【猫】高齢猫+腎不全は貧血になりやすい

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高齢猫があまり動かない理由

「猫は寝子」というくらい寝る動物。猫科は肉食の動物なので、基本的に狩りをしない時は体力の温存のために寝ているのは普通。これまでも基本的にはゴロゴロ暮らしていた我が家の猫たちですが、以前は外出から帰宅するとそそくさと起きてきて、「寝ずに待ってました!」と言わんばかりの態度で迎えてくれたものでした。

いやいや、ずーっと寝てたのは知ってるぞ。

歳を取ったせいなのか、はたまた耳が聞こえにくいのか、最近はお迎えに来てくれることがほとんどありません。帰宅して、声を掛けたり撫でたりすると、やっと気づいて鳴いて返事をしてくれることもありますが、基本的にはだるそうにしていることが多いです。

我が家のように高齢猫の多くは腎臓に疾患を抱えていることが多いです。腎臓疾患になると、腎臓がキチンと血を濾過することが出来ず、老廃物等の血中濃度があがり、身体のだるさ気持ち悪さにより、あまり身体を動かさなくなるようです。

現状、我が家の猫も血液検査をすると尿素窒素(BUN)やクレアチニン(Cr)の値は正常値を超えています。しかし、過去に体調を崩した際などは病院の計測値を振り切るくらいの高い値になったりした時と比べると、数値は高いものの眼を引ん剝くほどの高い値ではありません。

我が家のかかりつけ医は、腎臓の数値よりも今は貧血を非常に気にしています。「腎臓より先に貧血が原因で死ぬかもしれない」とまで言うようになっています。

人間が貧血になると

人間が貧血になった時の主な初期症状としては、疲労感倦怠感顔面蒼白軽い運動での動悸や息切れなどが挙げられます。これは、身体の筋肉や臓器に酸素を供給する赤血球が少なくなっているため、身体が必要とする酸素が十分に供給されないことから、これらが酸欠になっていることによるものです。

 

貧血が進行すると、頭痛目まい意識が遠くなる運動中のけいれんや胸の痛みなどの症状も出てるようです。また、高齢者の貧血は物忘れ症状が出てくることもあり、認知症と間違えてしまうこともあるとのこと。

こうしてみると、全身症状が延々と続くということで、身体もツライことが予想されます。長距離走で走り終えたあと、息がいつまで経っても落ち着かない状態と考えれば良いでしょうか。頭も痛くなるもんね…座り込んで立てなくなってるのも酸欠ですし。

腎不全が貧血を起こす 腎性貧血

よく貧血は鉄分を摂れば良くなると言われますが、一般的にはその通りで、栄養をしっかり摂って鉄剤や鉄分が多いサプリを摂ることで改善することが多いようです。

しかし、腎臓機能の低下による貧血は、単に鉄分が足りないのではなく、赤血球の産生を促すホルモン「エリスロポエチン」が腎臓で生成される量が減るため、十分な赤血球が骨髄で作られない状態によるものです。これを「腎性貧血」と言います。本来は、このエリスロポエチンは体内の酸素濃度の低下を検知すると産生が促されるホルモンですが、弱った腎臓はこの造血ホルモンである「エリスロポエチン」を生み出せなくなるようなのです。こうなると、単に鉄分を摂るだけでは赤血球が増えません。

腎性貧血になると、かつては輸血しか治療法が無かったようなのですが、現在は人間の腎性貧血でもこの造血ホルモン(EPO製剤)を注射することで補完することが一般的で、ありがたいことに今は動物病院でもこの治療法を導入してくれています。輸血に比べれば圧倒的にハードルが低いですし、このEPO製剤は長年、腎性貧血に取り組んできた医療従事者にとっては物凄くありがたい薬だそうです。

ちなみに、日本でメジャーなEPO製剤である「エスポー」は、キリンビール(現在のキリンファーマ)が1990年に発売を開始していますが、同じ年に「キリン一番搾り」が発売とのことなので、ホントに比較的最近の医薬品なんですね。

腎性貧血の要注意点

血液検査をすれば赤血球の量は調べられますが、要注意なのは、脱水状態では赤血球の数はく検出されるということです。ウチの次男猫はかなり脱水は進んでいますが、それでも赤血球の数は正常値に全然足りていないのです。この数値は見れば見るほどヤバい数値です。

食欲不振や嘔吐など、腎不全の症状ばかりに目が行っていましたが、獣医師先生がいう、「腎臓より先に貧血で…」ということが起きてもおかしくない…BUNやCrの値のみならず、いろんな数値を見ないといけませんね。もちろん獣医師先生はキチンと見てくれているとは思いますが。

しかしながら、ここ数か月、定期的にEPO製剤を注射しているので、最近は肉球の血色も以前よりかなり良くなってきています

SNS等で若い猫ちゃんのどピンクな肉球を見ると、何とも羨ましいのです。

人間と違って、猫は顔色が分かりにくいので、肉球や歯茎の色などのチェックもどうぞよろしくお願いいたします。鼻も結構、血色が分かるコが多いですね。ウチの茶トラーズも若いころは鼻もピンクだったもんなあ。、

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造血ホルモンの注射に合わせて、鉄分も補給しましょう!

 

 

 

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