2010年のことって覚えてますか
突然ですが、今から10年前の2010年のことって覚えてますか…?
Wikipediaには、それぞれの年の出来事などがまとまっていて非常にありがたいものです。2010年を調べてみると、
- 流行語大賞は、ゲゲゲの女房の「ゲゲゲの」だったり、
- 2010年の世相を象徴する「今年の漢字」は「暑」、
- 前年の2009年に政権交代を果たした旧民主党は鳩山氏が辞職して菅直人氏が総理大臣に
ざっと個人的にインパクトがあったことを列挙すると、
- 1月 日本航空が会社更生法の適用を申請(事実上の倒産)
- 2月 冬季オリンピック・パラリンピックがバンクーバーで開催
- 3月 建設中の東京スカイツリーが338mとなり日本一の高さの建設物に
- 6月 菅直人内閣が発足6月 小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還
- 6月 改正貸金業法が施行
- 9月 尖閣諸島中国漁船衝突事件が発生
JALがコケたのとバンクーバー五輪って同じ年だったんだっけ?個々の事象は覚えてるんですけどね…ただもうびっくりするくらい覚えてないです(笑)。
ただ、2010年は東日本大震災の前年で、まだ津波も襲ってきてないし、福島の原発施設もガンガン稼働してます。
東京電力管内ではでんこちゃんが「電気をたいせつにね」と言ってました。今の中高生はでんこちゃんを知らないかもしれません。
考えてみれば、2010年って平和だったんだな…あの頃に戻りたいよ。
コロナ後はガラッと変わる?
振り返って考えるに、やっぱり2011年の311東日本大震災で、個人的にはあれでいろんな価値観が変わっちゃったタイミングなんですよね…
どうも個人的にはアレ以前とアレ以降で分けて考えるようになっちゃってるんですが、私だけじゃなくて結構な数の方々にも価値観とか人生観にも影響があったんではないでしょうか。
そんでもって、このコロナ禍。
地震とか自然災害の時みたいに外国に避難することも出来ないという逃げ場の無さと、気晴らしに飲みに行ったり旅行に行ったりすら難しい閉塞感、飲食店や旅行業界も頑張ろうにも頑張れない無力感だったりすると、もうどうしていいのか分からない状態。それが今年の年初からずーっと続いてる。精神的に病む要素が多すぎてしかも長い。
実際、世の中的には
- 「出張なんて実はしなくても良かった」(意外と営業さんの楽しみ…)
- 「出勤に及ばず」(あの通勤地獄はなんだったんだ)
- 「会議はリモートで事足りる」(あのゾロゾロ集合させられた会議の意味は?)
みたいな感じになってきちゃってますもんね。企業によっては在宅勤務前提で通勤定期代の支給を止めるところも増えてきています。
ワイドショーやバラエティ番組でもコメンテーターやお笑いタレントが自宅からリモートで出演して番組が成立しちゃってるし…外出自粛の初期は明らかにスマホでリモート出演してる人もいたなあ。
今年は大晦日のNHK紅白歌合戦も無観客だそうです。初詣も、大きな神社は境内に入るまでの行列を考えると密だから避けた方がいいんだろうな。
昨年末、こんな一年になるなんて誰が想像したでしょう?誰も悪くないんですけどね…
今、結構ギリギリだけど…
今、世の中的には結構ギリギリだと思うんです。旅行業界や飲食店とかは体力が無いところはかなり厳しいと思いますが、会社とかはそれなりに何とか回ってるところだと思います。しかしながら、現状のギリギリ状態の息の根を止めかねないのが、
電気と通信の障害
「今、コロナでそれどころじゃないんで」と言いたいところですが災害は忘れたころにやってきます。多分、国民的には自然災害のことは結構忘れてますよね…?
今、ぎりぎりながらも世の中が平穏に回ってるのは社会インフラが健全に維持されていることと、物流・医療も従事者が頑張ってくれているおかげだと思います。それを維持しているのが電気であり、通信です。
停電になれば通信ネットワークも止まります。インターネット回線はNGになるので当然wifiもダメ。携帯基地局も、市町村の役場近くなど社会的に重要な拠点の周囲を中心に停電時でも自家発電で24時間稼働できる基地局もあるそうですが、非常に限定的みたいです。
こうなるとリモートワークも出来なければ、公共交通機関での通勤も出来なくなりますが、かなり物騒なことになりそうなので、Stay Homeしていないと危険です。
嫌だなあ、そういうことは起きてほしくないなあ…マジで。
でんこちゃんが出ているテレビに、「電気を売る側が節電っておかしくない?」と言ってた時代に戻りたいです。節電するからさあ。
停電したらテレビもネットも使えません。最後のメディア、ラジオの出番です…
リンク
停電になったら○○ペイはおろか、Suicaもクレジットカードも使えなくなるので、現金も多少は持っておいた方がいいです!
【閑話休題】大学生の希望就職先ランキングも変わったような…
ちょっと目先を変えて、当時の大卒者の希望する就職先ランキングを見てみましょう。
出展 : マイナビ「2011 年卒マイコミ大学生就職企業人気ランキング調査結果発表」
2008年のリーマンショックで都市銀行などはランクを落としていますが、それでもまだベスト10に入ってますね。JTBは人気企業ランキングでは常に上位ですが、今年はコロナ不況もあってグループの20%近い6,500人の削減に年収の3割カットを打ち出しています…運輸や旅行はこの先、回復には時間がかかるかもしれません。理系では東芝が10位に入っていますが、まさかここまでになるとは思ってなかったでしょうね…
東日本大震災前、東京電力といえば電力ガス系カテゴリの希望就職先では断トツ一位だったのに、今はむしろ最下位に近いわけで。
ちなみに、コロナ前の2019年春に同じくマイナビが発表した2020年卒のランキングが以下。
まだコロナが起きる前なので、JTBは入っているものの、結構顔ぶれが変わってるな…今年の春にJTBやJAL/ANAに入社した人たち、頑張れてるかな…こんなはずじゃなかったと思ってるかもしれませんが、それは本人の責任じゃありませんからね、頑張ってほしいものです。
来年のランキングも昨年末から今年の春にかけての調査なので、やっぱりJTBが1位なんですが、現時点で改めて調査するとガラッと変わってるでしょう。
しかし、大学生の希望就職先って結構息苦しい社風のところが多いですよ…?(笑)
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