【Biz】月給50万円のコロナ重症センター看護師の時給を試算してみた

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大阪のコロナ重症センターで看護師さん募集

大阪コロナ重症者センターにおける看護師の募集の案内が出ています。

【募集要項(抜粋)】

  • 採用対象  看護師
  • 募集人数  若干名
  • 勤務期間  要相談
  • 勤務体制  2交替制
  • 勤務場所  大阪急性期・総合医療センター敷地内(大阪市住吉区)
  • 給与(見込み)  500,000円(日勤8回・夜勤6回程度、夜勤手当含む)+別途手当支給
  • 交通費  当協会規定により支給
  • 白衣貸与・靴持参
  • 宿泊施設準備(無料)

勤務期間は要相談なので期間の定めがある雇用契約、いわゆる直雇用ではあるが非正規雇用かと思われます。月額50万円の給与を見込むとのことですが、12時間勤務で夜勤ありだし、命に関わる現場なので、必ずしも良い条件とは限りません。

「宿泊施設準備(無料)」というのは寮のことなのか、あるいは病院内の仮眠施設のことなのか分かりませんが、ものすごい連続稼働を見越してのことなのかな…

看護師さんの収入は意外と賞与だのみ

こちらのサイトによると、看護師の平均年収(平均年齢39.5歳)は月収33.4万円×12か月+賞与等81.6万円で約483万円とのこと。ただし、毎月3.5万円から5万円程度は夜勤手当で稼いでおられるとのことです。
夜勤って結構、身体に堪えるんですよね…夜勤と昼勤が混じると、生活リズムは崩れるし、かといって夜勤を続けると生活リズムの崩れは少ないのですが、身体に澱のように疲れが蓄積されていきます。
医療に携わるもの、文字通り命に関わる局面も多いので、緊張もするでしょうしストレスも溜まると思います。本当に医療従事者の皆様には頭が下がります。
ただ、ニュース等でも取り上げられましたが、賞与が経営事情で引き下げられると困りますよねえ…個人的には、コロナ患者受け入れ病院には、国から経済的に補填した方がいいと思いますよ!コロナ患者を受け入れたら病院の経営が傾くって、いったいどういうことなんだと。

月収50万円を勤務時間から分解してみた

国の医療機関への補填有無はこの際さておき、この、2交代制で日勤8回・夜勤6回、夜勤手当含む月給50万円を基準時給のレベルに分解してみます。
  • 日勤9:00-21:00と夜勤21:00-9:00の2シフト(引継時間は計算除外)
  • 休憩時間は1時間とすると1シフトあたりの勤務時間は11時間
  • 11時間勤務のうち、8時間超となる3時間分は時間外勤務とし、2割5分の割増
  • 深夜22:00-5:00の7時間は、2割5分の深夜割増

(法律の解釈における多少の齟齬等についてはご容赦ください!致命的な誤りがある場合はご連絡いただけると幸いです。訂正します)

上記で計算すると、

  • 14日で168時間拘束の勤務時間154時間
  • 7時間×6回=42時間の深夜勤務につき2割5分増しで10.5時間分加算
  • 3時間×14回=42時間の時間外勤務につき2割5分の割増で10.5時間分を加算

上記、154時間+深夜割増分10.5時間+時間外割増10.5時間

合計、月間で175時間相当の勤務時間となり、月給50万円を割ると、時給換算で2,857円/hとなります。

シフトの引き継ぎには時間がかかるでしょうから、これ以外にも残業は発生するでしょうし、大阪府が他に募集している検体取得ナース(こちらは時給3,000円)には危険手当が300円/hでつくとっされていることから、勤務時間154時間に危険手当がつけば、もう少し月の収入額は増える可能性はあります。

こちらのサイトでみると、大阪府における看護師の時給換算は1,650円/hとのことではありますが、臨床経験やスキルが求められる訪問介護ステーション等での看護師さんは時給2,000円超というケースも多いようです。

雇用期間限定の非正規雇用であろうことと、コロナの重症患者さんの看護をするとなれば、やはりそれなりに高いスキルを持ち合わせている看護師さんが求められると思うので、この2,857円という時給は、個人的には「ん?」と思うのであります。

定員の半分にも足りない看護師

ただ、こちらの施設、看護師さんが絶望的に足りていないようです。募集要項では若干名とありましたが、11月30日の時点では定員の半分にも足りていない模様。

大阪府、コロナ重症センターが完成 人材集めは難航

府によると、必要となる医師約20人は府内の医療機関から派遣してもらう調整できているが、看護師は必要な130人のうち50人程度しか確保のめどがついていないという。
うーん、これは足りてません…
ただでさえ、疲弊した医師や看護師さんなど医療従事者が退職しているニュースが多いなか、かなりタフな現場になりそうなこちらのセンター。また、感染症患者へは、介護士等は近づけさせないようで、看護師さんの負荷は相当に高いと聞きます。
ただでさえ、患者の命に関わる看護師さんはストレスフルであろうと思いますが、ちょっとでも間違えると自身が感染してしまうリスクがある職場です。感染して無症状のまま帰宅して家族に伝染させるリスクもあり、誰でもが選択できる職場ではありません。正直、これなら通常病棟の正規看護師の方がいいと思う方が多いのではないでしょうか。
個人的には、キツい職場になることが分かっている期間限定のポジションだったら、もう少しお金で誠意を見せたほうが良いと思います。誰でも出来る仕事ではなく、有資格者かつ使命感のある方でしか務まらない職場なのですから。

大阪の感染者は依然として増加傾向

私は生まれも育ちも大阪ですし、年老いた両親も大阪に住んでおります。父はがんも経験しており、ハイリスクな属性です。友人知人もたくさん大阪に住んでます。
東京の感染状況も心配ですが、大阪のここんところの陽性者の増加には心を痛めております。どうか、早く収まりますように…
病院や施設の画像はいずれも大阪急性期・総合医療センターのものです。
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