老猫の十戒
X(旧Twitter)で、フォロワーさんが綴られた「老猫の十戒」。
1. 私の余生は残りわずかしかありませんが、もしかしたら20歳まで頑張れるかもしれません。あなたのお世話にかかっているので頑張ってください。
2. 私はからだが痛いことや体調が悪いことを隠します。毎日観察して気づいてください。
3. あなたはいつも仕事や家事で疲れているのに、布団やクッションを占領することを許してください。あなたの匂いや温もりが落ち着くのです。
4. 今まで出来ていたトイレを失敗しても叱らないでください。私はからだが痛くなり、トイレに入って排泄することが辛くなってしまったのです。
5. 沢山話しかけてください。あなたの優しい声が好きです。私はあなたを見つめ瞬きで返します。
6. あなたが私を第一に考えてくれたことは決して忘れません。
7. あなたの大切にしている物を落としたり、パソコンの邪魔をしたりして私を叩きたくなることがあったでしょう。少しだけ私を見てほしかったのです。
8. わがままになったと言うかもしれませんが、私もあなたを困らせたくはないのです。あなたに面倒をかけるつもりで吐いているわけでもないのです。申し訳ないので隠す仕草をしときます。
9. 老いた私とどうか今までと変わらない日々を過ごしてください。私はあなたが本を読んでいる横で寝ている時間が何より幸せです。
10. 出来ればいつも一緒にいて撫でてください。あなたの温もりと思い出があれば安らかに眠りにつけます。そして早めに着替えをしてまたあなたに逢いたいのです。
引用 : X(旧Twitter)金木犀🏵 (@nonoaay) さん 一部筆者修正
三兄妹猫のかつての闘病生活・介護生活を懐かしく思い出しました。闘病中・介護中の猫飼いさんには共感されることが多いのではないでしょうか。
私にとって初めての猫介護だった長女猫と長男猫の時はホントに大変で、しょっちゅう吐くわ粗相はするわ(足腰が立たないのでトイレに行けない)ゴハンはたべないわ…自分の仕事に加えて毎日の粗相の洗濯と通院点滴やら投薬、お給餌などでいっぱいいっぱいでした。当時、これを読んでたらもうちょっと落ち着いた気持ちになれたかも…と思ったりします。
旅立つ数時間前の長男猫。もっと話しかければ良かった…
長女猫は晩年は足腰が立たなくなっていましたが、毎晩、下半身を引きずりながら私の布団に潜り込んできて朝まで一緒に寝てくれましたが、私のニオイと体温で安心して寝てくれていたのかなあ。(気持ち良すぎて、毎朝寝ながら布団の真ん中でオシッコをしてくれましたが!)
長女猫と長男猫の旅立ちではゆっくりお別れをすることが出来なかったのがあまりにもショックで、次男猫の看病介護が始まってからは仕事も辞めて下僕業に集中しました。看取った経験値がついたぶん、気持ちにも多少の余裕があって、たくさん話してたくさん撫でて次男猫とのそれまで18年よりもむしろ濃厚な時間を過ごすことが出来ました。次男猫もこの「老猫の十戒」のように感じてくれていたのなら嬉しいのですが。
老犬の十戒
「老犬の十戒」については、DAXさんによるこちらのブログがオリジナルのようです。
4 思い通りにできない私を叱ったり叩いたりしないでください。あなたには何でも出来ても、もう私にできることは少ないのです。
こういうのはホントに切ないです…老猫や老犬を捨てる(犯罪です!)人が居ますが、どうしてそういうことができるのか理解に苦しみます。畜生にも劣る所業です。きっと本人やその家族は、将来、誰かに捨てられたり裏切られたりする目に遭う思いますよ。
8 わがままになってしまったと叱る前に、今の私の状況に私も困惑しているのだということをわかってください。私も本当はあなたを困らせたくはないのです。
次男猫も吐いてしまった後にしょぼくれていることがありました。吐きたくて吐いてるわけではないことはよく分かっているので、出来る限り声をかけてお掃除していました。
ただ、次男猫は吐くことは申し訳なさそうでしたが、トイレ以外のところでの排泄は何故か当然のような顔をしていました…が、オシッコやウンチは「出ないよりは出た方が良い」という魔法のワードで私は自分を鼓舞してました。実際、末期になるとそう思えるんですよね…。
猫の十戒(再掲)
犬の十戒のほっこりして最後に涙させる流れも大好きですが、「猫の十戒」は毒があって非常に好きです。個人的には以下の2つが大好き。
第二戒
あなたが私に望むことを理解するつもりはありません。待っても無駄です。
第四戒
(一部略)あなたには仕事や楽しみもあり、友達だっているかもしれませんが、私のお世話をすることに勝る悦びはないはずです。
「あたいが全て!当たり前じゃないのよ!」
姫ちゃんは長女猫に比べて性格は穏やかですが、内心はこう思ってるんだろうな…と思いつつ暮らしてます。
コメント
何なんでしょうかね?
色々と思い出します。
全て思い当たる事ばかり、懐かしい事ばかり。
そんな経験させて貰くれた猫に感謝ですね。
猫乃三時さん、こんにちは。
そうなんです、あの時のあれこれが思い出されますね。
もう少し早くこういうマインドになっていれば、
茶トラ兄妹にももっと優しくできたんじゃないかと悔やまれます…