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【日記】お辞儀という素晴らしき文化

2 Biz
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お辞儀は便利な習慣

お辞儀というのは日本の美しい文化だと思っています。

挨拶だけでなく、感謝だったり、相手に対する敬意だったりします。腰を深々と折る最敬礼でなくても、軽く頭を下げるだけで「敵意は無い」と示すことができます。「目礼」という更に略式なお辞儀もあります。海外のようなハグや握手よりも簡単です。

2019年に日本でラグビーのワールドカップが行われた時、海外のトップチーム複数が客席に深々とお辞儀するシーンが話題となりました。ニュージーランド代表のあの「オールブラックス」もやっていました。

画像出典 : THE ANSWER「海外選手の“お辞儀の輪”を英紙特集」

これは日本開催にも関わらず、多くの日本のラグビーファンがオールブラックスのジャージや黒い服を着て客席に詰めかけたことにチームが感激して始めたのだとか。それが話題となって、他の海外チームも試合後にお辞儀をするようになりまって喝采を浴びていましたが、ワールドカップ以降も海外チームが試合後に客席に向かって揃ってお辞儀をすることは珍しくなくなりました。日本人ラグビーファンとしては嬉しいかぎり。

しかし、最近、相手に対してこうしたちょっとしたお辞儀すらしない人が増えているような気がします。こういうのは礼儀やマナーというより相手との呼吸のようなものだと思うのですが…

「店員にありがとう」というのはおかしい?

ネットとかでちょいちょい目にするのは

飲食店で店を出るときに「ごちそうさま」と言うのはおかしい

お店でレジをしてもらって「ありがとう」と言う必要はない

横断歩道で車が歩行者を待つのは法的義務。横断歩道を渡る歩行者がわざわざ頭を下げる意味が分からない

まあ、いずれも義務ではないですから、別に言わなくても、お辞儀をしなくても問題はないのですが、そういうことをわざわざ言うところが私には分からないです。

自分が作った料理を食べた人から「美味しかった、ごちそうさま」と言われれば、それが家庭内であろうとお仕事であろうと嬉しいですし、仕事で対応したことに相手から「ありがとう」と言われれば、報われた気分になるでしょう。横断歩道で歩行者から「待っててくれてありがとう」とばかりに頭を下げられたら少なくとも悪い気分にはならないと思います。

義務であればやるのは当然ですが、義務でないからやる必要はないというのはどうかと思うのです。個人的にはやらないという選択肢はありません。

ただし、私も態度が悪い相手には敢えてそっけない態度をとることがあります。

エレベーターでにんげん観察

例えばエレベーターに乗る時に、先に乗っている人が「開」ボタンを押して乗る/降りるを待ってる時とか如実に感じます。

自分は乗る時は軽く目礼しますし、降りる時はお礼を言うようにしていますが、自分が「開」ボタンを押しながら観察していると、「さも当然」と言わんばかりにそっくり返って乗り降りする人の少なくないことよ…ああいう方たちは他人が見えていないのかもしれません。職場の上司が「開」を押してくれている時も同じ態度がとれるなら何もいいませんけどね…

感謝されたくて「開」ボタンを押しているわけではないですが、閉まりかけの扉を開けた時にエレベーターに乗り込みながら不満げな顔でこちらを見られるとさすがにこちらも面白くないですよ。見てわかる通り、私はエレベーターガールではないのです!

お辞儀をしない心理的な要因としては、以下のような要素が考えられるそうです。

  • シャイ・内向的:人と目を合わせたり、形式的な動作をするのが苦手。
  • 自意識が強い:お辞儀をすることを「恥ずかしい」と感じる。
  • 自己主張が強い:「礼儀よりも実力が大事」と考え、お辞儀を軽視する。
  • 反抗心・反権威主義:「形式ばった礼儀は不要」と思っている。

まあ、こうした方とは一緒に居たくないなあと思います。というのも、こうした初歩的な非言語コミュニケーションを軽んじる人とは、言語を交えてもコミュニケーションが難しいからです。

「ぺこり」が社会を救う

謝意や敬意を示すのに、土下座する必要はありません。言葉に出すのが面倒であれば、ちょっと頭を「ぺこり」とするだけで良いと思います。相手が日本人であれば通じます。

この「ぺこり」、日本人らしい最強のコミュニケーションじゃないかと思います。

「ぺこり」をすれば、ちょっとした感謝や賛意、多少の敬意を示せます。挨拶がわりにもなります。労力はほとんどかかりません。「ぺこり」をされて不愉快になる人は少ないでしょう。(もちろん、「ちょっとした」レベルに限ります)

お店やエレベーター、道路でちょっとした「ぺこり」で世の中、もっと生きやすくなると思うんですけどね。

姫ちゃんもトイレ掃除してもらたり、ちゅ~るを出してもらったりした時に「ぺこり」してみてはどうかな?

 

 

 

コメント

  1. 猫乃三時 より:

    たけさん、こんにちは。

    お辞儀や挨拶ってのは自分の気持ちを表す便利な行動だと思います。
    私は買い物したら「おーきに、ありがとう」飲食店では「ご馳走さま、美味しかったです」宅配便なんか届こうモンなら「ご苦労様、おーきにいつもありがとう」ってしつこいくらいに言っちゃいます。
    そういうのが「おかしい」とか「必要ない」って人は言えないのか言いたくないのか解りませんが何かもっともらしい理由をつけて、そんな心根を隠そうとしてるのかも知れません。
    よく行く飲食店でお店側から「いつものでいい?」とか「ご飯大盛りにしといたよ」なんて扱いされた途端に「もうあの店には行けない、気に入っていたのに残念」なんて事を言う人がいるのにも驚きました。
    何なんでしょうね?他人と関わるのがストレスに感じるんでしょうか?
    ちょっとした挨拶やお礼の言葉で日々の暮らしが豊かになる経験をしている私からすれば不思議な事です。

  2. たけ たけ より:

    猫乃三時さん、こんにちは。

    「いつものでいい?」とか「ご飯大盛りにしといたよ」とか言われたら、むしろ「もう他の店にはいけない」と思ってしまいますよ!(笑)
    挨拶とかちょっとした言葉は「義務」とかいう以前の次元だと思いますし、そうすることで相手の気分が悪くなることなんて無いわけで。
    他人から敬意を払われたり、感謝されたりした経験がないのか、それに気づかないということなのか…そういう人とはあまり近づきたくないですね。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」、です!

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