食欲不振が続いてました
ここ数日、次男猫の食が細って困ってました。
カリカリは残すし、なんとか食べさせようとフリカケや煮干しのトッピングをすると、それだけ選んで食べて肝心のカリカリを食べてくれない…
最近は、ちゅ~るも完食できず、最後の2口分くらいを残してしまうような状態でした。
ゴハンを食べないと水もあまり飲まなくなります。いくら輸液しているとはいっても、オシッコの回数も量も多いので、腎不全の猫においては大変困ったことになります。
減っていないカリカリを捨てるのが度重なると飼い主の気分も滅入ります。なんかぐったりしている時間も長いし…うーん。
単に胃がムカムカしてるの?
以前に食欲が落ちた時にかかりつけの獣医さんが言ったのは、「腎臓が悪くなるとどうしても胃酸過多になる」という言葉。
私自身、若いころは胃炎持ちで、胃潰瘍になったこともありますが、胃酸過多になると本当に食べられないのを思い出しました。
私自身はピロリ菌を除菌して以来、胃痛からは開放されましたが、胃酸が多い時はやはり食欲が湧きません。空腹感はあるんですが、食欲が湧かないのです。
そう言えば、次男猫も口をぴちゃぴちゃ言わせたり、寝起きでいきなり吐くなどが最近はちょいちょいありました。胃酸過多は、寝起きの時が気持ち悪いのです(経験者談)。
また、胃液を吐くことが増えると、胃液が胃や食道の粘膜を荒らしてしまいますので、余計に不快感が増すことになります。気分も滅入ります。
人間では、腎不全には多い便秘が胃酸過多や逆流性食道炎を引き起こすとも言われています。
というわけで、我が家の常備薬であるファモチジン(ガスターとして有名なH2ブロッカー)を投与してみました。とりあえず朝晩の2回。制酸剤は、胃酸が出やすい空腹時に飲むのが効果的です。
効果は早かった!
思った以上に効果が出るのは早かったです。
投与して1日経ったころから、ちょっとカリカリを食べる量が増えてきました。
昨夜も、カリカリを食べる音が断続的にしていましたし、その後に水を飲む音もしていました。高齢猫の飼い主としては、このゴハンを食べていることが確認できるのは何よりの安定剤になります…。
そして今朝には半日分のカリカリをほぼ完食していました。むしろ、カリカリを食べて満腹なせいか、朝のちゅ~るを残したくらいです。
カリカリを食べると飲む水の量も増えてきます。抱っこした時のスカスカ感も改善してきているようです。
今朝は久々に膝上に乗って甘えてきました。胃腸がスッキリして気分が良いのかもしれません。
食べて飲んで出してくれれば、飼い主としては幸せなのだよ。
腎臓が悪い猫には要注意
吐き気がひどい時、病院だったら注射液で使われるファモチジンですが、吐いた直後でなければ経口投与で問題ないようです。
ただし、この制酸剤のファモチジン、通常は腎臓から排泄されるのですが、腎臓の働きかけが弱っていると、体内に残りやすくなり、血中濃度が高いままに維持されることがあるようです。
たくさん飲ませればよく効くというわけでもなく、比較的長く効くクスリなので、容量については獣医師さんによくよく相談なさってください。
私は自身の通院時に、ファモチジンは少量を処方してもらってます。あると便利なおクスリなので…。動物病院で処方されるとお値段も高いですし(笑)。猫ちゃんの容量を聞いておくと、頓服で使うぶんくらいには便利ですよ。(ただし、自己責任で…)
長期に使う分には、獣医師さんの指示に従ってくださいね。おクスリ全般に言えることですが、腎臓や肝臓がクスリの代謝に影響がありますので、ご注意を。
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「季節の変わり目に」という言葉に釣られましたが、乾燥ビール酵母かあ。栄養もありそだなあ。でも、これって「エビオス」じゃダメなのかしら。
要検討だな…ミネラルかあ…うーむ。
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