我が家は猫屋敷です
いや、以前は猫屋敷でありました…
かつては2002年生まれの猫3人と住み込みの下僕である私が暮らしていました。
2020年1月、腎不全で闘病しておりました長男猫と長女猫が同じ日に虹の橋を渡るという大不幸が訪れ、それ以来、我が家の主である次男猫と、下僕たけの二人暮らし。3LDKという微妙に広い家で主猫と下僕。10ヶ月が経ちましたが、未だに寂しいです。
次男猫も5月で18歳になり、高齢猫という老ニャンとしては避けがたい慢性腎不全を患っています。何度か命に関わる危機もありましたが、病院での輸液と自宅での投薬や給餌・給水で何とかなっています。
保護した時は、明日生きられるかどうか不安なほどに小さく、本来であれば母猫に育てられるべき時期でしたので、そんな乳飲み子だった保護猫たちが17歳を超えて、比較的長生きできたのはありがたいことです。
しかしながら、活動的な兄妹猫たちが、残る一人になってしまうと家の中ががらんとして寂しいものです。残る一人もすっかり老猫です。静かな家も悪くありませんが、猫屋敷だった当時のことを思うと、やはり何か物足りないのです。
高齢猫は持病が急速に悪化する
私は猫さんを看取らねばなりません。今、お元気な猫ちゃんと暮らしておられる方も、いつか来る日のことを多少なりともイメージされることをおすすめします。
カリカリを飲み物のように食べていた長男猫には、どうすれば同じゴハンの量で満腹感を与えられるか、どうすればダイエットできるか悩まされていましたが、まさかゴハンが食べられないようになってつるべ落としのように体重が減少する日が来るとは、元気な時には思いもしませんでした。持病として腎臓病の数値は決して良くはありませんでしたが、最後の2年には急速に症状が悪化しました。
私の場合は、三兄妹の猫を保護してから18年、初めての猫飼いということもあり、本当に手探りでした。しかしながら、急速に悪化する病状に対しては、十分に対応してあげられたとは言えず、後悔していることがたくさんあります。もっとああしてあげれば、こうしてあげていれば良かったと。
18年前、猫と暮らし始めた時に、SNSやブログと言ったものがあれば、もっと猫たちのQOL(生活の質)を高められてあげたかもしれません。これから猫を飼う方、飼いたいと思っておられる方、はたまた私のように予定外に猫を拾ってしまった!という方もおられるでしょう。または、ご自身の猫ちゃんの調子が悪い、病院で腎臓が悪いと言われて、気にしている方もいらっしゃるでしょう。多くの方に少しでもお役に立てる情報が発信できれば幸いです。
猫の高齢化に伴う慢性病
猫の腎不全は、猫の寿命が長くなっている今、避けて通れない病気です。慢性腎不全の場合、飼い主が気づかないうちに病状が進行していきます。
日々のちょっとしたことで気づくことが出来れば、早期発見や早期加療により、QOLを格段に上げることができます。
18年前に猫を飼い始めたころは、今よりもキャットフードの種類も少なく、質が低いものも数多くあったように思います。18年前にはちゅ〜るも無かったのです(笑)。これまで以上に猫は長寿化していくでしょう。そうなると残念ながら慢性病、特に慢性腎不全に罹る猫は増えると思われます。
今の老猫との暮らし方や、これまで経験したことを少しずつ紹介していこうと思います。
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