長男猫の得意技!
猫って時々、声にならないニャーをしませんか?
この声にならないニャーは、ウチの三兄妹の中では、長男猫の得意技でした。長男猫がじっと座っている時に、私と眼があうと口を大きく「ニャー」の形にして、吐息のような囁きのような聞き取れないようなごくごく小さい声で「ニャハぁっ…」って言ってました…これが胸がキュンとするような可愛さで。これを見たさにわざと視線を逸らして改めて眼を合わせるとまた声にならない「ニャハぁっ…」と。ただ、あんまり繰り返すと、焦れて声を出して「ニャー!」と怒りました。「こら、無視すんな!」ってことでしょうか。
こういう時って、本ニャンは至って真剣に何か言いたいときのようで、一番いい顔を見せてくれていました。
サイレントニャーは母猫への要求
ウチでは「声にならないニャー」と言っていましたが、一般的には「サイレントニャー」というそうです。
このサイレントニャーをする猫の心理は以下の4つだとか。
1.甘えている
2.面倒くさい
3.不安
4.要求している出典 : ねこちゃんホンポ 猫が『サイレントニャー』をする理由4つ
長男猫の場合、4の要求しているか、1の甘えているときだったと思います。「ゴハンちょうだいよ」なのか「構ってよ」の時。彼の場合、ほとんどの場合は「食べ物ちょうだい」だったと思います。
この甘えている時は、子猫が母猫に対して見せる仕草だとか。
サイレントニャーは、子猫が母猫に甘えるときにする鳴き方です。
子猫の母猫に対する愛情表現の1つで、甘えたいとき、ミルクをおねだりするときなどに使うようです。
出典 : ねこちゃんホンポ 猫が『サイレントニャー』をする理由4つ
こうなると、甘えているのと要求しているのが一体化していますね。ただ、サイレントニャーを見た私の顔が笑うからでしょうか、あの時の長男猫の得意げな顔が今でも目に浮かびます。
長男猫は学習した
長男猫のなかでは、ニャーニャー鳴くよりも、サイレントニャーのほうが要求が通る成功率が高いということを、どうもどこかのタイミングで学習したようです。ある時から、サイレントニャーの出現率が上がりました。確かに、ニャーニャー言ってうるさがられるよりも、サイレントニャーをする方が私に構ってもらえる確率は格段に上がりましたからね…
長男猫は、弟妹から離れて一人で居るときによくこの手を使っていました。自分だけ構われたい時にささやくように要求していたのだと思います。
サイレントニャーは、子猫やメス猫、身体の小さな猫に多いとも言われますが、長男猫はオスの巨猫…ただ、甘えん坊ぶりでは兄妹で一番でした。
長女猫と次男猫は尻尾で返事
このサイレントニャー、実は長女猫や次男猫ではあまり記憶がありません。同じ血統で同じゴハンを食べ同じ環境で育っているのに不思議なものです。
その代わり、長女猫や次男猫がよく使うのは、「うん」とか「んー」とかいう声です。
これも相当に可愛さの破壊力があるんですが、長女猫は、要求というよりも、満足した時によくこういう声を出しました。私の膝上でくるくる回ってベタッとお腹を付けて落ち着いた時によく「ん!」と言ったものです。「これこれ!」って感じでしょうか。次男猫は、疑問形で話しかけた時の返事に「ん…」と言います。
また、長女猫と次男猫はサイレントニャーをしない代わりによく尻尾で返事しました。長男猫はサービス精神旺盛なタイプなのですが、長女猫と次男猫は相当なめんどくさがりなようです。長女猫は、毎朝「行ってくるよー」と声をかけても大抵尻尾を振るだけでしたからね…
最近の次男猫は、尻尾を振るのも面倒くさいのか、あまり尻尾で感情表現しなくなりました。昔はなにか兄妹が可愛がられていると尻尾をぴんぴんと立ててやってきたもんですがね…歳をとると尻尾も無口になりますな。ちょっと寂しいです。
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