兄妹も大嫌いでした。彼らも高齢になってからはストレスと体温低下を恐れてシャンプーを何年もやりませんでした。しかし、新たな脱毛があるということは、まだ真菌が皮膚で悪さをしているということでしょうし、少しでも早く治るなら、とにかくできることはやってみるという精神で、まずは薬用シャンプーを買い求めました。
正直、私自身は、こんな高価なシャンプーは使ってません!が、通院やお薬代が長引くことを考えれば、効けばコスパもよろしかろうと…
我が家での薬用シャンプー使用法
こちらのシャンプー、香料とかは入っておらず、ヨードシャンプーなのでイソジンなニオイ。我が家では局所的にしか使いませんので、使う量は少々です。
あまり泡立つものではないので、洗面器に出して、ネットなどを使ってよく泡立てます。ウチではオクラが入っていたネットを使ってます。このまま泡立てるとイソジンらしい茶色い泡になりますが、水を足すと白い泡がよく立ちます。この辺りはお好みで。
シャンプー中に舐め取られることを防ぐために、ハード系のエリザベスカラーをつけたあと、猫の毛に軽く絞った濡れタオルなどで水分を含ませ、先程作った泡を患部に乗せていきます。その上で、毛と地肌をもしゃもしゃと揉んで泡となじませます。我が家の場合、耳や額、鼻などです。固めの泡だと垂れませんが、ブルブルと首を振られると泡が飛び散りますのでご注意を。
毛と泡を馴染ませたまま、殺菌時間として10分ほど放置します。姫ちゃんは舐め取ることもなく大人しくしてくれています。
放置後、ゆるく絞ったタオル等で、シャンプー成分をキレイに拭き取ります。一度、お湯をかけて洗い流そうとしたのですが、パニックになった姫ちゃんが風呂場で「殺されるー」と言わんばかりに聞いたことのないような声で大絶叫して大暴れしたので、シャワーでのゆすぎ洗いは断念しました…ただ、シャンプー成分が皮膚に残るのはよろしく無いので、何度もタオルをゆすいでは絞って念入りに拭き取っています。本当はなるべく早く乾燥させるのが良いと思うのですが、姫ちゃんはドライヤーの音が嫌いなので、マイクロファイバーでのタオルドライのあとはセルフで仕上げてもらいます。
部分洗いについては、この方法だとシャワーを使ったシャンプーに比べてストレスはかなり少ないと思います。ただ、十分なすすぎとなるよう、濡れタオルでの拭き取りはしっかりと行った方が良いと思います。
今は週に2回程度、これをやっています。
洗い上がりにビックリ!
初めてこのシャンプーを終えて、乾いた時にはビックリしました。キレイ!
かなり長い間、エリカラをつけて十分にグルーミング出来ていなかったことや、塗り薬が毛に残ってたこともあって結構汚れていたようです。
毛がふわふわになり、しっかりコシのある毛がビシッと立ち上がりました。耳や鼻先についていたよく分からない黒いものもよく取れてキレイになりました。美人度がアップしました。残念ながら、毛があるところと無いところの境目は目立つようになりますが…これはまあ仕方ないです。
耳垢も撃退中!
気になっていた黒い耳垢についても、点耳薬のウェルメイト(抗菌剤とステロイドが入ってる薬で、他社からはミミピュアという名前でも出ています)を週に1度を2回、病院で点耳してもらったのが効いたのか、かなりキレイになってきています。耳もキレイになってきているので、カイカイも収まってきているのかもしれません。
我が家の場合、三兄妹は皮膚病になったことは数えるほどしかなかったので、日々勉強です!しかし、真菌に詳しくなってもあまりうれしくないなあ…
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