【猫】真菌との戦い1−スポッと円形脱毛しちゃいます

1 猫
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こちらの記事では、猫の脱毛や腫れなどの症状の写真が複数あります。気になる方はご覧にならないほうがよろしいかと。

痒みの原因は?

カユカユが酷くてカキカキして掻き壊すことがあった姫ちゃん。一時は、眼の上あたりをよくカキカキしてちょいちょい流血してしまっていました。

保護前はノミにやられてて、その後遺症もあって強い痒みが出ている可能性があるとのことでしたが、耳垢も黒いのがあるし、左眼の上がどんどんハゲてきたので、通院生活が始まりました。

まずはスタンプ検査で、患部の部分をスライドガラスにとって染色して顕微鏡検査するも異常無し。次に、毛をピンセットでむしって顕微鏡で見る被毛検査をするも、こちらも異常無し。

この時点でダニやノミが居るという感じでないが、痒みが強いことと皮膚が赤く腫れていたことから、まずは痒みを抑えるためのステロイド(プレドニゾロン)と、なにかの細菌による反応の可能性があるということで抗生剤(ゼナキル)の服用を開始しました。

親ばかで大変恐縮なのですが、めっちゃ可愛い顔立ちをしている姫ちゃん。腫れとハゲでお岩さんのような状態は、飼い主として心が痛みました。

アトピー性皮膚炎だと長いお付き合いになるけれども、ノミやダニなどの皮膚炎なら治らない病気じゃないからと気を持ち直して治療開始です。掻き壊し防止のためにエリザベスカラー着用の日々が始まります。エリカラはハードタイプに比べて、ソフトタイプはストレスも少なそうでした。

培養検査

一週間後、ステロイドと抗生剤の効果か、赤みはひいてきて痒がることも減ったのですが、なぜかどんどんハゲが拡大…基本、掻き壊し防止のためにエリザベスカラーを着けてもらっていたのですが、ある日突然、姫ちゃんの顔にミステリーサークルのようなハゲが出現!掻き壊しではなくて脱毛というのは、なかなか衝撃的です。こちらはショックを受けてまじまじと姫ちゃんの顔を見るのですが、本ニャンは「ん?」みたいな顔をしています。そりゃそうです、姫ちゃんは鏡を見たりしないからね…

通院して先生は耳ダニを疑い、耳掃除用の薬剤をたっぷりつけた脱脂綿で耳をぐりぐり掃除。あれ、シロウトには絶対出来ないな…先生に聞いたところ、シロウトは綿棒とかで猫の耳の奥を掃除しないほうが良いそうです。せいぜい、手前の方を拭うなどにとどめておいた方が良いとか。

その後、耳の際のところの毛や皮膚を採取してのスクラッチ検査を実施。ただ、こちらもダニや寄生虫は見当たらず、真菌の可能性が高まったとして培養検査に着手。これは皮膚や毛を培地に入れて、菌(=カビ)が繁殖するかどうかを確かめるというもの。ただ菌が育つには2週間くらいかかるということで、それまではステロイドと抗生剤を継続ということに。皮膚炎と言っても色々あるんですな…

真菌がいた!

培養検査してから4日後、珍しいことに動物病院から電話。「姫ちゃんの皮膚から真菌が出ましたので、真菌用のお薬を出します」とのこと。つまり、皮膚炎というよりも、菌=カビが皮膚にいて、それが悪さをしていた(皮膚糸状菌症)ということのようです。1週間待たずに結果が出るとは…元気な真菌だったようです。

培地の中で赤くなってるのが育ったカビ菌

そして、なにより真菌が居るということは、家の中に真菌の胞子があるということなので、毛や埃などカビの栄養になりそうなものは可能な限り除去しろ猫が使った布製品などは塩素等を使って殺菌するのが望ましい猫との濃密な接触は避けろとのお達し。むむー。姫ちゃんを撫でるなというのはなかなか難しいぞ…

とは言え、ハゲた姫ちゃんはあまりにも可哀想なので、できることはしてあげないといけません。まずは衣類の胞子を取るために洗濯の頻度を上げました。特に、姫ちゃんが使ったフリースなどは薄めた塩素系漂白剤に一定時間漬けてから洗濯するようにしました。あとは掃除です。掃除機がけやフローリングへのクイックルワイパーの頻度も上げました。

真菌は、アルコールは効かないということなので、次亜塩素酸水を使うようになりました。

個人的には空間除菌というものを信用していませんが、カーテンやタイルカーペットを気軽に除菌するには、これが一番手軽な気がします。スプレー直後は塩素っぽいニオイはしますが、乾燥すると気にならなくなります。試しに、風呂場の水垢にスプレーしてみましたが、見事に撃退できたので、結構効くようです!これも姫ちゃんが使う毛布などにスプレーしては干したりしてカビ退治したり、クイックルワイパーにもこれをスプレーしてます。

病院でのウッド灯代わりにブラックライトも買って、姫ちゃんの身体もちょいちょい照射。

ただ、真菌の巣みたいなものは見つからなかったです。ライトを当てて、ちょいちょい見つかる埃だかカビだか分からないのは拭い取ったりしてました。

飲み薬と塗り薬で治療

真菌症というのは、人間で言えば水虫。よく言われるようにしつこいヤツです。

飲み薬はイトラコナゾールが処方されました。これ、肝臓には負担がかかるということで、とりあえず3週間で様子見。このお薬、結構お高いです…。

塗り薬はラミシール(テルビナフィン塩酸塩)を処方されました。真菌を疑われる場合は常備しておいた方がいいかもしれません。「水虫治療薬」と大きく書いてるのはちょっとアレですが…

個人的な感想で言えば、先に飲み薬を始めましたが、塗り薬と併用してからの方が経過が良かったような気がします。脱毛などの傾向が出始めた時に塗り薬を使っても効果があるかもしれません。ただ、やっぱり併用のほうが効き目がありそうです。
ただまあ真菌というのはどこにでもいる菌(=カビ)なので、家の中から一掃するのは難しいと思います。掃除や殺菌で絶対量を減らして、治らない病気ではないと思って腰を据えて取り組むしかありません。
猫ちゃんの免疫力が下がった時に症状が出やすいということで、姫ちゃんの場合、季節の変わり目と環境の変化ストレスが強かったことが影響したのかもしれません。愛猫の毛がごそっと抜けると、飼い主としては気落ちしてしまいますが、ここはちょっと落ち着いてやるしかありません。
→ 次回に続きます

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