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【猫】春先は猫さんの体調にご注意を

1 猫
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老猫は春先が鬼門

まだ次男猫が頑張っていた3年前の2月、当時の私はジェットコースターのように変化する次男猫の体調に右往左往していました。

筋肉質で、かつては体重5.5キロ以上あった次男猫もこの頃には3キロ少しまでに痩せ細ってしまっており、「なんとか3キロを維持しよう」というのがかかりつけ医との合言葉でした。

しかしながら、食べる量が減ると飲む水の量も減ってしまい、そのくせ多尿が収まることはないのでどかんと体重が下がってしまうのです。とにかく食べさせなければ…と、当時のブログの内容はあれこれサプリを試し、少しでも食べてもらえるよう工夫をした記録となっています。どなたかの参考になれば…と思います。

春先は自律神経が乱れる

「春先は眠くて仕方ない…」という方も多いと思います。この時期は寒さが緩んで暖かくなったと思うと急に冷え込んだりという寒暖差も激しく、また日照時間が増えてくることもありこれまでの生活リズムも変わってきます。

動物は自律神経で生命維持が成されています。自律神経がコントロールしている活動は以下のようなものと言われています。

・血圧
・心拍
・体温
・消化
・代謝
・水分と電解質のバランス
・唾液、汗、涙などの体液の分泌
・排尿、排便
・性的反応
・睡眠
・ストレスによる変化への対応

自律神経さんは、24時間365日休まずに「交感神経」(活動系)と「副交感神経」(リラックス系)を調整してこれらを制御しているのですが、どうもあまりにも変化が大きいとこの調整に疲れてくるようなのです。季節の変わり目に出てくる「倦怠感」や「だるさ」はこのためだと言われています。

猫さんの自律神経系の症状としては以下のようなものがあるそうです。

・元気がない
・体重減少
・口腔内の乾燥(唾液の減少)
・誤嚥性肺炎
・心拍数の低下

口腔内の乾燥は結構厄介です。これがあると食欲も出ない…嘔吐による誤嚥性肺炎になると致命的なので、ゴハンのお皿を高くしてあげるなど工夫するのも効果的かと。

姫ちゃんゴハン台は百均セリアのもの。優れものです!

自分も歳をとって感じるのですが、季節の変わり目には滅法弱くなりました。シニア猫さんについて言えば、例えば12歳だと人間で言えば65歳くらいですし、次男猫も19歳の春先は90歳を超えていたはず。今の自分でもそうなんですから、次男猫も春先はそりゃしんどかっただろうなと思います。

急激な変化を避けて

自律神経をどうにかする治療方法は人間にも猫さんにも無いようです。(対症療法はあるでしょうが)

気圧や日照時間の変化についてはどうしようもないのですが、冷え防止については、1日における温度変化を小さくするために空調機器を上手く使うことで緩和することが出来ると思います。冷えは万病の元です。ペット用のホットカーペットは室内すべてを暖めるエアコンやストーブに比べて省エネです。温度設定やタイマーがある機種だとさらに良いかと思います。ペット用のホカペは温度設定に気をつければさほど熱くもなりませんので低温やけどの心配もありません。

冬も終わりになったせいか、特売になっているようです…

3年前の次男猫は2月は乗り切れたのですが、3月になって足腰が立たなくなり、痙攣発作を起こして一時はもうダメかと思うような事態になりました。

頑張ってたなあ、次男猫。そしてその後、不死鳥のように復活した時は本当に嬉しかったなあ…今となっては色々と懐かしい…

春先はホントに注意してください!

 

コメント

  1. 猫乃三時 より:

    次男君、頑張ってましたよね。
    寝たきりになった時はホントにどうしたらいいんだ?
    たけさん、どうするの?
    殿が寝たきりになったらどうしよう?
    どうしたら?どうしたら?と自分と重ねて気が気じゃなかったです。
    だからこそ次男君が復活したときはホントに嬉しくて、訳わかるはずのない相方(嫁さん)に「次男君がな、立ったんだよ!たけさんっていってTwitterでフォローしてる方の猫で、寝たきりになっちゃったんだけど、三猫兄弟で、真ん中で、ウチの三時と同い年でな、よかったよかった」って、会話にならない思いを叫んでましたよw
    相方は「何?泣くほど嬉しいのw」って笑ってました。

    残念ながら殿は寝たきりからは復活しませんでしたが、次男君の事を思い「ひょっとしたら」と復活の可能性に希望が持て介護のモチベーションアップにも繋がりました。
    本当に、みな懐かしい事ばかりです。

    • たけ たけ より:

      猫乃三時さん、こんにちは。

      おお、そんなに喜んでいただけていたとは…!嬉しい限りです!
      「次男君が立ったんだよ!」と言われても奥さんもお困りだったことでしょうw

      あの時はもうほとんど諦めてました。
      身体がぐにゃんぐにゃんになって立ち上がるどころか首を支える力すら入らなくて…
      それが踏ん張ってヨロヨロと立ち上がった時は「奇跡じゃ!」と狂喜したものです。
      (かかりつけ動物病院でも獣医師先生もスタッフもビックリでした)
      「時に猫さんは人間の理解を超えたことをする」ということを改めて感じました。

      しかしこれからの春先はツライお知らせもあるかと思います…

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