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【猫】給餌用シリンジをカスタマイズーほんの1ミリが効く!

1 猫
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給餌にシリンジは便利なんですが

強制給餌や給水の時に使うシリンジ。ウチは、粉のサプリなどは水に溶いてシリンジで吸い上げて与えたりしています。粉のまま、フードにフリカケると、どうも食いつきが落ちるし、場合によってはゴハンを拒否されたりもするので。

これまで、2.5ml、5ml、10ml、20ml、30mlのシリンジを用途に併せて使ってきましたが、個人的には使い勝手の良さは10mlがベスト。ポンプを押す力をコントロールしやすいのが嬉しい。

寝たきりになった長男猫や長女猫の強制給餌には20mlとか30mlのシリンジも便利に使っていました。ただ、大容量のシリンジは、一気に量を吸い上げられるというメリットがある反面、ポンプ(押し子)を押すのにかなりの力が必要で、押し出し量の微妙な調整がしにくいというデメリットがあります。手の小さい方だと、20mlは片手では手に余る大きさかもしれません。微妙な力加減も難しいですし。

また、注入口にフード等の詰まりがある状態でポンプを押すと、詰まった栓が飛び出ると同時に中身が口中に発射されるという事故も…。20mlだとかなりの量が出ちゃうんですよね…個人的には、20mlを与えるには10mlのシリンジを2本というのが一番しっくりきました。

以前、2.5mlのシリンジを加工した記事も書きましたが、ある程度の量を与えたい時だと2.5mlは少々少ない…

給餌につかうシリンジの不満

今はカリカリをそれなりの量を食べてくれるので、シリンジでの給餌はほとんどやっていないのですが、それでもたまにペーストなどをシリンジで与えることもあります。

シリンジ給餌をする際に不満なのが、吸い上げる際や与える際に、注入口でフードの小さな欠片が詰まって栓になること。

吸い上げる時にひっかかると地味にイラっとするんですよね。注入口でぐるぐるかき混ぜてから改めて吸い上げてるとさっきと同じヤツが邪魔したり。急いでる時などはなおさらです。

いざ与えてる時に詰まって、それをとるためにぐっと強めにポンプを押した時にドバっと中身が飛び出したりすると、猫は怒るし汚れるし、喉の奥にヒットすると下手すると吐いちゃうし、飼い主は自己嫌悪に陥るなど、なんの良いこともない…

まあ、飼い主にとってはイラっとすることも少なくないのですが、猫にとってみれば苦痛以外の何モノでもないでしょうから、出来る限りスムーズにやってあげたいところです。

ただまあ、シリンジというのは本来は給餌に使うものではないので仕方ないのです。強制給餌等に特化したアイテム、あるといいんだけどな…。

10mlのシリンジをカスタマイズ

こうした不満を解消するには、詰まりが起こらないようにシリンジの口をちょっと広げてあげればいいわけで…注入口を残しつつ、穴を広げるという作業を実施しました。

使ったのは、ライター竹串です。注入口を火で炙って柔らかくなった状態ですぐに加工するのが良いのでライターが便利です。

写真のように、通常だと、竹串はほとんど通りません。

大体、シリンジ先端部の内径は2ミリ。この竹串は太いところが3ミリなので、こんな感じになります。

竹串が燃えるといけませんので、一旦竹串を抜いた後、先端部をライター等で炙ります(シリンジはプラスチックなので燃えます!ご注意を)。ほんのちょっとプラスチックが緩んできたかな…というところで、シリンジの後ろの方から竹串を差していきます。ほんの少し大きくしたいなら慎重に、ちょっと太めにしたいならぶすっと差します。今回は、太めにしたいのでぶすっと行きました。

思い切って差し込んでしまったため、溶けた先端部が竹串について取れてしまいました…もっと慎重にやれば、注入口はそれなりに残すことも出来ます。竹串を抜いたらこんな感じになりました。

こうして出来てしまったバリはカッターナイフやハサミなどで切り取り、ちょっとヤスリで削ったり、改めて軽く炙って柔らかくなったところを指で抑えるなどして、丸くして仕上げるとよろしいかと。きれいに洗って終了です。ほんの1−2分の作業です。

ただ、個人的にはもうちょっときれいに仕上げたかった…!!

内径1ミリ差が効く!

未加工と加工後のシリンジ先端部を並べるとこんな感じです。約1ミリくらい口が太くなっています

この1ミリが効くんです!

見てくれはちょっと悪くなるんですが、フードの詰まりは圧倒的に減ります。これまでもペーストは事前に裏ごししたりしてますが、これだと相当大きな塊はともかく、ほとんどをスムーズに吸い上げることが出来、詰まることもなく与えることが出来ます。裏ごしよりよっぽど楽ちんです。流石にフレーク状のフードは詰まりますが、ミキサー等で細かくすると使えます。

 

ドバーッと発射事故を起こしてしまった方、詰まりにイライラしながらフードを吸い上げている方、是非ともお試しください。1ミリの差を実感いただけると思います。

 

ただ、出来ればシリンジ給餌はしたくないんですよね…自分で食べてくれるのが一番いいのですが!

 

 

 

 

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