【猫】繊維肉腫に勝った猫 最終章

1 猫
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手術は無事に成長し、5日の入院を経て退院した愛猫も、キレイに手術痕が癒えて、残っている可能性のある癌細胞を放射線で叩くという仕上げの段階に。

【猫】繊維肉腫に勝った猫 手術編
繊維肉腫に勝った猫、癌細胞摘出手術は無事に成功。入院時はおとなしかったものの、帰宅後に不満爆発でブチギレの大暴れ。治療費は比較的安価で納得。グロテスクだった手術痕も、消毒に抜歯を経て1か月もするとキレイに治癒。次は放射線治療です

毛が生えそろってきましたよ

手術の際にごっそり剃られた下半身も、一ヶ月も経つとかなり生えそろってきました。夏で良かったにゃ…
縫ったところは仕方ありませんが、傷の周囲も短い毛が生えてきています。縫い目は痛々しいですが、本猫は全く気にすることもなく、歩くのに少し皮膚が突っ張るような気配は残るものの、それ以外は以前と変わらず元気!

放射線治療日は絶食。気になる治療費は

患部に限定的に放射線をあてるためにも、患畜が動かないようにする必要があるため、短時間の全身麻酔を施します。よって、放射線治療の日は絶食です。そして、我が家の場合は三兄妹全員が前夜から絶食することになるため、恒例のメシクレ大合唱となります…妹のために我慢しようよと言っても通じる相手じゃないし、そもそも本猫もクレクレうるさい。未明からの私の顔面への猫パンチによるメシクレ攻撃も黙殺です。
またここ?嫌な記憶がよみがえるわ…
仕事の関係上、毎回朝一番で予約を入れさせてもらい、猫を預けて一時間程度してから麻酔がちょっと残ってる猫を返して貰い、帰宅です。放射線治療そのものはごく短時間なのですが、その前後の麻酔があるのでそれくらいの時間になります。
ウチの場合、合計で6回の照射治療を受けました。
気になる治療費(診療費)のお値段は、放射線治療という物療費と麻酔の2本柱です。
  1. 診察料 1,770円
  2. 注射料 3,490円
  3. 薬剤料 500円
  4. 麻酔料 5,210円
  5. 物療料 10,240円
  • 合計 21,210円/1回

これが6回になるので、ざっと12万円になりました。

再発して、CT撮って手術して…となると、割安になりますね…(金銭麻痺中)

ただまあ、ここまで来るとやれることをやり切るしかありませんのでね。

放射線治療は…ハゲる!

だいたい、2週に1度のペースで照射治療を受けたのですが、回を追うごとに、照射部分の毛が無くなってきました…せっかく生えそろいつつあった毛ですが、手術した患部をポイントに高出力の放射線を当てるせいか、そこの毛根が死んじゃうようです。
放射線治療が終わるころには、手術したところは、完全なつるっパゲになってしまいました。
レディのあたいにハゲが…
ちょっと皮膚は赤みを帯びてますが、これも放射線の影響のようです。
このハゲは、剃ったハゲではなく、毛根が死に絶えた状態なので、まさに皮膚そのもの。かわいそうですが、撫でている手がここできゅっと止まる感じ。膝で抱っこしててもついついココを撫でちゃってましたね。本猫はあまり気にしていませんでしたけど。

死に絶えたと思われた毛根の復活

しばらくはこの皮膚も、「毛根?ナニソレ」と言わんばかりにつるっパゲの状態でしたが、動物としての本能か、「被毛しなくてはならぬ」と言わんばかりに、徐々に盛り返してきます。
ただ、皮膚を寄せて縫ったせいなのか、放射線治療のせいなのかは分かりませんが、それまでの毛とは少し違う細くて白い毛が、傷を覆うように生えてきました。
放射線治療を終えて2か月後くらいには、産毛のようなものが生えてきています。焼け果てた荒れ地に雑草が生えてきたようなものでしょうか。
その1か月後には、もう少し密度が増してきています。
半年経てば、長さはほかの毛と変わらぬところまで生えそろいました。ただ、もとの毛よりも細く、白い毛でした。そして、これは最後までこんな感じでした。
すべての患畜が同じ状態とは限りませんが、ウチの猫の場合、放射線治療の影響もあってか、被毛は完全にはもとに戻りませんでした。
ただ線維肉腫は再発しませんでしたし、広範囲に切除したにも関わらず運動機能の障害も残りませんでしたので、繊維肉腫に罹った猫の余命をQOLを保ったまま延ばすという治療の目的は十分に達せられたといえます。

そして寛解へ

放射線治療を終えて3か月。最後の診察に行ってきましたが、結果は再発や転移も認められず、「癌ということで再発の可能性もゼロではありません、完治とは言えないのですが、この時点では寛解と言ってよいでしょう」ということになりました。患畜には優しく飼い主には頼りになる研修医と担当医の先生方ともお別れです。
「いつ来てくれてもいいんですよ」とおっしゃってくれましたが、ウチの猫としてはもうゴメンでしょう(笑)。
およそ6か月の間。
精密検査や手術、放射線治療という最初の3か月は非常にしんどいものでした。猫の命も心配ですし、通院に時間は取られる、お金はでていく…しかし、6か月経って寛解宣言が出て、気持ちは晴れ晴れでした。
その後、腎不全を主とする病気で亡くなるまでの二年半、懸念していた繊維肉腫は再発することなく、その他の癌も発症することはありませんでした。

二次診療機関もご検討を

我が家の場合、腰の部分での肉腫で、比較的切除も容易なところだったのも助かりました。繊維肉腫は頭部や頸部、口内に出来ることもあるようです。口内だと食べたり飲んだりにも影響がある部分ですし手術の難度も上がりそうです。
飼い主さんの皆さまにおかれましては、掛かりつけの獣医さんの手に余りそうな事例の場合、大学病院や高度な医療機器を保有する専門動物病院などの二次診療機関もぜひご検討ください。
町の動物病院のようには融通が利かない部分はありますが、難しい症例等の蓄積による町の動物病院にない診察や治療プランの提案など、違う何かがある可能性があります。
ウチの猫の手術には、掛かりつけ病院の若手獣医さんが手術の見学に呼ばれて参加していたそうですが、「患部の周囲をあんなに広範囲に切るとは思いませんでした!」というくらい、術式が違ったそうです。(それを聞いて、「私なら迷うことなく大学病院に行きます」と言った先生の気持ちがよく分かりました)
高度な医療設備を持つ病院は、診療費が高額になることもあります。大学病院も決して安いとは思いません。ただ、大学病院は医療スタッフが学生さんの教育の一環(?)ということもあって運営における人件費は安いそうですが…ホントかどうかは不明ですが、ありそうな話ではあるなと思います。
今回、事前検査や手術、放射線治療にかかる治療費・診療費について、実績の数値を記載しました。普通の治療に比べれば高額だと感じられると思いますが、当事者としては結構納得している価格です。良い治療をしてもらったと満足しています。
繊維肉腫等の病気に悩んでおられる飼い主さんのご参考になれば幸いです。
↓ Full of vigorの術後服、東大の動物病院が貸してくれたのが凄く良かったので自分でもポチリました。

 

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