猫同士ではニャーとは言わない
以前、NHKの「チコちゃんに叱られる」で「なぜ猫はニャーと鳴くの?」という問いに「そこに人がいるから」という回答があった放送回がありました。
当時、ちょっと考えてみたのですが、我が家の三兄妹を考えてみると確かにそうでした。猫同士で「ニャ?」「ニャ!」という会話をしていた記憶がありません。猫同士の「ウー!」とか「シャー!」はありましたが、「ニャー」で会話しているのは見たことがありません。
猫たちは主にニオイやボディランゲージでコミュニケーションを取っているそうで、繁殖期や怒り、威嚇の時くらいしか声を出さないそうです。
三兄妹に関して言えば、鼻ちょんやらお尻くんくんでコミュニケーションを取っていたと思いますが、ほとんどの時間は猫団子だったので言葉は要らなかったのかもしれません。
今の我が家には姫ちゃんしか居ませんが、姫ちゃんは人間に対してよくニャーニャー鳴く(「うらー!」とか「おらー!」で雄叫びをあげる)お喋りさんです。
姫ちゃんのおしゃべり
夜中にはカリカリをダラダラ食べているようですが、朝になってカリカリがお皿に残っていないとかなり大きな声で
「ゴハン出してー」
とニャーニャー鳴きます。あなたが夜中に食べたから無いんでしょ…
朝は起きてトイレに行ってゴハンをつまんだり水を飲んだりして自分のホットカーペットに行くのですが、スイッチを入れ忘れてたりまだ温まっていなかったりすると、
「ホカペが冷たい!」
と文句を行ってニャーニャー。
お昼、天気が良いとベランダに出る窓の前でニャーニャー。
「ベランダに出してー」
風呂場で蛇口から水を飲みたい時はリビングの扉の前でドアが開くまで延々と呪文を唱えます。
「開けーゴマ!」
夜はソファでゴロゴロしたいらしく、姫ちゃんがお気に入りの場所に私が座っていると、
「そこは姫ちゃんの場所でしょ!」
膝上にやってきてブラッシングしていると、
「頭をゴシゴシして!喉も!」
それでも抜け毛をブラッシングしていると
「そこじゃないのに…」
とぶつぶつ言ってます。
夜になって私が布団に入るとホカペから文句を言いながらやってきます。
「ちゃんと私を誘いなさいよ!」
寝る時にちゃんと声をかけました!
基本的に猫が人間にニャーニャー言う時は、何かをねだっている時なのだそうです。姫ちゃんの場合、早朝のゴハン以外は「メシクレ」はあまり言いませんが、撫でて欲しい時や構って欲しい時はものすごくでかい声で鳴きます。
姫ちゃんの場合、トイレハイは咆哮しながらのウロウロ歩きとなります。こればっかりはどうにもしてあげられないので、トイレ(前)ハイの時は、抱っこしてトイレまで連れて行ってあげたりしていますが、トイレ(後)ハイの時は叫びながら走り回っています。おかげでトイレ掃除のタイミングは分かりやすいです。
茶トラ猫はおしゃべり?
先代の長男猫は、次男猫と長女猫に比べるとダントツでおしゃべりな猫でした。彼の場合はメシクレが多かったのですが、彼も姫ちゃんと同じくとにかく構ってチャンでしたので、足元にまとわりついてはこちらを見上げてニャーニャー言ってました。
最初はねだるようにニャーニャー言うのですが、放って置くと焦れてきて「ニャーっ!ニャーっ!」と苛立たしげに鳴くのが面白くてわざとほったらかしにしていたこともあります。なので、私の中では茶トラ猫は構ってチャンでお喋りというイメージがあります。
茶トラ兄妹は足腰が立たなくなってからは悲しげに鳴くことが増えて、あれは結構堪えるものがありました。カラダのどこかが痛かったのか、カラダをキレイにして欲しかったのか…猫は基本的に痛くても我慢する性質がありますが、具合が悪くて鳴くのはよほどの時だと思います。
次男猫は、末期になるとほとんど鳴かなくなりました。彼の場合は、鳴かなくても眼で語るタイプだったので、介護期はよく眼をみていました。猫なりに末期になると何かを悟るのか、とても透明感のある眼をしていました…
いつか人語を話し出す?
長生きして妖怪の猫又になると、人語を操り、神通力をもって色んな悪さをするようになるそうです。
先代の三兄妹、人語を話すようにはなりませんでしたが、かなりのレベルで人語を解していたと思います。何か言ったら「うん、分かった」みたいな態度をすることもありました。長女猫は分からないフリをしていましたが、分かっていたと思います…今んとこ、姫ちゃんは一方的に話すタイプですが、一緒の時間をこれから積み重ねていけば、お互いにもっと理解しあえる関係になるかもしれません。そのうち、「あのさあ」などと言い出すんじゃないかと思っています。
猫と言葉でやりとりできたらもっと楽しいんだけどなあ。
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