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【猫】老猫、体重増える

1 猫
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体重増加!

昨日、年内最後(の予定です…)の通院。

久々に体重を計ってもらったところ、3.1キロと久々に3キロの大台を超えました。10日前が2.9キロ、先月の体調不良時は2.6キロまで減っていたので、ぐっと増えました。飼い主としては思わずガッツポーズになりました。

一時は食欲廃絶となり、飲まない食わないで皮下点滴のみで生きながらえていた時は、顔もげっそりし、足の筋肉も痩せて細くなってしまっていましたが、最近は顔つきもふっくらし、脚の筋肉にも水分が含まれている状態です。

元気なころは5キロを超えるそこそこ大型の猫なので、もう少し体重を戻したいところです。

この1ヶ月にやったこと

一度はちょっと治療も諦めかけたこともありましたが、「自力で食べられる」ようにするために、いったんこれまでのことをリセットして、ゼロベースで行動を立て直しました。

毎日の皮下輸液

愛猫に針を刺すことには抵抗があったのですが、もう避けて通れないと判断しました。ただ、これは、通院間隔に起きてしまう脱水の頻度を下げることが出来るので、非常に効果的です。輸液直後は食欲が戻るという経験をしている方も多いのではないでしょうか。食欲を戻すには、脱水状況を解消してあげるのが最初の一歩かと。(脱水が解消されても食欲が戻らない場合は他の原因かと思います)

造血ホルモンの定期的な注射

血を作るホルモンは、腎不全になったらヤラれる腎臓の尿細管間質細胞で作られるため、腎臓機能の低下にともなって造血ホルモンの産生量が減り、貧血になっていきます。そのため、定期的にこれを皮下注射で足してやる必要があります。1週間から10日おきで、一ヶ月程度しか経っていないので血液検査はまだですが、最近は肉球の血色も良くなってきました!最近与えているラプロスはこの尿細管間質細胞を保護する目的もあるため、貧血も改善できると良いのですが…。

ラプロスの再開

腎不全に効くというラプロスですが、低用量ながら再開してそれがいい方向になっている気がします。副作用(?)として、食欲が増えるとか、便がゆるくなる(=便秘症にとっては便が柔らかくなる)等があるようですが、いずれも腎不全のネガティブな症状に対して、良い方向に効いています。

ウェット食

これまでは基本的にドライオンリーでしたが、ウェット食も出すようにしています。栄養分としては多く無いのですが、ウェットは8割以上が水分ですからね…体重がぐっと減った時は、高栄養食も結構使いました。ただ、腎臓サポート食や高栄養食は嗜好性を高めるためか、結構ニオイが強めです…(笑)。

ゴハンの調整

腎臓サポート食のカリカリを主食に、繊維の多い毛玉ケアと、シニア用のフードをブレンドし、飽きないようにちょいちょい配合を変えてます。フリカケ用に、銀のスプーンとかシーバも使ってましたが、最近は煮干しがお好みです。本当は腎臓サポートオンリーにしたほうが良いとは思うのですが、食べてくれないことには…。

老猫は食べないのが悪

この一ヶ月は、「食欲が回復すること」を第一に対応しました。自宅輸液を決断したのも、輸液直後はゴハンを食べることが多かったので、脱水をなくせば食べるようになるということだと考えたためです。食べるようになれば飲水量も増える、ウンチも出る、そうなると食べる量も増える、という好循環が生まれるため、腎不全を良くするというよりも、「食べること」にフォーカスした介護プランを実行しました。

20201122

結果として、この1ヶ月で体重も戻りましたし、体調も安定しています。もちろん、若いころのような元気さはありませんが…、食べる、飲む、出すということを自力で出来るようになって、飼い主としては久々にラクになりました。

どうも体調悪いときの猫を見ていると、食べない時は水もあまり飲まないので、やはり食べることが最重要だと思います。ウチの次男猫の場合、強制給餌には協力してはくれるのですが、しばらくすると吐くんですよねえ…猫の性格によって合う・合わないがあると思います。

一年前の今頃は

去年の今頃は、長女猫が足腰が立たなくなり寝たきりの状態になっていました。

トイレで踏ん張れなくなってから、寝たきりまでは早かったです…。年明け後、今度は長男猫の足腰が立たなくなりました。腎臓の値は長男猫がもともと一番良くなかったので、悪くなるのも早かったです。

当時は自宅輸液は避けていたので、毎晩のように通院して輸液してもらっていましたが、今になって思えば、当時から自宅輸液をやっておけば良かったと思います。

足腰が立たなくなるということは、自力でゴハンを摂れない、水も飲めないということになるので、ひたすら強制給餌をやっていました。これは猫にとっても大変な負担になっていたと思いますが、ご経験のある方はおわかりだと思いますが、強制給餌はやる方にとっても非常にツラい作業です。

その経験があるから、今回の私は自力で食べることにこだわったのかもしれません。

このやり方は我が家の猫の話であって、腎不全でお困りの皆さま全てに当てはまることではないと思います。療養食以外の食べ物は絶対ダメと言う方もいらっしゃいますし、そういう獣医師の方もいらっしゃるかもしれません。

ただまあ、こういうやり方で体重が増えて体調が安定した事例もあるという程度にお読みいただければと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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