猫派遣組織というのがあるらしい
皆さんは、「NNN」という組織をご存知でしょうか。「ねこねこネットワーク」とか「ぬこぬこネットワーク」と呼ぶそうです。
猫のネットワークというのはどうやらあるようですね。これまでも、転勤であちこちで暮らしてきましたが、いつも同じ猫がパトロールしているところもありましたし、猫が妙に集って集団生活しているところもありました。家から脱走した猫について、飼い主さんが地域猫さんに相談したところ、ちゃんと帰ってきたというのも、この「NNN」によるものではないかと思っちゃったりします。
猫友さんやTwitterのフォロワーさんによると、庭に定期的にやってきては、家猫さんとコミュニケーションをとっている外猫さんもいるそうで、どうやらその外猫さんは、このNNNの諜報員ではないかと思うのです。
家猫さんを通じて、この家の経済状況とかゴハン事情、人的ネットワークを把握しているんじゃないかと。そこで、この「NNN」がGoサインを出すと、出産間近の母猫さんが派遣されてそちらのお家のお庭で出産したり、食うに困った母猫と子猫が派遣されてお庭でゴハンを食べさせてもらったり、場合によっては人間を使って里親探しをさせたり、動物病院で適切な治療を受けさせてもらったりと、NNNの猫が他の猫の生活をサポートしているような気がしてなりません。
人間のサポートもしている?
愛猫を看取って悲しんでいる人間のもとに新たな猫さんを斡旋して住まわせたりと、結果として人間もサポートしていることもあるようです。
私も約20年前、このNNNにロックオンされたのでしょう。
NNNに一度優良物件(猫のしもべ)としてロックオンされると、あの手この手を使って猫が派遣されてきます。恐ろしいことに何度も猫が派遣されてきたり、時には複数の猫を派遣されることもあるようです。
私が毎日の生活にやや倦んでいたころ、生まれて2週間の猫を三人も私に押し付けていったのも、この猫の秘密結社である「NNN」の仕業ではないかと思うのです。私が歩く道を先回りして子猫たちを配置したに間違いありません。しかも、助けざるを得ないレベルに初期教育を施されていた三兄妹、私に「連れて帰ってくれー」と猛烈にアピールし、その後は私に住宅を購入させ、ゴハンとトイレ掃除を欠かさせず、老後は治療をさせて猫生を全うさせるというミッションを一瞬のうちに課したわけですから、この結社のリサーチや教育は、なかなかに優秀だったと認めざるを得ません。
結果として、私は19年にわたって幸せな猫ライフを送ることができ、たくさんの猫好きな知己を得、猫好きというだけで人との話題に事欠かないというメリットも与えてくれました。
NNNの問題は都市化?
今の家に引っ越して来た頃は、近所にも地域猫というか、外猫さんも少なからず居ました。生まれたばかりの子猫を連れた母猫が居て川辺に揃って佇んでいる姿は猫好きにはたまらない光景でしたし、夜に側溝に隠れたネズミをおびき出して捕獲するハンター的な猫ちゃんもいました。
都市化が進んだことや、猫保護のボランティアさんの尽力もあってか、近所で子猫や若い猫を見かけることが減り、今では成猫を見かけることもほとんどなくなりました。
飼い猫に比べて外猫の寿命は著しく短くなります。たとえ、地域猫としてゴハンや飲水を貰っていても、やはり野外での生活環境は厳しいと思います。そうしたなかで、命を削る出産をする母猫や乳飲み子の幼猫ちゃんが居なくなるということは、好ましいことだと思います。
ただ、猫バカとして街を歩いていて猫さんと遭遇しないとちょっと寂しいです。かつては保護対象の猫と出会わないように私の猫発見レーダーを意識的にオフにしていましたが、最近はこのレーダーをオンにしていても街中では猫を探知することが出来ません。結果として、私は今んトコ、「NNN」との接点が無いのです。
ただ、単に私が「NNN」が求めるレベルに到達していないのかもしれませんが…
猫世界を住みよいものにするためには、まず人間を猫のしもべ(飼い主)としなければなりません。そのために猫調査員が猫のしもべ候補を厳選するのです。
主な活動としては、猫好きな人や猫を飼いたいと考えている人をターゲットに選び、主に子猫や野良猫を派遣します。そして、飼い猫として何不自由なくかつ幸せに暮らせるように画策していきます。
また、組織から猫を派遣されるためには、単なる猫好きなだけでは猫を派遣しないという念の入れようで、組織に猫のしもべとして優良物件と認められなければならないようです。
今の私は優良物件ではないってことか…
「NNN」からの派遣を気長に待ちます
猫ちゃんとの出会いはご縁以外のなにものでもないと思います。お庭にやってくる猫ちゃんを迎え入れる場合もあれば、出先で運命的に出会う場合もあるでしょう。知人に里親を探している猫の写真を見せられて、一発でその気になることもあるかもしれません。Twitterでも気になる保護猫さんが居ますが、あまりに幼くて、場所も近くない…
まあ、この「NNN」のバックは猫神さまでしょうからね…
「焦るな。わらわの采配を待て」
私の場合は、猫神さまのご指示による「NNN」の工作員からの連絡を待ちたいと思います。
まあ、都市伝説というかおとぎ話みたいなモンですが、こうしたお話があるとちょっとほっこりしませんか?
疲れてんのかな…
コメント
面白いね!
たけさんはもう少し介護生活のお疲れを癒してからと言うことでは?
私は断捨離して家を片付けて次の子をお待ちしています。
まだ途中なので次の猫は派遣されないんでしょうね。早く派遣されるよう頑張ります。(笑)
nonoさん
ウチはまだ優良物件認定されてないみたいで…
他の猫さんとの接点も無いですしねー。
いつかくる猫さんのことをあれこれ考えて楽しんでます!
nonoさんとこにはどんなコが来るんでしょうか…??