老猫飼いの合言葉は高カロリー!
食が細くなった老猫や、腎不全で体重が増えない猫飼いにとっては、キャットフードは高カロリーのものが望ましいところ。
何でも食べて、「もっとクレクレ」という若くて元気なころは、とにかく決まった量以上は食べさせないということが肥満防止の観点で何より大事で、クレクレ言いながら暴れる猫たちをなだめるのが大変でした。当時はそれで頭を悩ませていたものですが、今思えば「なんて幸せだったんだろう」という気がします…。
体調を崩したり、食欲が落ちると、ストンと体重が減ってしまう今となっては、とにかくカロリーを摂らせる必要があります。慢性腎不全になると、多すぎるたんぱく質は腎臓に負担になり、尿毒素を生み出してしまうことから、低たんぱくで高カロリーというのが嬉しい。肥満になりがちな若い頃のフードと全く逆になります!
しかし、どんなに良いフードでも食べてくれなければ意味がありません。とにかく食いつきが良くて高カロリーなフードが望ましく、そういう点でも、これまでちゅ~るの総合栄養食を使ってきました。
メルミル介護期用高栄養食
なんだかんだ言って、ドライフードとは優秀なもので、30gも食べれば100Kcalくらいは摂れます。
高カロリー食で有名なヒルズのa/d缶は、183Kcal/156gなので、カリカリは30gでa/d缶の半分以上のカロリーを摂れるという便利なシロモノなのです。総合栄養食ちゅ~るでいえば、100Kcalは8本分です。うむむ、さすがにこれでは飽きられてしまうかも…しかしながら、カリカリをあまり食べなくなってしまうと、いっぺんにカロリー不足になります。
また、我が家だけではないようなのですが、ウェットを出してもスープばかりを食べてしまい、具を残す猫ちゃんも多いようで、次男猫もソレ。どんなにかき混ぜても具が残されてしまうのです。これでは栄養が足りない…
ということで、今使っているのはペーストのメルミル介護期用の高栄養食です。
まずはお皿から食べてもらいます
総合栄養食につき、栄養バランスはOK
歯が弱くなったシニア猫でも、なめて食べられるペーストタイプのウェットフード。 腎臓と心臓の健康維持に配慮し、シニア猫に最適な栄養バランスに調整した総合栄養食。
(筆者中略)
たんぱく質 6.0%以上 脂質 4.5%以上 粗繊維 0.5%以下 灰分 4.0%以下 水分 80.0%以下 リン 0.17%標準値 ナトリウム 0.06%標準値
出典 : キャネット<メルミル>介護期用 まぐろ
昨今、ヒルズのa/d缶などが品薄になっていますが、こちらの製品は通販でも普通に入手でき、価格も安定していて、カロリーあたりのコスパは最高なんじゃないでしょうか…!
また、腎不全の猫ちゃん向けの最後の砦と言われるのが、ロイヤルカナンの腎臓リキッドです。猫用ミルクが好きな猫ちゃんにはこちらも良いかと思います。ただ、次男猫は乳製品はどうも駄目なのでこちらは使いにくいのです。お値段もネックです…。
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