兄妹でもウンチは全然違った
先代の三兄妹は顔や雰囲気は似ていましたが、性格は全然違ってました。そして、同じ家に住んで同じゴハンを食べて猫団子して同じように暮らしていても、ウンチの色や形、特徴は全然違いました。
上記の表でいえば、長男猫のウンチはタイプ3の極太。男性の親指程度(太!)の太さのがゴロゴロと転がっている感じ。一度、お腹が少々緩いことがあったのですが、マンガに出てくるようなとぐろを巻いたブツを出したことがありました。どうやってやらかしたのか見たかった!
次男猫のは、タイプ4で基本的に一本糞。何度かスマホで画像を撮ってしまったくらい、芸術的に美しいアートのようなブツ。慢性腎臓病が進むまでは、色艶ともに申し分ない健康的なウンチを欠かさずするという健康優良児でした。
長女猫は、タイプ1とタイプ2の中間くらい。兄妹のなかでも食が細かったこともあり、ウンチは不定期でした。ちょっと便秘症だったかも。
三兄妹が健康だった時は、ウンチはして当たり前と思っていましたし、「掃除がめんどくさいな」くらいにしか思っていませんでしたが、慢性腎臓病が進むにつれて「健康なウンチは当たり前ではない」と思うようになりました。
姫ちゃんのウンチは観察対象
看病介護で経験したのは、「猫のウンチは雄弁である」ということ。脱水するとウンチは固くなり、ツヤもなくカサカサした感じになり、スルッと出てくれないのでいきむことになりますが、いきみすぎると嘔吐することもあります。三兄妹はシニアになってからこの「いきみゲロ」が増えました。特に長男猫と次男猫。ウンチが太かったからかな…
姫ちゃんの場合は人間の育児アプリでゴハンの量やオシッコ、ウンチの回数や時間の記録をとっていますが、基本的にはオシッコは1日2回(たまに3回)、ウンチは1日1回(たまにスキップ)という感じです。
姫ちゃんのウンチは、上記の表のタイプ1とタイプ2の中間くらいですが、長女猫よりは太く、ちょっとカサカサした乾き系のウンチです。水分が足りていてもこんな感じ。腸が元気で便から水分をせっせと吸収しているのかもしれません。ただウンチは個体ごとの個性なんだろうと思っていますので、さほど心配はしていません。
我が家の場合、ウンチの状態やオシッコの回数や量によってカリカリのトッピングやオヤツを変えています。
オシッコの量が少ないと水分を摂らせるためにちゅ~る。ウンチの感覚が伸びてきたら毛玉に配慮したオヤツやちゅ~る。ウンチが固めと感じたら乳酸菌のサプリやちゅ~る。猫の水分不足は万病のもと、特に腎臓にはよろしくありませんので、ウェットフードを多めに与えてもいいかもしれません。姫ちゃんもウェットフードを食べてくれると良いのですが、ちゅ~るは食べてもウェットはあんまり食べないのです…
こうしてみると、やっぱりちゅ~るというのは偉大ですね。「●●に配慮」という種類が増えてちょっとした対応が出来るのは本当に素晴らしいと思います。三兄妹も健康な時期からこうしたオヤツで多少なりとも対応出来ていれば、健康な期間がもっと長く続いたかもしれません。
小さな便り、大きな便り
トイレというと、5年前に公開された鉄拳さんのパラパラ漫画。花王さんの「にゃんとも清潔トイレ」のコラボコンテンツですが、当時観てなかった方も、当時観た方も今一度ご覧になってください。涙無しには観られません。
三兄妹が元気だった時、私もこの小さな便りも大きな便りを、この漫画の女性と同じようにただただ片付けて捨ててしまっていましたので、このパラパラ漫画を観た時は本当に落ち込みました。忙しい時のトイレ掃除など、この女性の気持ちも分かるだけに余計に…ただ、この小さな便り、大きな便りにもっと早く気づけなかったものかと。
慢性腎臓病になると多尿になるのでトイレのオシッコ玉も大きくなります。脱水してくるとウンチも固く細くなりますし、便秘もしやすくなります。こうした変化は飼い主が気づく必要があるものです。
私の場合、オシッコが1日3回になった日やウンチが出ない日は「腎臓が悪くなってるんじゃないか」と気をもみますが、これは少々神経過敏かもしれません。
「にゃんとも清潔トイレ」はよく考えられているシステムトイレだと思います。
姫ちゃんは、我が家に来た頃は使ってくれていましたが、鉱物系のほうがお好みらしく、今では使っていません。どうしたものか…捨てるにはデカいんですよね…
腐ったものを腸内に溜めた状態
「チオビタ」で有名な大鵬薬品さんのサイトでは…
「便秘とは腐ったものを腸内に溜めた状態」
と、大変手厳しい言葉で指摘されています。また、以下のような記述も…
女性には「3日以上排便がなければ便秘と考える」人が多いのですが、これは勘違いです。良好な腸内環境であれば、排便は1日1回。食べたものの消化・排便までの時間は24時間が目安ですから。
姫ちゃんは、以前よりウンチの間隔はほぼ毎日になってきていますが、やや固めの傾向がありますので腰を据えて高品質のブツになるように取り組みます。
個人的には、「サツマイモ」と「オクラ」が効果的です、はい。先日見たテレビでは、「便秘には果物のキウイが効く」そうです。キウイフルーツには不溶性食物繊維が豊富なんだそうです。
猫の便秘には小指の先くらいの大きさの「サツマイモ」が効果がありました!
コメント
殿の最期の朝の事
最後のお世話をしている時に私の親指大ほどもある大きなウンチを2つもしました。
その日、殿の死を覚悟していた私は「ああ、そうやって逝くんだね」と涙があふれたのを思い出します。
猫乃三時さん、こんにちは。
おおお…殿らしい…(笑)。身軽になって旅立たれたのですね。
快便自慢だった次男猫も、末期になるともう液状のものしか出せなくなって、
全身使い切ったなあと思ったものです。