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【猫】足腰が立たなくなった老猫の2週間の戦い

1 猫
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2週間経過も、驚きの回復

5月で19歳になる老猫の足腰が立たなくなったのが2週間前。

介護生活に突入かと思いきや、激しい全身痙攣や、断続的な遊泳運動という麻痺が起こり、全身がぐったりした状態が続きましたが、ここ数日で驚異的な回復を見せています。これまでの2週間を振り返ると以下のような流れになります。

2月28日

ここ数日の足腰の弱りがさらに強まり、よろけることが増える

3月1日

本格的に立ち歩きできなくなる。血液検査をするも、腎臓の数値は悪いが、致命的な数値ではない。自力での摂食が出来ないため強制給餌を開始

3月2日

激しい痙攣発作が出る。初めての経験に飼い主パニクる

3月3日

手足に力が入らない状態になり、完全な寝たきりになる

3月4日

首が座らないため、裏ごししたウェットを口元に持っていて食べさせるのがやっと

3月5日

二度目の全身痙攣発作。その後も意識混沌で遊泳運動。先日の検査結果では尿毒症とまでは考えにくいとの獣医師の診たて。輸液と最低限の投薬のみ継続

3月7日

少し首を起こしたりする。ちゅ~るや投薬用トリーツを自らの意思で少々食べる

3月8日

飼い主はメンタルがヘタって弱音を吐く

3月9日

身体を起こしたり、立とうとする兆候。立てなくても時々は口元にあるカリカリを食べる

3月10日

身体を支えていればお皿からカリカリや水が摂れるようになる。立てることが増える

3月11日

自らの力で立って、カリカリや水を飲めるようになる

2週間後の現状

3月5日の全身痙攣の発作以降、今日までに激しい発作は起きていません。遊泳運動はその後の数日は出ていましたが、いつのまにか治まっています。

(遊泳運動の動画は少々痛々しい姿になりますので、見たくない方は再生しないで下さい)

今も、たまに耳やまぶたがぴくぴくしていることはありますが、しばらくすると治まっています。

以前は立とうとしても、後ろ足の踏ん張りが効かず、ずるずると大開脚になってしまって慌てて支えてあげなければいけなかったのですが、ここ数日はキチンと足が揃うようになってきました。

踏ん張れずに大開脚になってしまった時。股関節の怪我が怖いので慌てて起こしました。

今はまだ立っていても前後左右に揺れているため、ちゅ~るを食べる時も自力での姿勢維持が難しいらしく時間はかかりますが、それでも1本を完食できるくらいには立っています。ただ、右脚は少しまだ不自由みたいで、そのためか、歩いている時は「とてちん、とてちん」という足音がします。

オネショをすることも無くは無いですが、寝床から離れたところで排泄しようとするようになっていて、自分でトイレに行って用を足すことが増えています。ただ、場外のオシッコはまだまだ多く、ヨロヨロと歩いて家中を散歩している時は、後ろを私がペットシーツを広げて追いかけて歩いています…。ウンチも毎日に近い頻度でそれなりに立派なブツを出しています。

以前は寝ている時もゲル状に脱力していました。手足だけでなく首にも力が入っておらず、眼もうつろでした。

首が支えられないため、窒息が怖い状態

しかしながら、今は香箱に近い形だったり、首が座ったような状態で寝ていて、私が室内を出入りしても頭を起こしてこちらをストーカーのように観察するようになりました。

後ろ脚がキチンと身体の下に仕舞えており、首も座った状態

一言でまとめれば、まだまだ以前の状態にまでは至っていませんが、それなりに自力で色んなことが出来るようになってきています。今はまだ、風呂蓋の上やソファの上には上がれませんが、近々、ジャンプできるようになるといいな…

正直言って望外の回復

正直申し上げれば、ここまで回復するとは思っていませんでした。茶トラ兄妹も、足腰がヘタって早ければ1週間で虹の橋へと旅立っていきました。こうして時系列で追ってみると、人間のメンタルは1週間しか保ちませんでした…情けない…。

痙攣発作が出た時は、このまま逝くのかとも思いましたし、小さい痙攣が断続的に起こっている時は、脳が不可逆的なダメージを受けているとも思っていました。

強制給餌も諦め、輸液と薬のみを継続したのも、あくまで緩和ケアのつもりでしたが、今では先月末よりもむしろ食欲や水を飲む回数は多いような気がします。

しかしながら、同じ状態のどこのご家庭の猫ちゃんも同じような経過をたどるとは限りません。我が家の次男猫は運が良かった部分も多いと思います。

ただ、飼い主が「もう駄目かも…」と諦めていても、猫ちゃんは奇跡を起こすこともあるのだなあと思いました。意識朦朧としながらも、力を貯めて回復しようとしていたのだと思うと、その健気な生きようとする力に感服せざるをえません。

今日は暖かいし、ホントに何か月かぶりにベランダを散歩しました。

老猫さんや病猫さん、そしてそんな猫さんたちを介護する皆さまにエールを送ります!

 

 

 

 

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