ラプロスでのキーワード検索が多い
弊ブログにおいて、検索ワードで多いのが「ラプロス 副作用」です。
ラプロスは、2年前までの次男猫の慢性腎臓病との闘病において、大変役に立ったお薬です。
今からさかのぼること10年前くらいから次男猫を含む三兄妹の猫(12歳くらい)が加齢とともに腎臓の機能が徐々に低下していきました。当時、通っていた動物病院では「フォルテコール」を処方されていましたが、これが効いているのか効いていないのかイマイチ良く分からないお薬で…(最近は蛋白尿以外ではあまり処方されなくなってるんですかね)
年月とともに三兄妹とも徐々に不安定な状態に進行し、長女猫と長男猫が虹の橋に旅立って以降、兄妹ロスもあってか次男猫は元気や食欲が消失、それまでは兄妹で一番だった快便も便秘がちになり、ニッチもサッチもいかなくなった時に、猫友さんからの「効果あるよ」との声を聞いて藁をもつかむ思いで投与を開始したのが「ラプロス」でした。
最初は副反応が凄かった
しかしながら、与え始めてすぐに後悔することになりました。
激しい嘔吐と、次男猫にしては珍しくひどい下痢を起こし、胃腸炎になってしまったことから早々に投与を断念することになりました。超低用量で開始したんですが…
ラプロスの投与を始めて嘔吐や下痢になってしまった場合はいったん投与を休むべきだと思います。高齢猫にとって、嘔吐や下痢は脱水を引き起こし、全身状態を一気に悪化させかねず文字通り「命取り」になります。掛かりつけの獣医師さんからそのように言われていなくても、いったんは休んだ方がいいかな…と思います。ウチの場合はそれくらい激しい胃腸炎でした。
一か月ほどかけて胃腸炎を治して体力が回復してから、さらに低用量で投与を再開し、少しずつ増やしていったところ、その後はなかなか良好な反応を示しました。
ゴハンを良く食べる、いいウンチが出る、何より眼に力が戻ってきて表情も明るくなり、活動量も増加しました。これはフォルテコールでは見られなかった反応でした…!
このあたりは闘病時に詳しく記してありますので、そちらをご参考に。
もっと早くから与えていれば…
次男猫の場合、慢性腎臓病のステージⅢ、しかもかなり悪くなってからの投与開始だったので、さほどの延命には繋がらなかったように思います。
Cre(クレアチニン)が3になる前から投与していれば…もっと良い状態を長く維持できたかもしれません。しかし、三兄妹全員にラプロスを投与するとなると経済的にはちょっと厳しいものがあります。ラプロスはお薬代だけで1か月おおよそ1万円くらいかかるので、三兄妹全員に与えたとしたら毎月3万円くらいかかる(お薬代だけで!)計算になります。もっと早く知っていれば、という思いもありますが、知っていたところで当時は与えたかなあ…
ただ三兄妹が亡くなった経験をした私が、たとえば三兄妹がステージ2から3に差し掛かろうとしていた5年前に戻ったらラプロスを与えるか、サプリメントのアゾディルを試してみるかなあ…と思います。(クスリやサプリの効き目は個体差が大きいので、お気をつけください。かかりつけの獣医師先生とよくよくご相談ください)
しかしながら、当時使っていた活性炭とかその他の薬やサプリは結構姿を消しているんですよね…効果が薄かったのか…
画期的な治療法が望まれるが、何より予防!
次男猫の闘病時と比べていくつかのクスリやサプリは淘汰されましたが、基本的にはさほど変わっていないように思います。
希望の星であるAIM医薬品は、臨床試験等でもう少し時間がかかりそうです。
猫友さんとこの猫ちゃんが闘病している姿は見ているこちらとしても共感しすぎて当時のことを思い出してしまいます。ただ、ウチは三兄妹ともに腎臓を悪くして亡くなりましたが、腎臓を悪くすることなく天寿(しかも長寿だったりする)を全うする猫ちゃんも少なからずいらっしゃいます。
若いころから腎臓病にならないように気を付けていくしかない…腎臓に負担がかからないよう、しっかり水分を摂らせるように頑張ります。
以下、ご参考 : 獣医師先生が良書として推薦されていました。
コメント
次男君も殿もお互い晩年は腎不全にかかってしまいましたが長生きしましたね。
私は「次男君も殿も腎不全を患ったまま老衰で逝った」と思ってます。
そう思えるほど猫も下僕も精一杯頑張りました。
猫乃三時さん、こんにちは。
はい、どちらも長生きでした。腎臓病を抱えて老衰で…と思いたいところですが、
最後は眠るようにとは行かず、短い時間でしたが苦しみました…
きっと、姫ちゃんがシニアになるころにはもっと効果的な治療法が確立していると思います。
おーい、NNNさん!兄さんとこに、はよ処方してあげて!