【猫】腎不全→便秘 いきみゲロから脱水という負のスパイラル

cat_Piss 1 猫
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腎不全による脱水が引き起こしがちな便秘…またその便秘を解消しようすると脱水が加速するという負のスパイラル。無理に排泄しようと頑張った結果のいきみゲロが、さらなる脱水を呼ぶ…という怖ーい話。

長年の快便自慢が便秘症に…

現在も腎不全と闘病しております18歳になる我が家の愛猫。
生まれてこのかた、快便自慢でございました。茶トラーズの兄妹がやや不定期なうんちであったのに比べ、基本的に彼は夜の間に、思わず感嘆の声が出るような見事な一本糞を生成するのが習慣でした。15年以上はそうだったかな…彼は茶トラーズに比べてやや神経質なところがありましたが、うんちに関しては優等生でした。
 
↑ 今は亡き兄と連れション。17年で見たのは1回だけ。
我が家は三兄妹の猫がほとんどの時間を猫団子で過ごすような仲良し兄妹であったこともあり、毛並みの手入れは飼い主のブラッシングよりもむしろ兄妹間でのグルーミングがメインでした。そのこともあり、幼いころから繊維質の多いヘアボールコントロールを与えてきました。
おかげで、多少の便秘癖があるヤツはいたものの、一日で相当なうんちが出る家でした。みんなの腎臓が悪くなるまでは

脱水がうんちを固くする

腎臓が悪くなってくると、多尿になります。元気な猫であれば、多尿になっても水を多く飲んでくれていれば何とかバランスがとれています。「なんか、最近、ウチの猫はよく水を飲むようになったなあ」くらいに思うかもしれません。それはそれでエライのですが、それまで定期健診等で悪いところが無かったとしても、念のため、そう思われた時点で検査をしてもらった方が良いかもしれません。腎臓機能の低下はクスリでは治りませんが、悪化を遅らせることは十分にできますので。
体力が落ちてきたシニアな猫などは、そのうちめんどくさくなるのか水を飲む頻度を減らしてしまいます。寒い時期などは寝床から出たくないのは人間も猫も同じ(笑)。膀胱にオシッコが溜まれば仕方なくトイレには行くでしょうが、そそくさと寝床に戻るのも同じでしょう。
体内では一定の水分が保たれる必要がありますが、飲む水の量が減ってくると、脳の指令で「腸のなかにあるウンチから水分を調達したれ!」ということになり、腸がウンチから水分を吸収していってしまいます。その結果、うんちが固くなり、排便しにくい状態になってしまうのです。これ、人間の便秘のメカニズムと同じですね…

便秘が恒常化する巨大結腸症

固くなって排便しにくくなったウンチは、小腸と肛門の間にある結腸へと行きますが、排便されないウンチはここにどんどん増えていき、健康な時以上に結腸を膨らませていきます。出さないと溜まるのは考えてみれば道理です…それでも、排便に適したやわらかさにならないとなかなか出ないし、飲水量が少ないことで体内の水分が減ってくると「あそこ(うんち)から水分を調達したろ」という脳内判断により、さらにうんちが固くなってくるという悪循環。うんちはいわば身体の老廃物の塊ですが、それが体内にあると色々な悪影響を及ぼすのは人間も同じ。人間だったら肌荒れや吹き出物が出る方もいらっしゃるでしょうし、気分は悪いし、お腹は痛くなるし、場合によっては吐き気もする…気分が悪いのでゴハンも食べず水を飲まないでいると、さらに体内の水分が減ってきてまたもや「あそこから水分を調達したろ」が発動され、まさに悪循環

ひどい巨大結腸症になると、麻酔をかけて獣医師がうんちを掻き出す「摘便」という処置をしたり、結腸が傷んで十分な排便機能を果たさない場合は手術で一部の結腸を切除して再吻合するというどえらいことになるようです…

しかし、便秘に困っている飼い主さんも多いため、便秘対策のフードやサプリ、医薬品もたくさんあるので、これらも使って排便をコントロールしていく必要があります。我が家の場合は、よく使われるラキサトーンがホントに合わなくて、口に入れるとブルブルと顔を振ってまき散らすということを繰り返しました…ただ、これで快便になる子もたくさん居ます。

ただ、ちょっと便秘気味?も、単なる毛玉詰まりくらいなら良いのですが、何日も出ないような長期化の兆候があったり、便秘状態による食欲不振や元気消失などの症状がひどくなったりしたら、病院でレントゲン検査をしてもらうのがよろしいかと思います。便秘だったらバッチリ写りますからね、結腸で詰まったウンチが。

また、かちんこになったうんちに、「水分供給して排泄させたろ」という脳の指令が来ることもあります。そりゃそうしてもらわないと困るのですが、それはそれで体内の水分をうんちに再投入するので、その場合は身体の脱水は進行するんです。このへんのバランスは難しいですね…

腎不全+便秘で嫌なのがいきみゲロ

うんちにいきんで出ない猫を見るのは可哀そうで、飼い主としてもツライのですが、これがいきみゲロになると、悲惨です…身をよじって吐く猫をみるのはつらいし、吐しゃ物の片づけという被害も出ます。我が家の場合、いきみゲロは一度では終わらず、二度、三度と続くことも多いです。18歳という高齢ということもあり、吐いたあとはヨロヨロすることもあります(涙)。吐くことの体力消耗に加え、ここで吐しゃによって脱水が加速するという非常に嫌な展開です。
私の場合、嘔吐して突然死した妹猫のトラウマもあり、何とか腎不全による便秘を改善させられないかが日々のテーマであります。
ただ、最近は自宅輸液を毎日行っているせいか、うんちの量はまだ波がありますが、ここ数日はコンスタントにうんちさんとご挨拶できています。「うんこ出ろ出ーろ」と言いながら猫のお腹をぐるぐると軽く揉むマッサージも効いているのかも。この調子!フードで何とかコントロールし続けられるといいなあ。

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