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【日記】歯磨きでクラスター発生か

3 日記
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↑ 密な歯磨きは危険!!

歯磨きでのクラスターは想定外

「歯みがき」でクラスターか 沖縄で新たに51人感染

歯ブラシを共有していりゃ感染するかもしれないとは思いましたけど、記事を読むと職場での歯磨きでクラスターが発生したとのこと。

事務所では同じ洗面所で同じ時間に複数人が歯を磨いていて、県はこれが感染拡大に繋がった可能性もあるとみている。

これは個人的には想定外でした。

ただ、ちょっと考えてみると非常に納得できます。歯磨きは口腔ケアの観点でも褒められるべき行為だと思うのですが、考えてみれば、唾液と密に接する行為ですし、飛沫も飛びます。そして、当然ながらマスクもしていません。会社の洗面所となると、2メートルの距離というソーシャルディスタンスもないでしょうし、休憩時間となると複数の方が集中することになるのでになるという、非常に感染しやすいシチュエーションであることが理解できました。

何げなく同僚同士で話しながら歯を磨いたりしていると、さらに感染リスクが上がりそうです…

これは盲点でした。

個人的には、家の中で歯を磨きながらうろうろと歩くこともありますが、考えてみれば飛沫を飛ばしながら歩きまわっているようなものなので…気を付けよう。

専門家は既にリスクの指摘

東京医科歯科大学では今年の4月の時点で、このようなケースがあり得ることをマメ知識としてWebに掲載していました。

【質問2】新型コロナウイルス感染予防の観点から歯磨きする際に注意することがあれば教えてください。
歯磨き時はどうしても、自分の唾液を触ったり、唾液の飛沫を飛ばしてしまいます。一方、新型コロナウイルスに感染している人では唾液中にもウイルスが混入していることが分かっています。したがって、感染予防としては唾液に他の人が接触したり、飛沫を吸い込んだりしないよう注意する必要があります。例えば、歯磨きのタイミングをずらしたり、歯磨きをする場所の換気をよくするなど3密を避けることは予防効果があると思われます。また、家庭内でも使用していない時の歯ブラシを接触させないなどの配慮も、家庭内感染を防ぐと思われます。

東京医科歯科大学 新型コロナウイルス感染予防と歯磨き

こうした警鐘を知っていれば、職場でも何らかの対応や注意喚起が出来たと思います。

家庭内の感染も増えてきていますが、歯磨きに関して言えば、うがい用のコップの共有を避けるとか、歯ブラシの接触を避けるとかも考えないといけません。以下の写真のような状況はよろしくなさそうです。

学校での歯磨きには注意が出ている

これは職場だけではなくて、学校でも起こり得ることだと思います。日本学校歯科医会は、以下のような注意を通達していますが、小さな子どもに徹底させるのは難しそうだな…

・歯みがき実施にあたり、学校歯科医等と事前に協議をすること。
・学年別(年齢)に配慮する。
・教室で行う際は十分換気に注意する。
・歯みがきの最中はなるべく口を結んで行う
・歯みがき後のすすぎは、10mlくらいの少ない水でブクブクうがいをする。
・すすぎの回数は1回~2回にとどめる。
・洗口場の都合上、歯磨剤の使用を制限も考える。
・洗口場が混まないように工夫する。
・歯ブラシの管理(消毒等)に注意する。

日本学校歯科医会 学校における昼食後の歯みがきについて

登校時の検温も大事でしょうけど、学校では徹底されているのかしら。

今回、職場の手洗い場における歯磨きでクラスター発生が疑われる事象が出てしまいましたが、集団での歯磨き行為はコロナウイルス感染の可能性が高いということはもっと知られて良いはずです。歯医者さんや高齢者向け施設では当たり前のようにケアされていると思いますが(このあたりのご苦労も察するに余りあります)、意外と知られていない盲点なのではないでしょうか。ニュース報道等でも、このあたりの言及はした方がよろしいかと思います。

歯磨きそのものはウイルスにも効果的

ウチの猫は歯磨きNGです…

【質問1】歯磨きは一般的な細菌やウイルス感染予防に有効ですか? また新型コロナウイルス感染予防に有効ですか?
近年、高齢者の誤嚥性肺炎が問題になっていますが、歯磨きなど口腔ケアを徹底し、お口の中の細菌数を減らすことで予防できることが知られています。また、かぜやインフルエンザについても、特に歯周病原細菌を減らすことによって、その原因であるウイルスの細胞への付着を阻害できることが明らかになっています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因であるSARS-CoV-2もインフルエンザウイルスと同様な付着様式であるため、適切な口腔ケアは当該疾患に有効です。

東京医科歯科大学 新型コロナウイルス感染予防と歯磨き

歯磨きそのものは、虫歯予防や歯周病対策のみならず、風邪やインフルエンザ対策としても有効として知られていますし、東京医科歯科大学でもコロナ対策にも有効であるとしています。

日本歯科医師会では、もう少し踏み込んで、歯周病菌がインフルエンザを活性化させるとしています。分かりやすい動画がこちら。

うがいも大事ですが、帰ってすぐに歯磨きをするのも有効そうです。ただし、よく手を洗って後で!

口腔ケアとして、長らくフロスを使っていましたが、最近は口腔洗浄機に変えました。歯の間だけでなく歯の付け根もキレイになり、歯茎マッサージにもなってると思います。慣れるまではお風呂に入っている時などにお使いになることをおススメします!

【追記】現役歯科医療従事者さまよりご指摘いただきました。フロスや歯間ブラシの使用は必須とのことです。一本でも多く歯を残しましょう!

プラーク除去には歯ブラシとフロス・歯間ブラシの使用は必須で併用した後での口腔洗浄器をご使用頂くことをおすすめします。プラークは粘着性が高い為、口腔洗浄器はプラーク除去の効率が低い(現役歯科医療従事者)

 

 

 

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