次男猫の四十九日
今日は次男猫の四十九日となります。
私自身は、大学はキリスト教系でしたし、年末にはお寺に行くこともなく年初には神社に初詣に行き、田舎にある先祖のお墓参りなんてそれこそ何十年も行ってませんが、それでもなんとなく仏教徒。初七日とか四十九日とかは知ってはいるものの、それがどういう意味があるかは知りませんでしたが、仏事法要において四十九日はかなり重要なんだそうです。
故人の命日から七日ごとに行われる忌日法要の中でも、四十九日法要は最も重要なものとして位置づけられます。故人は初七日を迎えてから7日ごとに、生前に犯した罪を閻魔様によって裁かれ、四十九日をもって来世の行き先が決定されるのです。
次男猫に関して言えば、生前に犯した罪なんてほとんど無いと思います。ウチの猫たち、捕食系の肉食獣のくせに、殺生をしたことがありません。長男猫は弟妹のゴハンを結構盗み食いしてましたが、次男猫は物を盗みもしませんでした。せいぜい、兄妹喧嘩をしたり、いたずらをしたことくらいです。きっと、来世は人間に生まれ変わる(それが幸せかどうかは不明)か、幸せな家猫になるか…閻魔様も罪を犯していない次男猫の希望を聞き届けてくださると思います。次男猫に比べれば私のほうがよっぽど罪深いです。
小さい頃からいいヤツだった次男猫
活発な長男猫に比べて、どちらかというとクールで「静」の次男猫。聞き分けがよく、子猫時代から、夜になってもケージの外で過ごすことを許された最初の猫でした。
茶トラ兄妹は夜に大暴れするのでケージに入れられていましたが、次男猫は人間と一緒に布団で寝ることを許されていました。ただ、朝方になると、ケージの外から「いいだろー」と言わんばかりに茶トラ兄妹を挑発するという底意地の悪いところもありましたが。
シニア期になって慢性腎臓病になったものの、おおよそ12歳になるくらいまではほとんど病気になったことが無い次男猫、毎日、快食快便の健康優良児。
茶トラ兄妹のウンチがややコロコロ系だったのに比べ、次男猫のは水分色艶申し分ない見事な一本糞でトイレ掃除のたびに、「おおお…」という声が漏れるほどのブツでした。ただ、その後、まさかの慢性腎臓病になるとは…もっと早く腎臓に負担の少ないフードに切り替えておけば良かった。
しかし、体力があったおかげか、慢性腎臓病が悪化してからも、兄妹が先に逝ってしまってからも、独り残って頑張ってくれ、19歳の壁も超えました…!
喪中に迎えたお盆
これも調べてみて分かったのですが、四十九日までの期間は忌中となり、四十九日を過ぎていない次男猫の場合、今年のお盆は初盆には当たらず、来年のお盆が初盆になるそうです。いやいや、揃って帰ってきていたと思うんですけどね。
まだ、仏さんになっていない次男猫でしたが、兄妹猫に連れてこられてたのかもしれません。飼い主が仏事に厳密でないせいか、いい加減な運用になってしまっていました。ただ、仏さんになっていようがいまいが、帰ってきてくれて良いのです。
しかしながら…猫が居ない生活というのは味気ないもんですなあ。この四十九日でイヤというほど思い知らされました。
今日は、しっかり線香を焚いて、故猫を偲びます。
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